風のささやき

　仙台に移りすんでからというもの、通勤で毎日２～３キロ歩いているという
Shimbo氏。最初の内は、今までの運動不足からか、筋肉痛になり、湿布まみれ
になって、病院のお世話になったということだが、ここのところはその苦労も
乗り越えて「足が軽いよ、歩くのは楽しいね！」などと軽口を叩いているのだ
という。

　その効能が出始めたのがお腹。太る一方だったのが反転、少し縮小傾向を見
せ、今では、ズボンのベルトの穴が一つ縮まったのだという。今まで穿けなか
った昔のズボンも入るようになり、新たな夏服を買わないで済みそうだと、経
済効果も出ているのだという。　　

　そこで勢いがついたShimbo氏。ここが一気にやせるチャンスと、ここのとこ
ろは子供たちがおとなしく遊んでいるのに「そうかい、父ちゃんに甘えたいか？」
などといって、バーベル代わりに持ち上げているのだという。
　Shimbo氏の研究熱心さはここでも発揮される。「そうか、この角度で放り投
げると上腕二頭筋に効くな」とか「この高い高いだと、大腿二頭筋が心地よく
痛いと悲鳴をあげるね」など、各筋肉に効く動きを考案しているのだという。
　その間、気分の乗らない子供たちは、横暴な父の行動に不満げな顔をしなが
らも、背筋を伸ばしてバーベルの役目をきっちりとこなしているのだという。　　　　

　さらにここのところのShimbo氏のブームは、子供断食。まずは夕食を食べず、
子供を寝室に連れて行き、横に添い寝。寝かしつけている間に、自分が寝てし
まうというものだ。ポイントはShimbo妻に起こされても無視して朝まで眠ると
いうもの。これで、夕食をとらずに、朝まで食事を抜けるのだ。翌朝はお腹も
嘘のように引っ込んでいるのだという。

「子供はダイエットに効くね」とハーブたちに語りかけるShimbo氏。このダイ
エットがうまくいけば、「Shimbo印の親子鷹ダイエット」として経験談を出版
するのだという。