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GGサロン・コンサート
CD発売記念コンサート
出演 高田元太郎
ゲスト 啼鵬(バンドネオン)
2001.10.20(土曜日) 18:00開演
プログラム
第一部 |
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ラ・クンパルシータ |
ロドリゲス作曲 |
ラ・カチーラ |
アローラス作曲 |
タンゴの歴史より<カフェ1930><ナイトクラブ1960> |
アストル・ピアソラ作曲 |
エル・チョクロ |
ビジョルド作曲 |
軍靴の響き |
モレス作曲 |
ラ・トランペーラ |
トロイロ作曲 |
第二部 |
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ブエノスアイレスの四季〜秋・冬・春・夏 (ギターソロ) |
アストル・ピアソラ作曲 アサド編 |
高原の秋 (バンドネオンソロ) |
啼鵬作曲 |
オブリビオン(忘却) |
アストル・ピアソラ作曲 |
リベルタンゴ |
アストル・ピアソラ作曲 |
アンコール アルフォンシーナと海(ギターソロ) 両親の家(バンドネオンソロ) デュオで曲名聴きそびれた・・でもとても良い曲でした(凹) ![]() Tajさんが教えてくれました。Thank you♪ ガルデル作曲「想いの届く日」だそうです。なんてロマンチックな! オイラの想いも届くかな・・一体誰にって。勿論カミサン。(スリスリ) |
アリエル・ラミレス作曲 コビアン作曲 |
バンドネオンとギターでこんなに楽しいアンサンブルが聴けるなんて・・・・セルシェルのCDでギターとバンドネオンの演奏を聞いたことはあるが余りよい印象は無かった為、今日のコンサートも一体どんな演奏になるのか正直言って今一不安だった。ゲストの啼鵬さんの説明にもあったがアルゼンチンではギターとバンドネオンの組み合わせは極めて一般的なスタイルだが日本ではめったに聞かれない。GGサロンでもギターとバンドネオンのコンサートは今回がはじめてとのこと。 会場はほぼ満席、開場前から狭い階段に列が出来ていた。最前列席から埋まっていったのは最近のGGサロンコンサートでは全席指定のケースをのぞけば珍しい気がする。二人の熱心なファンがいる証拠だろう。私は前から2列目で聴くことが出来た。 啼鵬さんは予想していたよりずっと若い方で、啼鵬という名前は彼のお父様の名前(読み)を取って漢字だけ当て字に変えたらしい。 途中のMCでもご本人は人前で喋るのが苦手だといっておられたが高田さんの突っ込み?に対し独特の柔らかい受け答えが場内の笑いを誘っていた。 音量のバランスは予想以上にギターがよく聴こえて、バンドネオンがメロディーを担当する部分でも高田さんのギターが常にアンサンブルをリードしていたのに驚かされた。高田さんはやはりライブが合う人だと思っていたが予想以上。高田さんのパッションが今回もGGサロンで炸裂、単なるクラシックのコンサートには無い独特のライブ感に浸れ大満足。 演奏は曲間に高田さんと啼鵬さんのトークが入り、まるでFMの公開番組を見ているような雰囲気で進行。 どの曲も素晴らしく、一つ一つコメントするのも野暮な話なので気に入った曲だけ並べると、第一部ではタンゴの歴史を除く全て。第二部はオブリビオンが好きな曲でもあったせいか一番印象に残った。タンゴの歴史の演奏は勿論悪くは無かったのだがフルートやバイオリンで聴き慣れたせいかバンドネオンの音がやや薄っぺらに聴こえてしまった。高田さんのソロではブエノスアイレスの秋。コレを聴きたくて来たようなもの。秋が終わった途端、高田さんが立ち上がって礼をされ思わず拍手が起こるほど高田さん自身、四季の中でも秋は格別の思い入れがある曲なのかもしれない。 啼鵬さんのアレンジの良さも光っていたが、ギターが単なる伴奏に終わらず強烈に自己主張していたのはやはり高田さんの技量が優れているからだろう。こんなコンサートには余計な感想など書かずに楽しかったって一言書くのが一番。高田さん&啼鵬さんの次回のライブはいつなのかな。次回はカミサンや娘達を連れて聴きに来なくっちゃ。 |