美顔鍼で健康的な美しさを目指す

40代からのエイジングケア美顔鍼

美顔鍼(びがんしん)とは、美容目的で行う鍼治療のことです。

美顔鍼では、顔面部の皮膚の血行を促し、肌のターンオーバーを正常化、また肌の新陳代謝を活発にさせることで、様々な肌トラブルを防ぐことができます。

さらに、顔の筋肉(表情筋)へも直接アプローチすることができるため、しみ、しわ、そばかす、たるみ、ほうれい線などに対応できます。

40代からの体は様々な変化が見られるため、専門のケアが必要となります。
適切なケアさえすればいくつになっても遅くはありません。
今も、5年後・10年後も笑顔で過ごす自分を目指しましょう。

美顔鍼とは

近年、美顔目的の鍼がメディアで取り上げられたり、元SKE松井玲奈さん、元AKB篠田麻里子さん、元AKB小嶋陽菜さん、市川海老蔵さん、山田孝之さん、吉田沙保里さん、高橋メアリージュンさん、深田恭子さん、菊地亜美さん、藤田ニコルさん、中村アンさん、菜々緒さん、道端アンジェリカさん、マドンナ、ジェニファー・ロペスはじめ多くの芸能人や著名人が施術を受けていることをSNS発信することで更に注目を集めています。

ですが、ひとことで「美顔鍼」といっても、その方法は治療院によって大きく異なるのが現状です。

顔に何十本もの鍼をした様子や、鍼に電気を流すもの、鍼と併用してマッサージを行う様子がみられることもありますが、当院グループでは、30年以上前よりより「鍼灸治療」を一貫して追求してきた美顔鍼治療です。インスタグラムなど派手にSNS映えする治療法ほど身体に、顔に負担のかかる治療はありません。特に40代からは注意が必要です。

当院の美顔鍼は、生理痛・生理不順などの婦人科疾や、顔面神経麻痺などの耳鼻科疾患と美容分野の技術を融合し、女性のからだ、表情筋の機能、構造、ホルモンバランスを知り尽くした治療でもあります。

だからこそ、エステやスキンケア法など、美容法の多くは肌の表面に働きかけることが多く、同時に40代のお肌にとっては刺激過剰になってしまいます。

当院では、肌の奥にある筋肉や細胞に、安全に効率よく刺激を与える治療をおこなっています。

鍼で顔の気になる部分の皮膚や筋肉、ツボ、関係するリンパに直接刺激を与えることで、肌の組織や細胞の新陳代謝が性化し、肌本来がもつ回復機能が働きやすくなります。

近年、テレビや雑誌、インターネットで美顔鍼について取り上げられる機会が増えていますが、そのほとんどが、顔中ハリネズミのように無駄に鍼が刺さっていたり、電気鍼で強制的に動かしている姿を見たことがある方もいるかもしれません。

顔にたくさんの鍼を使用したりマッサージすることは、一見「されている感」「満足感」が出るかもしれませんが、筋疲労や損傷してこわばるだけです。

当院では極力、患者さんの身体に負担がかからないように細い鍼で鍼の数を少なくそして少ない刺激でおこないます。

もちろん、厚生労働省や消費者庁、日本顔面神経学会から健康被害の報告が多数届き禁止されている顔への電気鍼もおこなっていません。
(※回数券、割引券、ポイントカードも禁止されています)

また、女性の場合は月経の周期(低温期、排卵期、高温期、妊娠中、授乳中)によっても肌の状態、体の状態が変化していきます。
肌のトラブルや体の悩みは人それぞれ違います。
美容鍼灸では、その方一人ひとりに合わせた治療を行うことができます。

肌トラブルを引き起こす原因

1.自然老化

加齢による肌トラブルと解消法

加齢に伴う細胞レベルでの老化です。皮膚は年齢を重ねるにつれて薄くなっていきます。そのため、全体として肌の回復能力や、ホルモンの分泌量も低下していきます。加齢に伴うこのような変化によって、皮膚はバリア機能が落ち、年齢とともに傷がつきやすく、傷がついてしまうと回復しにくくなっていきます。

2.光老化

紫外線による肌トラブルと対処法

紫外線をはじめとする太陽光線を浴び続けることで皮膚がダメージをうけ、しわ、シミ、たるみを引き起こします。

太陽光線は、紫外線(UV)、可視光線、赤外線(IR)の3つに分かれます。このうち、光老化に最も影響を与えているのが紫外線です。
そのため、日焼け止めや、カーフィルムにもUVカットを目的に使用することが多いのです。
また、可視光線の一部であるブルーライトや、近赤外線も光老化に関係しています。

紫外線には、A紫外線(UVA)とB紫外線(UVB)、C紫外線(UVC)があり、波長が長いほど皮膚の奥に入り込むという性質があります。
C紫外線はほとんどオゾン層で吸収されるため、人体にUVA、UVBほど影響はないとされています。日焼け止めクリームやファンデーションでUVAとUVBの対策に重点をおいているのもそのためです。

この紫外線による老化は原因のおよそ80%を占めるといわれています。実は肌の老化は、加齢による自然老化は20%程度に過ぎないのです。
日本海側の地域で1年の日照時間の少ない地域では白い肌の女性が多いのもこの影響です。

紫外線から肌を守ることが一番の予防になりますが、紫外線は肌の保湿機能を低下させるため、十分に保湿し、肌のバリア機能を整えておくことが重要になります。

3.ストレス老化:ストレスを感じた時の脳と体の反応

ストレスを感じた時、一連の非特異的な防御反応を起こします。

まず、血糖値低下、血圧低下、体温下降になります。末端の冷えや憂鬱感を感じたり、甘いものが欲しくなるのはこの影響と言えます。そして、交感神経が優位になり、副腎髄質からアドレナリンが分泌します。別名、攻撃ホルモンと言われるように、イライラしやすくなります。

その後、下垂体に情報が伝わり、副腎皮質刺激ホルモンの分泌が促進され、副腎皮質から糖質コルチコイドの分泌が増し、副腎皮質が肥大し、その結果ストレスのショックから立ち直れるようになります。

(ちなみに・・・ストレスが強すぎると、副腎皮質刺激ホルモン以外の前葉ホルモンの分泌は抑制されます。女性に必要な、卵胞刺激ホルモンや黄体化ホルモンは、下垂体前葉から分泌されるホルモンなので、ストレスによってこれら性腺刺激ホルモンが抑制され、卵巣から分泌するエストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンの分泌を妨げてしまうことも課題です。)

肌はストレスを受けると皮膚の温度が下がり、健康な角層を生み出す鍵となるタイトジャンクション(TJ)が不活性になり、健康な角層を生み出すことができなくなります。それにより、バリア機能が低下し、敏感状態に傾きます。敏感状態になると、外部の刺激を受けやすくなり、ハリ・弾力を保つコラーゲンが破壊され老化が加速します。

皮膚のターンオーバー

皮膚のターンオーバーとエイジングケア

私たちの肌は、日々新しい細胞が生まれ、古い細胞は垢となって剥がれ落ちていきます。

この肌の細胞が入れ替わるサイクルをターンオーバーといいます。このように、肌は絶えず入れ替わっているため、表皮に傷がついても剥がれ落ち、きれいな肌に生まれ変わるのです。

細胞が生まれ変わって垢となるまで約28日かかるといわれています。
(※現在、日本皮膚科学会では6週間かかるとされています。)

しかし、年齢を重ねるごとに代謝が落ちて、皮膚の再生能力が低下していきます。そのため、ターンオーバーのサイクルは長くなり、サイクルが長いほど肌がごわついたり、シワは深く、シミは消えなくなっていきます。

いつまでもハリのある肌に

年を重ねるごとにしわが増えてしまうのは仕方がないものですが、なるべくしわのない肌でいたいと思うのは自然な感情です。 まず、しわとは皮膚の表面にある皮溝が目立つようになったもので皮膚の老化によって生じる現象の一つです。そして、多くの方から相談をいただく症状の一つでもあります。

前述したように、皮膚の老化は、自然老化20%、光老化80%となります。皮膚の真皮では膠原線維(コラーゲン)と弾性繊維(エラスチン)が張りめぐらされ、肌の張りと弾力が保たれていますが、A紫外線や近赤外線を浴び続けると、コラーゲンやエラスチンが変形して本来の機能を失い、また皮下組織の支えも弱くなり、しわ、たるみになってしまいます。

表情じわ

表情を作った際に現れるしわです。年齢とともに元の表情に戻しても、しわの癖がついてしまいそのまま消えなくなってしまいます。

小じわ

乾燥じわや、ちりめんじわなどとも言われます。表皮の浅く細かなしわで、肌を乾燥させすぎるために生じる表皮のトラブルが主な原因です。

大じわ

皮膚表面の皮溝が年齢とともに深くなり、皮膚の弾力が失われることによって生じるしわ。真皮のコラーゲンやエラスチンの変性が主な原因となります。

美顔鍼で、肌のバリア機能を改善することや、血行を良くすることで、乾燥のない潤いのある肌を保つことができます。
真皮層にあるコラーゲンやエラスチンを作り出す線維芽細胞は鍼をすることで活性化し、コラーゲンの生成を促します。

そして今、私たちの肌は日々女性ホルモンや環境の変化、気候などの影響を受け続けています。

  • 寝ているのに、くすみやクマが目立つ
  • 乾燥しやすく、肌荒れをおこしやすい
  • にきび、吹き出物ができやすい
  • ほうれい線やしわ、たるみが気になる
  • フェイスラインがぼやけてきた
  • 化粧のりが悪くなった
  • 写真の表情が疲れて見える

以前と同じケアをしているのに、肌の状態が変化してきた・・・
それは肌の危険信号かもしれません。

ひとつでも当てはまる方、何に気をつけたらいいか分からないという方、今の素肌を見直してみませんか。

美顔鍼をしたときの変化

リフトアップ美顔鍼

美容法の多くは、肌の表面に働きかけるものが多いですが、美顔鍼では、肌の奥にある筋肉や細胞に直接刺激を与えます。さらに、血管を広げ、血流を増やすことで肌のターンオーバーを改善して美容効果をもたらします。

鍼で顔の気になる部分や、関連する皮膚や筋肉、神経、ツボに直接刺激を与えることで、肌の組織や細胞の新陳代謝が活性化し、肌本来がもつ回復機能が働きやすくなります。肌の回復のためには新しい血液が必要になるため、血流やリンパの流れが促され、トラブルを起こしていた肌の状態が改善していきます。また、顔や身体の状態によっては、顔以外のところにも治療することによって相乗効果をもたらしてくれます。

紫外線によるしみ・そばかすの治療

シミ・そばかす

紫外線によるシミ・そばかす

美顔鍼でのシミ・そばかす

3ヶ月後のシミ・そばかす

47歳:女性
週末になると屋外で過ごすことが多く紫外線の影響が出ている
週1回3ヶ月の治療後シミ、そばかすが薄くなり、肌の透明感が出ている
治療しながら皮膚のターンオーバーを繰り返すごとに変化を実感できます
(写真はどちらも化粧をしていない)

皮膚の表皮では、B紫外線の影響で、色素細胞(メラノサイト)は紫外線を吸収する黒っぽい色素であるメラニンをつくり、周囲の表皮細胞にわたして肌を守ろうとします。ところが、過剰に日焼けすると、メラニンが大量につくられ、表皮細胞内に溜まってしまい、しみの原因となります。

治療後の変化は個人差がありますが、年齢、肌トラブルの状況に合わせて最適な治療方針をご説明しながら進めていきます。