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アルゼンチンの俊英ギタリスト
パブロ・マルケス



GGサロン

 
2004.12. 9(木曜日)19:00 開演
  



プログラム
  

●アルゼンチン北西部サルタ地方の音楽

ブーナとカルージョ<練習曲>
   


カントール

カミーノ・ア・スクレ<バイレシート>
E.ファルー

ミエレーロ・ソイ<チャカレーラ>

ウリブル

ラ・ノチェーラ<サンバ>

カベサ〜マルケス編

ビダーラ・バラ・ミ・ソンブラ<ビダーラ>

エスビノーサ〜マルケス〜J.ファルー編
コラソナンド<チャカレーラ・トゥルンカ>

レギサモン〜マルケス編
エル・シルバドール<サンバ>

レギサモン〜マルケス編
休憩

5つの小品

ピアソラ

ソナタOp.47

ヒナステラ

第一部でプログラムに無い曲が2曲ぐらい演奏されたけど曲名聞き取れず・・
オマケに過労と睡眠不足で意識が殆ど無かった僕は何も覚えていません
もったいないことしました(泣)


アンコール

ヒナステラの作品で
確か二曲目はミロンガだったような・・^^;
ボーっとしてて覚えてません






ポチの足跡への自分の書き込みを時系列で・・・手抜きだな(ーー;)

1.直後の感想
も〜ノックアウト!フィナーレのヒナステラでは呼吸が止まりそうでした…世界は広いです、ホント!

2.やや遅れて追加書き込み
今夜のGGサロンの聴衆は有名ギタリスト多数、豪華メンバーでした(^◇^)久しぶりに色々なギタリストと会えて楽しかったです。山村君、手が早く良くなりますように
>Sルさん
あきこっ娘ちゃんにもようやく会えたし、まりちゃんも
それから久しぶりにKご夫妻とお話できました。


3.一夜明けての書き込み
パブロ君は繊細さと破壊的とも言えるパッションが同居する今までに聴いたことのないタイプのギタリストでした。プログラム前半は睡眠不足が祟って意識が途中で無くなる時間があったけどピアソラとヒナステラは彼のすさまじいまでの気迫に圧倒されました。きっと彼は演奏を通して伝えたいことや描きたい世界がものすごく大きくて、ギター一本では表現しきれないもどかしさみたいなものまで伝わってきた気がしたけど・・。それから僕の気のせいかもしれないけど彼の右手のタッチは左手に比べて弱く感じたというか・・見えました。無論、それは彼の右手のタッチが弱いのではなく左手が表現したい世界と右手から実際に出てくる音のバランスが取れていないせいじゃないかなって・・おまけに右手指の動きがすごくコンパクトでばたつきが無いから尚更そんな印象を持ってしまうのかもしれないんだけどね


4.改めて振り返って
前半は正直睡眠不足との戦いで演奏に集中出来なかったことから感想を書く資格がない。プログラムも眠りを誘うかのごとくロマンチックな曲調の作品が続いていて途中完全に意識が無くなっていた。ただ左手の強い人だなという印象が残っている。二部に入りようやく眼が覚める。パブロ君の演奏は最初から最後まで
情熱のほとばしり出るような激しい演奏だった。細かい音が続くフレーズはとにかく早い。僕がこれまで聞いたヒナステラの演奏では一番早かったと思う。途中早すぎたせいか、フィナーレで演奏がやや雑になってしまったのが残念だったが彼のパッションがミスを跳ね返していた。メカニックでは右手指の動きがすごく小さく、一番前で聞いていたのにタッチが良く見えなかった。そのせいかどうか分からないが、余り音量は大きいとは思わなかった。ただフィナーレのヒナステラではギターを壊しかねない程、激しくギターを鳴らしていた。楽器の限界ギリギリまで・・・。彼の右手のタッチを見ていると彼の音楽的要求は楽器の性能をはるかに超えていて、ギター一本では表現し得ないレベル・・とてもスケールの大きな音楽世界をイメージしているのではないかと思う。演奏の良し悪しよりも、奏者のすさまじいまでの燃焼振りが心に残ったコンサートだった日本ではその存在すら余り知られていないがギタ菌さんのお陰でこんな素晴らしい逸材の演奏を聴くことが出来た。感謝したい。