風のささやき

昨日まで頭に入らぬ文字並ぶその詩親しく語り始める

理解が突然進む時があります
昨日までは何度目を通しても
頭に入ってこなかった本が
スッーと理解できたような経験が
何度かあります

若い時に読んだ詩集でも
似たような経験をしたことがあります
室生犀星さんの詩集は熱中して読んだのですが

前の日までにはあまり響かなかったが言葉が
急に胸に届いて詩集の虜になりました

ここの所
そのような劇的な経験はあまり無いのですが
何故今まで気付かなかったのだろうと思う
小さな発見はまだまだあって
生も捨てたものではありません