イルクーツク、バイカル湖、ハバロフスクの旅----2000.8.11-8.18
8月16日(水)
今日は昨日までと打って変わって良い天気になった。ただ風はまだ強く、
寒かった。リーナが10時に部屋に来て、ビクトルが下で待っているという
ので、ナターシャの所へ持っていくお土産を持って出かける。スーツケース
は部屋に置いていてもよいということで助かった。ナターシャの所までは車
で5分であるが、歩くと小1時間かかる。帰りも12時に迎えに来てくれる
ようにビクトルに頼む。ナターシャの家へ行くと門の外まで出て待っていて
くれた。ナターシャの弟のアンドレイが犬が吠えないように犬の口を押さえ
てくれていた。部屋には食事の支度がしてあり、ワインで乾杯をした。マク
シムはお土産に持っていったトラックのおもちゃがとても気に入って遊んで
いた。ナターシャの夫サーシャは2ヶ月ほど前にアルコール中毒で死にかけ
たそうで、今日も彼はジュースを飲んでいた。部屋の中で食事をし、写真を
撮ったりアルバムを見せてくれて、写真を何枚か抜き出してくれた。弟のア
ンドレイは18歳で、最近船に乗って魚を捕る仕事についたそうだ。12時
にビクトルに迎えに来てくれるように頼んでおいたので、もうあまり時間が
残ってない。外へ散歩に出て写真を撮りに行った。途中で牛がいたので、そ
こで写真を撮る。
ナターシャとマクシム 先に走っていき、振り返るマクシム
左から妻、私、サーシャ、マクシム、アンドレイ ナターシャの家で全員集合
マクシムは2歳2ヶ月で、一人でよく走っていたが、すぐに咳が出て苦しそ
うにしていた。だが、しばらくするとまた走っていた。12時少し過ぎた頃、
ナターシャの家に戻ると、丁度ビクトルが車でやってきた。ナターシャ一家
と別れを惜しんで、ホテルへ戻る。スーツケースを下ろし、ビクトルの車に
積み込む。
日本の友人のSさんが今日のお昼にこのホテルへツアーのお客さんを連れ
て添乗員として来ることになっていると聞いていたので、もう着いて地下の
レストランでお昼を食べているかもしれないと思って探しに行ったがいなか
った。1階のロビーに上がると丁度日本のツアーの人たちが着いたところだ
った。ここで目的のSさんにも会え、ロシア風に抱き合って挨拶し、少しだ
け話して別れた。今回の旅行の出発前にSさんも同じイルクーツク、バイカ
ル湖へ来るということは本人から電話で聞いていたが、見事にすれ違いの日
程で会えないかもしれないと思っていただけに、ロシアで会えたのは感激で
した。
一度リーナの家に行き、リーナがお土産(陶器のサモワールの置物)を入
れる箱を見つけて来て、割れないように間に新聞紙を詰めて梱包してくれた。
1時少し前にバイカル湖を後にして、イルクーツクへ向けて出発。90キロ
くらいのスピードで飛ばして走ったが、運悪く途中の警察の検問所で止めら
れ、ビクトルは警察の建物の中へ入っていき10分くらい戻ってこなかった。
何回もここは通っているが、止められたのは初めてだ。これから行くレーナ
とは美術館の前で2時に待ち合わせていた(ルーシホテルで会おうと言った
が、彼女がルーシホテルを知らなかったので)が、一度ホテルに寄ってる時
間はないので、直接美術館に行ったが、そこにはレーナはいなかった。仕方
なくホテルに行くと、そこでレーナが待っていた。チェックインの手続きを
し、荷物を部屋に持っていき(何と今日は5階だった。ビクトルがスーツケ
ースを持って上がってくれたが明日は自分で下ろさなければならない。エレ
ベーターが欲しい!)、お土産を出して下りていく。
去年は夫のボーヴァと車で迎えに来てくれたので、今年も車で来ていると
思っていたが、車は壊れたそうでタクシー(もちろん白タク)を拾ってレー
ナの家へ行く。レーナの家につくと何とレーナの友達が来ていて、料理を作
るのを手伝っていた。去年来たときに知り合った美人3人組(リューダ、オ
ーリャ、スヴェータ)で、スヴェータはホテルのコックをやっているという
ことで食卓にはすごく豪華な料理が準備されていた。
ウォッカのリュームカ(ウォッカを飲むときのガラスの杯)の大きさに、
「これはまずい」と思ったが美人達にすすめられ、みんなで乾杯を重ねるう
ちについつい飲み過ぎてしまい、途中から記憶がなくなってしまった。
レーナと友人達(真ん中は妻) レーナとスヴェータの子どもたち
オーリャ(左)とスヴェータ(右) オーリャとリューダ
気がついたら夜中で、ホテルのベッドの中だった。翌日妻から、踊ったり、
デジカメでバチバチ写真を撮りまくり、お気に入りのリューダと何回も写真
を撮らされたと聞かされた。帰りはレーナがタクシーでホテルまで送ってく
れたそうだ。
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