風のささやき

Shimbo妻は馬鹿息子。どうせ漫画だけが目当てさ

 漫画大好きのShimbo氏。それに輪をかけたように漫画好きのShimbo妻。結婚してから、Shimbo氏の買う週間漫画誌の種類が増えたのは当然のことだ。Shimbo氏が帰ってくるなり、Shimbo氏の読みかけの漫画を取り上げて、布団に寝転がり読み出すShimbo妻。
「あの、それまだ読み終わっていないんだけれど」
「うるせえ、あっち行け」とShimbo妻。その後は、何を言っても返事をせず、Shimbo氏のことなどまるで無視だ。仕方なく、台所に行き食事を作り始めるShimbo氏。すると布団に寝転がったShimbo妻から「私の分もね!」との声。

 最初の内は、「あなたは、どうせ私の漫画が目当てで、結婚したんでしょう! 弄ばれた!」とヒステリックに抵抗していたShimbo氏であったが、ここのところは、そんなShimbo妻を嫁ではなく、馬鹿息子として認め、温かい母親の気持ちで眺めているのだという。

馬鹿息子「腹減った、何か食べたい。」
Shimbo氏「アラアラ、何がいいの? ラーメンぐらいだったらあるけど」
馬鹿息子「アイスも食べたい」
Shimbo氏「はいはい、買って来ますよ。今すぐに」

 と近くのコンビニにアイスを買いに行くShimbo氏。「ほら、買ってきたわよ」と差し出すと「こんなのが食べたいんじゃない!」と切れるShimbo妻。ほんとうに馬鹿息子だ。仕方なく、再度アイスを買いに行くShimbo氏。

 そんな馬鹿息子の相手をしているうちに、どんどんと母性本能が芽生え始めて、小さな赤ん坊を見ると、抱きたくてうずうずとするというShimbo氏。近くに赤ん坊がいたら、奪ってでも可愛がりそうな勢いだ。
 そんなShimbo氏に対して「お前のせいで、馬鹿息子になったんだ。責任とれ!」とShimbo妻は開き直り、馬鹿息子度をさらにアップさせているのだという。

「馬鹿な子ほど可愛いものよ」と、しみじみとハーブたちに話すShimbo氏であった。

今週のおまけ

俺も随分親不孝したぜ、Shimbo妻!