Shimbo氏はスモ-キー。火の番はお任せね!
先日、Shimbo妻に誘われて、知り合いたちと、川原での芋煮会に臨んだというShimbo氏。東北地方ではお馴染みの秋の風物詩。里芋や肉、コンニャク、ネギなどを入れた鍋料理を楽しむ行事だ。前日、飲みすぎて二日酔い気味のShimbo氏。朝さんざん、行きたくないと駄々をこね、またShimbo妻にボコボコにされたのだという。自分の嫌な気分を表現するために、「ああ、朝早く起きて辛い」とか「いい夢を見ていたのに」とか、「気分が悪い」などなど、車の中で一人言をいい、顰蹙をかっていたのだという。
川原についたShimbo氏たち。まだ誰の姿も見えずに一番乗り。お役目だった場所取りの重要な任務を果たし、少し満足げだったという。そこから、石を積んでかまどの準備が始まった。ただ、そこは気分の悪いShimbo氏。力仕事は一切せずに、「俺は薪でも拾ってくるから」と一人、山の方へ逃げ込んで叢の中に潜み、かまどが出来上がったころに、「薪拾いって難しいもんだね」と手ぶらで帰って来たのだという。最初からShimbo氏には期待していないShimbo妻は当然、無視を決め込んでいた。
かまどが出来上がると、早速火がおこされた。かまどの前に座って、その手伝いをするShimbo氏。最初は気乗りのしない様子だったが、かまどの前は暖かく、そこに居座り続けたのだという。そうして、火がだんだんと燃え上がると、興味をそそられた様子で、息を吹きかけたり、かまどの中をかき回したり、ちり紙をちぎって燃やして見たりと、かまど命状態だったのだという。
「いや、ほんとに、気持ちが落ち着くのよこれ、何か前世は火守だった気がする。今、何かを悟りかけてるよ、俺って」とShimbo氏。また、Shimbo妻に無視されたのは言うまでもない。
いずれにしろ火の前から頑として離れなかったShimbo氏。家に帰り一息つくと、煙に巻かれていた自分の服と体が臭いことに気が付いたのだという。「何か、俺、人間燻製になっちゃったよ。超、スモーキー!」とShimbo氏。するとShimbo妻は無言でシッシッと手を振り近づくなの合図。「いや、これいい香りだよ。この香りで、飯が5杯は食えるね」とShimbo妻にご飯を炊かせたのだという。そうして、ほんとうに、自分の体の匂いをおかずに、どんぶりに盛った白飯を食べていたのだという。「いや、これが火守の醍醐味だね」
家に帰りハーブたちに、火守の素晴らしさをとくとくと語っていたというShimbo氏。ハーブたちの素敵な香りでも、Shimbo氏のスモーキーな香りは消えなかったのだという。
今週のおまけ
ネー、Shimbo氏! これでスモークチーズ、プリーズ!