助成、耐震構造の診断は日頃の活動の中で活用していただくものです。ハードや協定がいざというときに運用できるかということが最大のポイントです。これこそが私の責務です。例えば地域の拠点に物資を供給するには、皆さんに協力をお願いしなければなりません。避難生活をするとき、地域の代表者で作る地域防災拠点運営委員会を今、設置をしておき、顔ぶれを確認しておかなければいけません。
昨日は金沢区の防災訓練でしたが、このように顔合わせしていた委員さんが訓練に出てきて、物資の配給などしていました。また、市外から来たボランティアの方ができるものと、求めているものとのマッチングをボードを使って行ないました。
これらのことのメンテナンスを日頃やっておくことが非常に重要です。町内会長さんを知らない人がいますが、地域の中に入り、地域と行政がいっしょになって仕組みの構築と運用のために努力をいただいていることはうれしいことです。
しかし、一方ではそれだけで満足してはいけません。市外から来るボランティアの方たちをはじめとする他地域とのネットワークの構築や有為な人のリストアップもなければ防災力の向上や関心を高めることにはならないと思います。
とりわけ、これらは「互助」の部分です。「互助」を補っていただくよう、皆さんに心からお願いをしたいと思っています。