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第11回レッスン

今日は久しぶりに快晴の土曜日となった。こんな日はギターを弾くより山登りでもして紅葉を見た方が良いのかもしれない等と思いつつもレッスンへと表参道に向かった。
丁度大井さんがF.ソルの「マルボローは戦争に行った(?)」をレッスン中だった。
先生からのアドバイスで参考になったのは次の2点。
この時代の装飾音は早く弾く。
ハーモニクスについて、今まで弦のバラツキせいとばかり思い込んでいた左手の弦を触れる位置の微妙な違いが、実はフレットが平均律で埋め込まれているのに対し、弦が純正律(?)で作られていることによる差によるものであるという説明を聞く。具体的には5フレット、7フレットや12フレットはフレットのほぼ真上で良いが、3フレットはサウンドホール寄り、4フレットはヘッド寄り、9フレットは4フレットと同じくヘッド寄りを左指先が触れた方が、綺麗にはっきりとしたハーモニクス音が出せる。
ハーモニクスのツボの話は、説明を聞くまで全く考えもしなかった。ギターのフレッティングが悪いのか、弦のロット間のバラツキによるものだろうぐらいにしか考えていなかっただけに驚きである。それとも案外知っている人は知ってる話?なんだろうか。

 プレリュードBWV.999、フーガBWV.1000〜J.S.バッハ作曲

前回阿部保夫編曲の演奏会用バッハ名曲選集(全音楽譜)使用(フーガはBWV.1001)した為、今回偶然見つけた現代ギターのバックナンバーの付録についていた楽譜に1000番のフーガの譜面があった事からレッスンした。昨日会社をサボって練習したお陰か先週よりは音楽に集中出来た。それとスラーが減ったせいもあってか弾きやすく感じた。練習量の影響も多分にあるが。

 フーガ
細かい点は前回指摘を受けていたので今回は、アポジャトゥーラとフレージング、音量の強弱等の注意が殆ど。
スラーは16分音符4つの連続では1〜2はOK、2〜3ではスラーつけない。
臨時記号の音を強めに。
カデンツ(X→T等)の時にデクレッシェンド
バイオリニストのシゲティのバッハの作品に対する考え方や小林道夫さんの同じくバッハの作品の演奏の仕方などの話(一言で言えば、いずれも譜面通り演奏すれば余計なことを考えたり手を入れたりする必要は無いという説)が興味深かった。一方演奏が、単調になりがちな点をいかにフレージング等でカバーするか等の話をした。

リフレクション〜A.ヨーク作曲
ハーモニクスを多用する個所が結構難しい。ゆっくりした曲だがメロディ、コード進行が好きなので先週現代ギター社で楽譜を手に入れ早速レッスンした。
内声部の音価について1箇所譜面通り伸ばすよう指摘を受けた。完璧と言われたが、中間部の難所の克服が課題。弾きこみしかないかな。

サンバースト〜A.ヨーク作曲

譜面の暗譜ミスを中心に指摘していただく。
出だしの4拍目のソ→ラに1弦のレの音を加えて弾いてしまっていた点指摘。
11小節目4拍目の和音(ソシ#ド)を伸ばす。
30小節目のミソの和音の間はスラーが無い。(タイの付け忘れだろうかという指摘が先生よりありヨーク本人の演奏で確認することにした。
37小節目2拍目の低音はラD弦ではなくレE弦。
38小節1拍目から2拍目へ続く8分音符3つは全てスラー。
40小節目3,4拍目の和音もスラー。
43からの低音の早い動きが続く個所は、余り早く弾きすぎない方が良いとのアドバイス。ジョンのサンバーストを鎌田先生はヨーロッパで聞かれており、ゆったりとしたテンポで演奏していた由。又ラッセルが、コユンババの最終楽章を余りにも早く弾き過ぎるよりやや遅めのテンポでしっかりした音で演奏した方が、迫力が出るとの指摘があった等の話を引き合いに出された。
確かにそれまでのテンポを維持するとやたら早く弾かないといけなくなってしまう個所ではあるが、ヨーク自身もここはテンポをやや落として弾いており、しっかりした音で確実に弾くよう心がけたい。
58小節目スラーの位置と最後の音がラではなくド#である旨指摘される。

レッスン時での具体的な指摘もさることながら、先生に聞いてもらってアドバイスを頂く事のプラス面は、計り知れない。自分自身の練習に対する大きな動機付けになっている事もプラス面の一つだが、一人で漫然と弾いていた時より特に表現方法の点で進歩した気がする。来月17日ホームコンサートをやる予定だが、当分その為の練習としてコンサートで弾く曲(レッスンで過去に受けたレパートリー)を再度復習する予定。コンサートの曲目の内、大聖堂だけ先生のレッスンを受けていないので来週受けるつもりだ。

おまけ

忘年会の日程〜12月の土曜日のいずれかに決めることになった。ギター好きばかり集まるので本当に楽しみ。先週の打ち上げも面白かったし。何はともあれそれまでには、注射を打たなくても済む様、体調を整えねば。それにしても鎌田さんの好物の一つが辛子高菜とは。痛風の再発にはくれぐれもお気をつけ下さい。