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第５１回ＬＥＣＧＣ

出　演
金　庸太＆中澤厚志


　２００２．２．２４（日曜日）１４：３０　開演　　

大倉山記念館




プログラム

第一部　中澤厚志ギターソロ
アンダンテラルゴOp．５−５	Ｆ．ソル作曲
フリア・フロリダ	Ａ．バリオス作曲
スペイン舞曲第5番	グラナドス作曲
練習曲第11番	ビラロボス作曲
イギリス組曲	デュアルテ作曲
舞踏礼賛	ブローウェル作曲
第ニ部　金　庸太ギターソロ
EL JARDIN LINDARAJA	EDUARDO MORALES作曲
ソナタ	Ａ．ホセ作曲
二つのリディア調の唄	ダンジェロ作曲

アンコール（ギタ菌さん）

愛の賛歌〜ディアンス編
天使の死〜アストルピアソラ

ギタリスト増渕さん主催のLECGCコンサートは、無事終了!　ギター関係者も大勢集まり、大倉山記念館のホールで素敵なひと時を過ごすことが出来ました。なか☆ぴーさん、ギタ菌さん本当にありがとうございました。 大倉山記念館は東横線の大倉山駅から線路沿いに坂道を登りきった丘の上にある素敵な洋館です。教会のような作りで中央が吹き抜けになっておりとても雰囲気のある空間でした。ただ残響が少ない為、奏者の技量がかなりはっきりと聴衆に伝わるという意味では厳しい会場かもしれません。そうした中でコンサート前半、なか☆ぴーさんは最初ややあがっておられるように見えましたが、いざギターを弾き始めると綺麗な音で終始落ち着いた演奏を聞かせてくれました。最後のブローウェルでは、手馴れた演奏でエンディングに向かってドライブ感も感じられ、きっちりと締めくくってくれました。 後半プログラムの前にコーヒータイムが用意されており別室でお茶菓子を取りながらしばし歓談。嫌がる坪川真理子さんとしっかりツーショットを取らせて貰いました。坪川さん、写真はアップしませんのでご安心を。（笑）記念に、なか☆ぴーさんとの美しき師弟愛溢れるツーショット写真を後日進呈いたします。それからえみぃさんの可愛い娘さんあやぁちゃんから素敵なプレゼントを頂きました。この場をお借りしてお礼申し上げます。 後半の金さんのプログラムは曲数こそ少ないものの大曲揃いで、アンコール2曲を含め一夜のコンサートに匹敵する充実した内容でした。冒頭のモラレスは以前聴いた演奏より格段に進化していたし、続くホセのソナタはテンポ感が過去に聴いたどの演奏よりも素晴らしい出来。1曲目の難しいアルペジオが連続するパッセージが生み出す緊張感から弛緩する瞬間の美しさ、悲しみのパバーヌで聴く透明な音が織りなす立体感溢れるハーモニー、最終楽章では早いスケールとラスゲアードが交互に続く難しいパッセージからエンディングの和音まで、圧倒的なスピードと迫力で一気に弾き切り、20分もの大曲が短く感じる超名演でした。 ダンジェロは変調弦のハーモニクスがどこか懐かしさを感じさせる日本的な響きから始まり、葛藤する中間部を経て、複雑なアルペジオとスラーが交差する終盤まで音が幾重にも絡み合って美しい織物を見ているようでした。何度聴いてもこの曲は素晴らしい名曲です。 アンコールは、それまでのプログラムがやや重い内容だったこともあって、調弦を大きく変えずに弾けるという説明の後、ディアンス編の愛の賛歌が演奏され会場は一転して和やかな雰囲気に。アンコール2曲目、ピアソラの天使の死を素晴らしくカッコいい演奏で締めくくってくれました。特に出だしの質感溢れる早いピチカートから一気に鬼気迫るピアソラの世界に没入、会場の空気が一変してしまったのが印象的でした。 コンサート終了後、大倉山駅近くの飲み屋に移動し、１７名参加の打ち上げ。（写真参照） triさんやたぬたぬさんにも初めてお会い出来たし、たぬたぬさんのお師匠さんであるギタリスト榎本先生の楽しいお話を拝聴することが出来ました。かつてのギター界の懐かしくもハチャメチャな話題に花が咲き、ギター界今昔物語で一冊本がかけそうなくらい可笑しいネタのオンパレード。坪川真理子さんから3月1日GGサロンで行われる女流ギタリスト4人のアンサンブル名をどうするかって話題がでましたが・・結局ネーミングはどうなったんだっけ。新井伴典君の佐々木先生のお茶目なレッスンの話やプロならではの貴重な演奏法や、爪のメンテナンスの話まで、いやはやなんとも楽しい夕べで、久々に憂鬱な日曜日が楽しい夜に変わりました。磯野鉄男さんや増淵さんとも今回はじめてお話することも出来、大変収穫の多い一日でした。

Photography


これが大倉山記念館


演奏を終えてホッと一息のなか☆ぴーさん



なんか映画タイタニックの１シーンみたい(^^ゞ





いやー昔話に花が咲いて咲いて・・


なんかこちらは神妙な顔してます



で借りてきた猫状態の・・金さん



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