風のささやき

母ちゃん、乳のませないと俺死ぬぜ。Shimbo兄者は恫喝上手

今日もその終わることのない咳がShimbo家の中で木霊していた。「ゴホ、ゴホ、ゴホ」そうして、時々、吐くような音。「ゴホ、オエ、ゴホ」その咳の主はShimbo兄者。おっぱいを拒否されたことによる、猛烈な抗議活動だ。その泣きながらの咳は、放っておけば、延々と続くのだという。
「おい、母ちゃん、俺きっと、このまま死ぬぜ。この咳はやばいよ、乳を飲まないと、ほんとやばいって。ついでに吐いたりもするぜ」。きっと、言葉が話せていたならば、そんなことを言うのにちがいないだろうという心の叫びを感じ取り、その横でShimbo兄者の気持ちを代弁するというShimbo氏。まさに以心伝心だ。
それには「さっきあげたばかりじゃない」と怒りをあらわにするShimbo妻。確かにそうなのだ。ちょっと前まで、おっぱいをくわえていたShimbo兄者。自分から授乳を中断し、おもちゃの方へと歩いていったのだ。しかし、自由奔放なShimbo兄者には、そんな理屈が通用することもないのは万人の知るところだ。
「俺が飲みたいといったら飲みたいんだよ」とまた、Shimbo兄者の言葉を代弁するというShimbo氏。「母ちゃん、俺ほんと、このままいったら、血反吐を吐いて死ぬかもしれないぜ」
 そうしてついに、根負けをして、乳を与えるShimbo妻。するとげんきんなもので、直ぐに泣き止むのだというShimbo兄者。そうして、ニヤニヤとしながら、乳にくらいついているのだという。
 このShimbo兄者の恫喝力については高く評価しているというShimbo氏。このまま言ったら、無理難題をおし通す、恫喝王になれるぜと太鼓判を押すのだという。
「わがままを諭すのが親の仕事なのに」とハーブたち。Shimbo氏の教育姿勢には、疑問を呈しているのだといいう。

今回のおまけ

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恫喝王に乾杯!

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