逆子外来|逆子体操しても治らない時の対処法

- 逆子体操してるけど治らない
- 2人目の逆子で困ってます
- 帝王切開は絶対イヤ!!
- 切迫気味で逆子体操は無理
- 外回転術するといわれました
このようなお悩みをお持ちの妊婦さんはいらっしゃいませんか?
妊娠28週頃から逆子と診断されることはよくあります。
早期の赤ちゃんは逆子体操や張り止めの薬で治ることはありますが、32週を過ぎると自然に治ることはありません。
鍼灸の世界では、昔から逆子の治療法がありました。しかし、近年、高橋ユウさん、釈由美子さん、大島美幸さん、山本モナさんをはじめ、著名人の方が逆子をお灸で治した報告を公開したことで、鍼灸治療が再注目され始めたのです。
逆子とは

赤ちゃんは、お母さんのお腹の中(子宮内)で頭が下を向いています(頭位)。しかし、時々、頭が上向きになってしまう赤ちゃんがいます。この状態のことを「逆子」といいます。医学用語では「骨盤位(こつばんい)」と呼んでいます。
通常、逆子は妊娠28週目までに赤ちゃんの頭が下を向いていない状態をいいます。妊娠30週ではおよそ15%が逆子です。

また、逆子には、赤ちゃんの向きによって呼び名の種類があります。それは、殿位、膝位、足位です。

殿位は、体育座りのような状態、膝位は、膝が下向きにひっかっかっている状態、足位は、気をつけをしている状態です。
一般的に多いのは殿位です。前述した3種類の姿勢とは別に、お母さんにとってお腹が苦しく感じるのは、赤ちゃんが横向きになっている横位です。
逆子の原因
お腹の赤ちゃんが逆子になってしまう原因として母体側か胎児側、どちらかに問題がある場合があります。
- 冷え性や緊張からお腹の張りが強い
- 子宮奇形
- 前置胎盤や低置胎盤
- 羊水量の異常
- 多胎妊娠
- 臍帯が巻いている
上記のような理由により、お腹にいる赤ちゃんの居心地が悪い状態や、赤ちゃんに危険が及ぶ恐れがあると逆子になりやすくなります。
逆子体操は禁止されている
最近では、お腹の張りの原因、子宮収縮の誘発や切迫早産での禁忌という理由から逆子体操をすすめない産婦人科も増えています。
骨盤位分娩は頭位分娩に比して周産期死亡率,罹病率が有意に増加するため,帝王切開術が選択されることが多い.骨盤位分娩をさけるため,妊娠中,頭位への矯正する方法として,外回転術や膝胸位が行われることがある.外回転術は胎盤早期剥離などの危険性があるため,どの施設でも気軽に行えるものではない.また膝胸位の有効性については証明されていないにもかかわらず,多くの施設で行われているのが現状である.外回転術の成功率を上げるのにtocolysisを行うことが推奨されていることからも,骨盤位の矯正を成功させるためには,できるだけ子宮の収縮がおこらない状態が望ましいと考えられる.膝胸位は切迫早産では禁忌であるように,子宮収縮を誘発することも危惧されている.
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以上の結果より,骨盤位に対して膝胸位を行うことの有効性は認められなかった.むしろ膝胸位を行わない方が骨盤位を矯正するのに有効である傾向も示された.
引用元: 関東連合産科婦人科学会
※胸膝位…逆子体操
※tocolysis…薬物学的子宮収縮の抑制、陣痛抑制
そんな逆子を治すには鍼灸治療です!
鍼灸治療は切迫早産の危険性も改善できるという研究結果が出ているほど、安全に赤ちゃんを正常な位置に戻す可能性が高い治療法です。
逆子の治療方法

逆子が治る確率

鍼灸治療で逆子が治る確率は、妊娠8ヶ月目で90%、9ヶ月で75%、10ヶ月で15%が目安になります。
「逆子を治すには鍼灸が効果的」と聞いたことはありませんか?
そうです、逆子には鍼灸治療が効果的なんです!
赤ちゃんには、とにかく時間がありません!
帝王切開を決断する前に、赤ちゃんのためにも、そしてご自身の体のためにも、あきらめず、鍼灸治療をおこないましょう。