イルクーツク2000 その2

イルクーツク、バイカル湖、ハバロフスクの旅----2000.8.11-8.18

8月12日(土)
 朝8時に起きる。外は明るいが曇っている。毛布1枚で寝ていても寒く
はないが手を出して寝ていると冷たくなる。やはり日本よりかなり気温が
低い。窓から外を歩いている人を見て、今日は暖かいのか寒いのかを知ろ
うとするが、長袖の人もいれば、半袖の人もいてわからない。9時から朝
食に行く。1階のフロントで食券をもらい、レストランへ。ウエイトレス
がいなくてどうしたものかと調理場の方を覗いていたら奥からウエイトレ
スが出てきて、まだ前の人が食べた食器の載っているテーブルに座るよう
にと言われ、座ったが、食器は片づけてくれたが、テーブルの上にはパン
くずが散らかったままである。「コーヒーか紅茶か」と聞くので「紅茶」
と言ったが、持ってきたのはお湯の入ったカップとインスタントコーヒー、
砂糖、ミルクが一つの袋に入ったものだった。まあいいかとそれを飲んだ
が、やっぱり甘い。朝食はハムステーキ、卵焼き、サラミ、キュウリ、パ
ン。

 朝食を済ませ、両替できるかどうかフロントで聞いたら、ここではやっ
ていないがインツーリストホテルでやっているというので散歩がてら出か
ける。パスポートとビザを返してもらう。パスポートなしで歩いていて、
不良警官に捕まると10〜20ドルを罰金としてボラれるので、パスポー
トは必携である。インツーリストホテルで両替をする。1ドルが27ルー
ブルということで、とりあえず100ドル両替する。

 ルーシホテルに戻るともうスヴェータが1階のロビーで待っていた。2
時にイーラのところに行くことになっているので、それまでの間ホテルの
近くにある美術館に行く。
  美術館の前で

 ここはスカチョーフという人が集めた19世紀ロシアの絵画が中心に展
示されている。他に今年60歳になるイルクーツクの女性画家の作品展も
やっていた。ここの美術館の入場料は外国人40ルーブル(160円)、
ロシア人15ルーブル(60円)という二重価格だった。1時間余りここ
をゆっくり見た後、おみやげのチョコレートを買いにモスクワのチョコレ
ートを売っているという店に行く。途中CDを売っている店があったので、
友人に頼まれていたCDを買おうと思って入り、シュフチンスキーのパソ
コン用のCD−ROMを買う。一体どんな風になっているのか帰ってみる
までわからなかった。日本に帰って、我が家のマッキントッシュで開いて
みると中に、歌が138曲とビデオクリップが2つ入っていて、マックで
も聞けたし、ビデオクリップも見ることができた。そして何よりも驚いた
のは、このCD−ROMがたったの60ルーブル(240円)。新品では
なかったけれど、この値段は安い。今度行ったときにはいろんな歌手のC
D−ROMを買ってこなくては。次におみやげのチョコレートを買いに行
き、クルミの入ったスヴェータおすすめのチョコレートをたくさん買う。
チョコレートをたくさん買ったらリュックがとても重たくなり、タクシー
でホテルに戻る。タクシーと言っても本当のタクシーではなく、白タクで
ある。運転手一人しか乗っていない車を見つけて、手を出し、止まったら
行く先を言って、値段を聞きOKだったら乗る。ホテルまで25ルーブル
(100円)。日本人にとってはとても安い。ホテルでイルクーツク〜ハ
バロフスクの便とハバロフスク〜新潟の便のリコンファームをハバロフス
クにあるダリアビア航空にしなければならないので、スヴェータに頼んで
やってもらうが、国内線は必要ないと言われ、国際線は電話番号が別でそ
こにかけ直しても誰も出なかったので、またかけ直すことにする。

 イーラのところへは16番の路線タクシーで行く。一人5ルーブル(2
0円)。イーラの家はアパートの6階にある。お父さんはダーチャ(別荘)
に行っていて、お母さん、イーラ、マーシャ(イーラの娘4歳)がいた。
イーラがビデオカメラでみんなを撮り、ウォッカで乾杯した。

 
   妻、イーラ、マーシャ(4歳)           妻とマーシャ

 マーシャ(抱いているサルのぬいぐるみは日本からのお土産)

 お土産でもって行ったマーシャの赤い靴(19センチ)はまだ少し大き
かったが、来年には丁度良いだろうと言っていた。日本の靴は土踏まずの
ところがふくらませてあるが、ロシアのはそれがないと言っていた。イー
ラのお母さん手作りの料理でお腹一杯になり、イーラが2ヶ月前に買った
というパソコンを見せてもらった。

 

 
このあとスープとメインディッシュが出た。
 

 14インチディスプレイ付きで400ドルだったということだ。ヒュー
レットパッカードのコンピュータでCPUがペンティアム2の466MHZ
だそうだ。ペンティアム3の製品が出たので、安くなったのだそうだ。O
Sはウインドウズ98が入っていた。インターネットにつないで私のホー
ムページ(日本語しかないのでロシアでは文字化けしていたが、写真は見
られる)で去年のマーシャの写真が載ったページを見せた。その後、日本
の自宅へローマ字を使ってメールを送った。ロシアでは電話代が市内は使
い放題なので、電話代を気にすることなくインターネットができる。昔は
日本も市内は使い放題だったのに。

 5時過ぎまでイーラの家にいて、イーラとマーシャがホテルまで送って
くれた。お腹が一杯で苦しくて、しばらくベッドに横になっていた。18
時からお湯が出るようになるとフロントに書いてあったので、6時過ぎに
蛇口をひねってみるとちゃんと熱いお湯が出た。バスタブにお湯を溜めて
風呂に入った。バスタブの栓もちゃんと付いていた。


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