うつ病

うつ病の治療

うつ病は、気分障害の一つです。一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないといった精神症状とともに、眠れない、食欲がない、疲れやすいといった身体症状が現れ、日常生活に大きな支障が生じている場合、うつ病の可能性があります。気分障害には、うつ病の他に、うつ病との鑑別が必要な双極性障害(躁うつ病)などがあります。うつ病ではうつ状態だけがみられますが、双極性障害はうつ状態と躁状態(軽躁状態)を繰り返す病気です。...厚生労働省

うつ病は脳の病気

うつ病は感情を制御する神経伝達物質のセロトニンやドーパミンの機能低下が関与していると言われています。セロトニンは心を落ち着かせ、ドーパミンは活動性を高めて楽しみを感じさせるとされています。

また、脳の海馬や前頭葉などの領域で学習機能に重要な“神経栄養因子”も減少している状態です。

ストレスを受けるとストレスに対処するためにコルチゾールが分泌されますが、このホルモンが長期に渡り過剰放出されると神経細胞が傷害されることが知られており、うつ病の発症を誘発すると考えられています。

過大評価されている抗うつ薬の効果

『うつの8割に薬は無意味』などの著書で知られる、獨協医科大学越谷病院こころの診療科教授・井原裕先生曰く、「うつ病の治療イコール抗うつ薬」、そう考えてしまっている人が多い。しかし、実は抗うつ薬の効果は巷間で信じられているほどではなく、逆にすべての薬には副作用があり、抗うつ薬も例外ではないと解説しています。

WHOに認められたうつ病に対する鍼灸治療

うつ病の治療

WHO(世界保健機関)の伝統医学部門、鍼灸に関する報告書の「臨床試験によって有効性が証明された」という疾患・症状では、うつ病、自律神経の乱れによるうつ症状、頭痛、頚部痛(首の痛み)、腰痛、吐き気、低血圧、高血圧などが明記されています。

うつを鍼灸で治す

当院は、「うつを鍼灸で治す」の著者が診療している、うつ病専門の鍼灸治療院で9年間在籍し、うつ病の治療に専念してきました。

うつ病に対する鍼灸治療には可能性があります。人間本来持っている「自ら治す力」にスイッチを入れてあげるのが鍼灸治療です。