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Pino Eterna
CD発売記念コンサート

かん芸館
 
2004.4 23(金曜日)19:00 開演  





プログラム
  

ポーランド風パルティー

   
G.Ph.テレマン

序奏とファンダンゴ

ボッケリーニ

イタリア協奏曲

J.S.Bach

Cofee time

月の光

ドビュッシー

アヴィラの踊り

I .プレスティー

亡き皇女のためのパバーヌ

ラヴェル

はかなき人生より
スペイン舞曲第一番

恋は魔術師より
火祭りの踊り
M.de ファリャ

アンコール

フール・オン・ザ・ヒル



夫婦でデュオが出来るなんてとても羨ましい話・・松永氏の演奏はCDで聴いたことがあるが、奥さんとの二重奏を聴くのは初めて。松永氏が、曲の順番を間違えて弾き始めてしまったり、(やはり同氏が)調弦をし忘れて弾き始め、奥様から厳しい視線が飛んだりと・・なかなか普段のステージでは見ることの出来ないような(笑)ハプニングもあったが、かえって氏の人柄が偲ばれ、とてもアットホームな雰囲気の良いコンサートとなった。なかでも傑作だったのは二部開始早々、二人が誤って相手の楽器で弾き始めてしまったこと。楽器が違っていたことに気づいて思わず夫婦で顔を見合わせ噴き出してしまったのには場内大笑い。何でも以前はお互い相手の楽器を使っていたらしいから弾き始めるまで楽器の間違いに気がつかなかったのも止むを得ないことだったのかもしれない。一部のバッハは原曲に出来る限り忠実な音を再現する為、ハ長調にアレンジされていたのが興味深かった。個人的にはこの日のプログラムでは月の光と火祭りの踊りが一番印象に残った。プレスティとラゴヤの演奏を彷彿とさせる演奏で、月の光は特に松永氏のギターの音色の美しさが光っていたし、火祭りでは二人のテクニックが冴え、息の合ったスリリングな演奏を聴くことが出来た。それにしても火祭りの踊り・・難しい曲だけどいつかやれたらいいな。