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稲垣 稔
ギターコンサート
当日券だった為、この位置でコンサートを聴きました。
でも稲垣さんの右手のタッチを拝見するのにはとても良い席でした^^;
ザ・フェニックスホール
2004.5.20(木曜日)19:00 開演
プログラム
ラ・フレスコヴァルダ(アリアと変奏) |
フレスコヴァルディ |
「ギターの為の12の歌から」 オーバー・ザ・レインボー 失われた恋 サマータイム ヒア・ゼア・アンド・エヴリウェア |
武満 徹 |
スペイン舞曲第5番 アンダルーサ−祈り |
グラナドス |
南のソナチネ |
ポンセ |
休憩 |
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中南米前奏曲集 |
カルレヴァーロ |
マリーア アルハンブラ宮殿の思い出 ワルツ二長調 |
タレガ |
フォリアの主題による変奏とフーガ |
ポンセ |
あいにくの雨だったが、会社のある淀屋橋から歩いてフェニックスホールへ、途中大使館前付近で道に迷ったが無事たどり着く。淀屋橋から歩くより梅田まで地下鉄に乗ってバックすべきだったか・・。何はともあれGGサマースクール以来の稲垣さんのギター。大阪転勤の楽しみの一つが稲垣さんのコンサートに足を運びやすくなったことなのだから。 高度なテクニックと美しい音・・・一度でも稲垣氏の演奏に触れた人ならば氏のギターが世界のトップレベルにあることは疑わないだろう。ストイック過ぎる印象もあるが、ギターに対する真摯な姿勢がそうさせているのだと思う。 南のソナチネとカルレヴァーロがこの日の白眉。この日の出来に、稲垣さん自身、余り満足されてはいないと思うが・・僕は結構満足した。氏の内面の葛藤みたいなものがエンディングのフォリアで出ていてフーガでの傷も一瞬氏の人間性に触れられたような気がしたからだ。アンコールで久し振りに稲垣さんの肉声を聞けた。2曲目のレリッシュは僕の知っているテンポより随分早い。最後のカヴァティーナではステージ後方のカーテンが上がりガラス越しに見える大阪の夜景を背に氏の美しい音がホール天井まで響き渡った。 今回初めてminamiさんご夫婦とお会いし、サリエリさんと4人で演奏終了後、食事をした。ネットやギターのお陰で見知らぬ土地でも人との交流の場が広がるのは本当に素晴らしいこと。この日はコンサート会場で大学の一年先輩から10数年ぶりに声をかけられるというオマケまで付いた。広いようで本当に世間は狭い! |