NPO法人都市防災研究会誕生の慶びを皆様と共に祝いたいと思います。
一昨年来、三浦一郎氏を設立準備委員長として、会員各位のご意見を参考にしつつ、法人の目的・活動の種類等、定款について慎重に審議を重ね、内閣府からも細部にわたって文言その他の指導があって、ようやく内閣府から『特定非営利活動法人』の設立認証が平成16年2月2日付でおりました。ご関係の皆様本当にご苦労さまでした。
当会の創設者故藤本一郎関東学院大学学長、創設発起人小林照夫、三村眞人両副代表理事、三浦隆名誉代表、その他諸先生方の今日までのご尽力と県・市・神奈川福祉事業協会等、関係諸団体の多大なるご支援ご助力に対し感謝いたしております。
当会の今後の歩み方によっては、晴れ晴れとした成果が期待され、法人として前進するかもしれませんが、法人の名が逆に重荷になる場合もあります。
法人とは、法律上人格があるとみなされ、権利・義務が付与された団体を指します。私達自然人は、寿命が尽きれば人として消滅するのですが、法人は株式会社・有限会社などと同様で、経営内容が健全なれば理論的には未来永劫継続が可能となります。法人は簡単に解散が出来ないし、してはなりません。都市防災研究会も継続性が求められているのです。
若い会員の力が、会の活力のある発展と継続のために必要です。若い諸君の入会を歓迎いたします。
防災・防犯・福祉のまちづくりは自治体・NPO等との協働が必要です。少子高齢化が急速に進行している現在、行政側も民間ボランティアと連携して、より良いコミュニティーづくりを考える機会が多くなってくるのではないでしょうか。当会の9年間の地道な実績が評価され、協働の働きかけを頂いておりますが、慎重に検討して、会の背丈にあった協働には大いに参画していくべきだと思います。
NPO法人になれば何処からか寄付金や助成金が入ってくるのではなく、会社経営と同様で、座していては何の収入もありません。会の運営は会費がベースですが、それだけでは積極的にボランティア活動ができないので、他に収入源を求めなければなりません。
現在、会の運営は、事務局長大間知理事・高嶋副代表理事・他を中心にした無報酬による献身的な奉仕精神に基づいて運営されていると言っても過言ではありません。今後の事務局体制の充実と会の発展のためには、財源が必要です。皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
会の運営も委員会組織を設け、より充実した活動を展開したく思っております。今年立ち上がった神戸支部の支部長西脇理事が神戸支部の存在をアピールしていきたいと言われ、私共は大いに力付けられ、自信が湧いて参りました。会員の皆様にはボランティア精神を高めて頂いて、会の発展にご協力をお願いいたします。
タイトルの私の答えは(大変だ!しかし楽しく、皆と歩調を合せて頑張ろう!)です。