風のささやき

Shimbo双子はもやしっ子。雪をなめすぎでね。

先日、雪の降る秋田に遊びに出かけたというShimbo双子たち。出発の前の日には東京でも雪がちらつき、ベランダに駆け出しては、わずかばかりの雪に奇声を発して喜んでいたのだという。行きの新幹線の中でも雪だるまを作るだの、雪合戦をして遊ぶだの、興奮気味でプランを語っていたShimbo双子たち。福島に入る頃には雪も降りはじめ、秋田新幹線の路線は一面雪化粧だったという。
 到着した次の朝、早速、雪の中で遊ぶという話になり、スキーウエアを着込み手袋もして、防寒対策ばっちりで、雪積もる庭に飛び出していったShimbo双子たち。深い雪に足をとられて、転んだりしたものの、そのまま大地に横になり、大喜びをしていたのだという。
   しかし、Shimbo双子たちは、雪をなめすぎていた。除雪した雪を積み上げた雪山から滑り降りて遊んだりをしていたのだが、ものの5分としない内に、体が冷えて来たのか、唇を紫にして、がたがたと震える二人。Shimbo長兄に至っては、雪に長靴を取られて転び、顔を雪だらけにし、それを拭こうと手袋をはずし、手が冷たいと大騒ぎをする始末。雪山の上に仁王立ちで、子供たちを監視していたShimbo氏の方へ、「寒い、助けて」と言ってにじり寄ってきたのだという。「ほんとうの雪はこんなものではない!」とほんとうの雪を知らないくせに心を鬼にするShimbo氏。我が子が獅子の子のように這い上がって来ることを期待したが、それは大きすぎる期待だった。
   やがて、雪に足をとられ、靴下まで脱げ「寒い、助けて」と鼻水まみれに雪の中で悶えるShimbo長兄。仕方がないので、そんなShimbo長兄を抱き上げ、家の中に連れて行ったShimbo氏。助け出されたShimbo長兄はふてくされたまま、玄関にしばらく仰向けに寝転んでいたのだという。
   それに引き換え東北在住の親戚の子供たちの元気なこと。寒さにもめげず、遊び続けるその姿を見て、うちの双子は何と言う都会のもやしっ子と思わざるを得なかったのだという。
 それ以来、Shimbo双子たちは、外で雪で遊びたいと言うことがなくなったそうだとは、報告を聞いた、ハーブたちからの言葉だ。

今回のおまけ

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坊や、雪の降っているところを知らないか?

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