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ひとりごと    2000年6月分

(6月30日)
早いものでもう明日から7月。
2000年も前半の折り返し地点に立った。
今年は4月以降だけでも職場の異動や祖母の死等、公私共に色々な出来事が有り、
慌しい日々が続いている。
まあその間相変わらずのギター三昧で大学ギター部OB発表会に出る等ギター中心
の生活は変わっていないが。
今日久しぶりに早く帰宅、ナイター中継を見ながら食事とギター練習・・・とのんびり
過ごした。巨人打線も爆発したし。
つい今しがた次女を迎えに塾まで行って帰ってきた所。
次女は公立中学2年だが、学校が大分荒れていて授業をまともに聞いていられないらしく
仕方が無いのでこのところ連日塾で遅くまで勉強している。
長女と同じ中学だが、長女の時にも一部の生徒が騒いでいたらしいが、生来ののんびり屋、
マイペース人間の娘は、周りがどんなに騒ごうが知ったことかと親にも学校の様子を一切
話さなかった。そんな訳で最近まで私も家内も学校の様子を知らなかった。
無責任、放任主義と言われればそれまでだが、最近の青少年の犯罪を見ていると
娘の学校とて例外ではないのは当然か。
娘達が揃って合気道と空手を始めたのも学校が荒れているのと全く無関係とは言えない
かもしれない。いじめられている気配が無いのがせめてもの救いだが。
娘に言わせると先生も可哀想だとか。
社会で揉まれていない先生達に今の生徒達の手綱をしっかり掴んで指導していくのは
所詮無理なのかもしれない。やはり家庭の躾の問題だろう。
ギターの音だけでなく娘達の会話にも耳を澄ませねばとしみじみ思う今日この頃。
        
(6月25日)
昨日(土曜)アルペジオの練習に参加。
今月は変則的で二週連続出席。
卒業写真、All by myself、ジェラシー、マドリガルを合わせたが
串田さんの指導のせいか段段と形になってきた。
そろそろ次の新曲を練習初めてもいい頃か。
それと暑気払いの方もボチボチ・・。
話は変わるが娘二人がそれぞれ合気道と空手を始めたらしい。
らしいというのは人に知られたくないようなことを本人達が言っているからだが
長女は水泳部、次女はバレーボール部に入っているが
それだけでは物足りないようだ。一体誰に似たのやら。
自分の感覚では女の子が格闘技などやるもんじゃないと思っていたが
話を聞くとどちらも型中心で殴りあいをする訳ではなく(当然だが)
インストラクターも女性の先生がいて心配する程のことも無さそう?
音楽の世界も女性の台頭が目覚しい。
女性の進出が遅れているのは爺さんばかりの政界ぐらいか。
選択肢がありそうでない選挙、さて誰に投票するか。
                                       
(6月22日)
蒸し暑い日が続く。
梅雨だから仕方ないとはいえこの時期の出張はこたえる。
今週は東京〜九州〜東京〜大阪〜東京と移動続きで
しかも遅い飛行機や、始発ののぞみ使用の出張の為
いささか睡眠不足気味。
ギターも殆ど触る暇が無い。
それにしてもスペインの夏は恐ろしく暑いようだ。
50℃の気温というのはちょっと想像出来ない。
夏休みに行こうと思っていたが、そんな暑い所に高いお金を払ってまで
行くのも考え物。秋に延期するか迷うところだがそうすると
今度は娘二人が学校で行けないし・・・。
自分ひとりで行くなんていったらかみさん怒るだろうな。

(6月17日)
久しぶりにアルペジオの練習に参加。
やはり気心の知れたメンバーとの合奏はいい。
ユーミンの卒業写真がとても心地よく響いた。
串田さんの腰痛も峠を越したようで今日の指揮振りを見る限り
心配なさそう。また二重奏の新たなレパートリーを開拓しなくては。
今日合奏練習前にピアソラの「来るべき者」を始めて合わせてみた。
二人とも初見の為、楽しむ余裕はまだないが、楽譜から想像していた
より難しい。ピアソラは、二人にとって初めてのレパートリーでもあり
雰囲気をつかむまで時間が掛かりそう。
驚いたのは皇太后様のご逝去に伴い練習場所の座間青少年センターの職員から
ギターの音量が外に漏れないよう窓やドアをしっかり閉めて下さいといわれたこと。
確かに賑やかなパレードとか公の場での華やかな記念行事等を自粛するのは
理解出来なくもないが3階の窓から漏れるクラシックギターの音に気づく
通行人が果たしているだろうか。
おまけにエアコンが入っていないので蒸し風呂状態。
役所の人間の感覚はどうにも理解出来ない。

(6月14日)
会社の近くの図書館で渡辺香津美と山下和仁の対談をまとめた本を偶然見つけた。
ギター談義という本で、渡辺28歳、山下20歳とあるから随分古い本だ。
当時の会話にちょうどウォークマンが流行りだしたと書かれているからかれこれ20年前
頃に書かれた本だと思う。 
山下はパリコンを制覇した直後で、読んでるほうが恥ずかしくなるほど一途なギター
青年だったことがよくわかる。特に彼のセゴビアに対する思いは、尋常でない。
山下がギターを始めたのが8歳。おまけに最初に手がけたのがあの禁じられた遊び。
当時はそれ程珍しくはないが彼の育った環境からするとちょっと意外だった。
しかも彼は父親が長崎ギター音楽院の指導者という恵まれた環境にいたにも関わらず
自分が弾きたい曲だけ大曲でもなんでもトライしていたとの事。
渡辺香津美が、ジャズの即興演奏について第三者から適当に弾けばいいのかと
いわれた事に対して、適当な演奏等無いというコメントを載せているのが面白かった。
「おやつ」というタイトルのアルバムが、私が持っている彼のアルバム中で一番のお気に入り。
彼の人間性が演奏だけでなく当時の発言からも良く伝わってくる。
彼の生演奏を聞いてみたい。

(6月12日)
四十九日から帰ってきた所。
祐天寺で聞くお経がやけに心に残った。
お上人一人の声とは思えぬほど響きが良い。

ところで以前からやろうと思っていたことだが、コンチェルトのカラオケをMIDIファイルにして
一人でギター協奏曲を弾くというプロジェクトをやろうかと考えている。
手始めはアランフェスじゃなくテデスコの3楽章。
コンサートでもバックにMIDIファイル流して一人コンチェルトをやってみたいな。
でもカラオケMIDI、誰か作ってくれてる人いないかな?知ってる人いたら教えてくれませんか。

(6月11日)
梅雨入り最初の日曜日は朝から雨。
久しぶりにクラシック以外のCDを買った。
今更だがクラプトンのアンプラグド。ついでにアメリカの名前のない馬。
3枚買えばもう1枚もらえるという広告につられたが、結局この2枚しか
買わなかった。
プレステ2は、相変わらず品切れ。いつになったら買えるやら。
クラプトンも本当はDVDが買いたかったのに衝動買いしてしまった。
名前のない馬は、中学3年の時にヒットした懐かしい思い出の曲。
実を言うとこの曲を弾く為だけに我が家にはタカミネのアコースチックギターがある。
クラプトンといえば、高校時代クリームでのギンギンのギタープレーを聴きまくった。
学校の視聴覚室にLPを持ち込んで友達と先生に内緒でよく聴いた思い出がある。
学校の昼休みには、クラプトンの愛しのレイラが流れていたっけ。
そういえば今日は父の日だった。娘達からお父さんゴメン、忘れてたと言われるまで
自分でもすっかり忘れてた。
明日は祖母の四十九日。
月日のたつのは本当に早い。

(6月9日)
今朝の朝刊で指揮者兼バイオリニストのメニューインのことについて書かれた記事を読んだ。
記事を書いたのはメニューインからレッスンを受けた日本人バイオリニストだが、
その中でメニューインのレッスン時の言葉が印象的だった。
確か「バイオリンが好きで、身体の一部になっているなら疲れていようが、たとえ弾きたくなくても
毎日身体を動かすように楽器を練習しなさい」みたいな事を彼の生徒達にメニューインが
語っていたという内容だったと思う。
最近仕事が忙しいせいもあって平日の練習に実が入らない。
ギターを弾くとすぐに眠くなってしまうし集中力が続かない。
当分人前で演奏する予定も無いし明日土曜日は久しぶりに新曲の練習でもするか。

(6月6日)
おのさんの録音してくれたMP3ファイル聴きました。
機材がいいのか録音技術のせいなのかわかりませんが圧縮している割に
音がいいですね。
演奏は別・・・ですが。
相変わらず本番走って自滅するパターンが私は多いと改めて実感しました。
心拍数が早くなっているのが原因なんでしょうか。
自分では早く弾いているつもりが全くないのにこうして録音を聴くと自分のイメージ
よりかなり早く弾いているなと感じます。

田嶋さん、アメリカへ無事出発or帰国されたでしょうか。
宴の後といった感じで、(私は打ち上げ欠席組みでしたが)自分でもよく
わかりませんが何となく寂しい気がしています。
今回の発表会は、OB合奏に参加したことで、今まで以上に若い人達と話す機会が持てて
すごく刺激になりました。
反面こうして現実の生活に戻ってみると、演奏会自体、ちょっと現実感が伴わないような
奇妙な感じ・・・・大袈裟に聞こえるかもしれませんが、そんな気がします。

(6月4日)
昨日6月3日大学ギター部OB会の第6回OB発表会が終了しました。
場所は南大沢駅近くの南大沢駅前フレスコビルの中にある福祉センター交流ホール。
直前の雰囲気では聴衆はガラガラかとかと思いきや現役生が大勢来場して
くれたお陰で会場はほぼ満席、盛況に終わりました。

詳細はコンサート便りにアップしました。
コンサートを終えるといつも感じることですが、どうして本番になると普段通り
弾けないのだろうかということ。
本番の方が緊張して良い演奏が出来るというプロギタリストの発言を雑誌等で
読むと本当に不思議な気がします。
子供の頃から人前で弾く習慣を身に付けるのが一番だとかこれもまた昔何かで
読んだ記憶があります。
そういえば人前でしゃべるのもどちらかといえば苦手だし、ギターも一緒かなって
妙に納得。ゴルフの朝一番のティーショットとも相通ずるものがあります。
ギャラリーが多い方が飛距離が出るなんて人はコンサートギタリスト向きかな。

20年以上ぶりに、大先輩の鮫島さんに会場でお会いすることが出来ました。
すぐに帰られてしまったのでゆっくりお話が出来ませんでしたが
相変わらずお元気そうでした。
同期の広瀬君が家族連れで来ると言っていたのですが、見当たりませんでした。
都合が悪くなったのでしょうか?
間違って大学ホールに行っていないかちょっと心配。

(6月2日)
6月入りしましたが、新しいMP3ファイルは未だ出来てません。
やっぱり毎月新曲アップするのはしんどいですね。
それでなくても自分の演奏を、客観的に聴くのは精神衛生上良くない。
下手くそでなかなか公開する気になれない・・・けど公開してしまった。
ポンセも録音したものの満足のいく演奏が出来なくてアップしようか迷うところです。
でもイ短調組曲やるって茂木に約束しちゃったし・・・。