イルクーツク旅行記  2001.8.17---8.27  その8

8月24日(金)
  午前9時過ぎにホテルを出て、自分で買い物に出かけた。市電で市場まで行き、歩いていると今日の午後からお客に行く家のレーナに後ろから声をかけられた。ボーヴァがタツシを見かけたというので追いかけてきたと言っていた。市場の入り口にボーヴァもいて二人で今日の食事の準備のために買い出しに来ていると言っていた。ちょっと話して、別れた。市場の直ぐ北側にある日用雑貨を売っている店に入り、入ってすぐの所にあった写真屋でISO400の24枚撮りコダックフィルムを1本買った。日本から持ってきたフィルムがなくなってしまったので。1本90ルーブル(360円)、ちょっと高い。フィルムなどの工業製品は日本の方が安い。子供達のおみやげにとロシア語と絵が描いてあるマグカップを買う。これも1個60ルーブル(240円)と高い。日本と同じくらいだ。そのごいくつかの店をのぞいて回り、おもちゃ屋でチェブラーシュカのぬいぐるみがないかと聞いてみたがなかった。ぴかちゅーのはたくさんあったのに。手持ちのルーブルが少なくなったのでカールマルクス通りの銀行で100ドル両替した。その後、CD-ROMを売っているという青い色のポスターを見つけ、その矢印に沿って行くとCD-ROMショップがあった。アリョーナ・アーピナやDDT、マシーナ・ブレーメニなどの音楽CD-ROMが売っていた。チェブラーシュカのCD-ROMはないかと聞いてみたが、なかった。結局、アリョーナアーピナと最新ヒット曲のビデオクリップ集、モスクワにある救世主教会のCD-ROMを買った。4枚で243ルーブル(972円)という安さだった。どうしてこんなに安いのか不思議だ。次に寄ったのが古本屋で、古本を売りに来た人たちの行列ができていた。店の中はそんなに込んでなく日本の古本屋と同じで、いろんな本を手にとって見ることができるので良かった。(ロシアの本屋では自由に本を手に取ってみることはできず、店員に言って店員の後ろにある書棚から本を取ってもらって見せてもらうというシステムなので、なかなか面倒だ)。ここでゴーリキーの「どん底」とブーニンの短編集、チェーホフの本、計3冊を36ルーブル(144円)で買った。次にきれいなチョコレートを売っている店に入り、クッキーも売っていたので試しに1袋小さい(150g入り)袋を16ルーブル(64円)で買った。ホテルに戻って食べてみると、パイみたいな感じで甘さも適当だし、日本のおみやげにも良いので、明日240g入りの大きい方の袋を5つくらい買おうと思う。チョコレートよりは軽いだろうと思う。チョコレートはいろんな人からもらったのでもう十分だ。もう一つ道端で本を売っているおばさんからイーラからもらったのと同じチェブラーシュカの本が売っていたのでおみやげ用に買った。すっかり重たくなったリュックを抱えてホテルに戻り休憩し、2時に1回のロビーに降りて待っているとボーヴァが迎えに来た。タクシーでボーヴァの家に行く。イーラがいっていたように、彼女の家からさほど遠くない所にあった。レーナの家につくと、オーリャ、スヴェータ、マリーナ(彼女のことを忘れていて、一瞬おみやげが足りなくなったと焦ったが、ストッキングをレーナに渡さず、彼女に渡した。レーナには浴衣や折り畳み傘を持っていったので)がいて、最後の料理の仕上げにかかっていた。子供達はいなくて、大人だけで乾杯して始めた。オーリャが12歳の娘(もうすぐ13歳になると本人は言っていた)アーニャを連れてきていた。

         
           マリーナ          オーリャと娘のアーニャ

 ウォッカの乾杯に始まり、スヴェータが指導して作った料理を堪能した。オームリのイクラ(細かくて日本の明太子くらいの大きさ)をパンにのせて食べさせてもらった。私の一番のお気に入りのリューダは仕事で遅れてくると言っていた。去年は飲み過ぎたので今年は控えめにして、ウォッカはリュームカに半分くらいにしてもらった。リューダが来る前に酔っぱらってしまってはまずいので控えめに飲んでいたが、なんだかんだと杯を重ね、結構酔っぱらっていたようだ。おみやげに持っていった浴衣は好評で、レーナが着て、スヴェータが着て、リューダも着て最後に後からやってきたレーナの妹も着てポーズをとって写真を撮った。最初みんな着物を着て合掌するので、それはお祈りをするときのポーズだと言って、違うポーズで写真を撮った。多分テレビで日本のお正月風景が放送され、着物を着たらお詣りをすると思いこんでいるのだろう。

    
   レーナ             スヴェトラーナ            オーリャ

    
   リューダ           レーナの妹        ボーヴァ、私、マリーナ、オーリャの夫(セルゲイ)

オリガの夫のセルゲイがやって来たが、彼は車なので飲めないと言って、料理を食べ紅茶を飲んでいた。飲める人が飲んでないと言うのはかわいそうになるがしかたない。そのうちにレーナの下の子のカーチャとスヴェータの下の子のアーニャがやってきた。おみやげを渡したあと、彼女たちは料理をつまんでいたがすぐにまたいなくなってしまった。レーナの上の子のアーニャとスヴェータの上の子のターニャはもっと遅くなってから戻ってきて、彼女らもしばらく座って食べていたがいつの間にかいなくなってしまった。アーニャはこの9月に大学に入り会計士になると言っていた。一方ターニャの方はファッションデザイナーになりたいそうだ。

  
 スヴェトラーナとリューダ        アーニャ、カーチャ、アーニャ     ターニャとアーニャ

 レーナの妹が来て、彼女の18歳になる息子も来た。18歳になると軍隊に入らなければならないので母親はチェチェンのこともありとても心配していた。そうこうしているうちにスヴェータの夫も仕事を終えてやってきた。オリガ一家とマリーナ、リューダも帰り、9時近かったので私もタクシーを呼んでホテルまで送ってもらった。
 
 

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