風のささやき

　ここのところ、お腹の中の子供たちの動きが激しいと訴えるShimbo妻。最初動き出した頃は、可愛いものだと、喜んでいた二人。Shimbo妻のお腹に手を載せていると、子供が反応し、その度にすごいねと喜んでいたものだが、ここのところShimbo氏が手を載せると、そこに腹の中からえぐるようなパンチ、そうして、なぎ倒すようなキックが飛んでくるのだという。その度に、Shimbo妻が、「エフ」とか「ゲフ」とか、人とは思えない声を出して、血しぶきを吐きながら苦しむのだという。
　さすがに、これを見かねたShimbo氏、お腹に口をつけて「今すぐ、その攻撃を止めさい、止めないと産まれてきたら抓るよ」と威嚇するのだが、まったくその効果もなく、子供たちはまた暴れだすのだという。

　もうすでに反抗期？といぶかしがるShimbo氏。これでは先が思いやられると、今から育児ノイローゼになりかけているとのことだが、実害をこうむっているのはShimbo妻。お腹の中で突然暴れられるので防ぎようもなく、恐怖におののいているのだという。
　先日もShimbo氏と食事をしていると急に、「ゲフ」と声を出したというShimbo妻。そのままトイレに駆け込み、なかなか戻ってこなかったのだという。トイレから戻ってきたShimbo妻は「やられた」の一言。満腹になって膨らんだ胃が邪魔だったらしく、激しく胃を蹴り上げてきたのだという。「つわりが終わったのに、また、食事を戻してしまうなんて」と、胃もすっかり空になり、空腹に襲われるShimbo妻がいたのだという。

　なめられてはいけないと警戒するShimbo氏。まずは、父親の威厳を分からせるために、髪型をリーゼントで決め、生まれてきたすぐに、メンチを切って威嚇するのだという。毎朝、鏡に向かって「何じゃ、われ！」とか「いてこますぞ、おら！」とか練習をしているのだという。

　ほんとに、小心者だよなというハーブたち。それに、腹の出たその体系では、全然怖くはないよというのがハーブたちの意見だ。

今週のおまけ

親の苦労、子知らずよ、Shimbo氏！