佐藤紀雄プロフィール
1951年生まれ。中学生の頃に人見徹に師事しクラシック・ギターを始める。その後、田島秀三、小原安正に就いて二十歳まで勉強し、1971年ギター・コンクール（現東京国際ギターコンクール）に優勝した後に演奏活動を開始する。
クラシック作品を演奏する他、同時代の作曲家武満徹、近藤譲、松平頼暁、高橋悠治、福士則夫、池辺晋一郎その他多くの作品の初演を行ってきた。これまでに国内はもとよりアメリカやヨーロッパをはじめ世界各地で演奏やマスタークラスを行って来た。
また、国内のアンサンブルの他、ニューヨークのシグナス・アンサンブル、ベルギーのシャンダクション、メルボルン・シンフォニ−などとも共演した。
1997年には室内楽団、アンサンブル・ノマドを結成し音楽監督をつとめ現在に至る。
毎年３〜４回開いている定期演奏会は個性的なプログラムと質の高い演奏で内外の注目を集めている。
このアンサンブルはこれまでにオランダ、ベルギー、ベネズエラ、イギリス、フランス、メキシコ、韓国などの音楽祭から招待され演奏してきた。1993年京都音楽賞（実践部門） 1994年中島健蔵賞 1996年朝日現代音楽賞を受賞 エリザベト音楽大学と桐朋芸術短期大学で後進の指導にも当たっている。
