風のささやき

Shimbo氏、ゴールデンに仕事。二年越しの裏切りに涙

 五連休となった今年のゴールデンウイーク。「さあ、社会復帰ができなくなるぐらい休むぞ!」と年明け当初から鼻息荒く意気込んでいたShimbo氏。思い返せば昨年のゴールデンウイークは飛び石連休。ゴールデンを叱咤激励したShimbo氏であったが。今年のゴールデンは違う。愛い奴、とカレンダーを眺めてはほお擦りをしていたのだという。

 それが暗転したのはつい最近のこと。なんとゴールデンウイーク中に、予期せぬ仕事が入ってしまったのだ。その一瞬は幽体離脱さえしたというShimbo氏。呆然と青い顔をしたままの自分を、天井の方からもう一人の自分が確かに見下ろしていたのだという。

 それ以来、夜な夜なハードボイルドなクラブで酒をあおっては、愚痴をこぼすShimbo氏が見かけられたのだという。

Shimbo氏:「どうせ、ゴールデンは、俺のことなんって最初から愛していなんだ、畜生」
お店のママ:「お客さん、何があったか知らないけど、そんなに飲んじゃ体に毒よ」
Shimbo氏:「ええい、放って置いてくれ。俺の体だ、関係ないだろう」
お店のママ:「まあ、怖い。そんなにすごんだら、まわりのお客さんもビックリしちゃうでしょう。ほら、そんなに酔いつぶれないで、もっと楽しくお飲みなさいよ」
Shimbo氏:「いいんだよ、ママ。俺が酒を楽しく飲めるなんてもう金輪際ないさ。馬鹿だよな、俺はゴールデンに愛されているつもりでいたんだよ。愛されているとな・・・・・
この心の痛みをどうやって消し去ればいいのか、誰か教えてくれよ」

 そんな会話の後には涙を浮かべならが眠りについてしまうShimbo氏のクラブでの評価は、「母性愛をくすぐる派」と「何あのうざい親父派」とに真っ二つに分かれたのだという。そうしてクラブの女の子たちの間では「ああ、あのハーブブレイクおじさん」ともっぱらの評判になっていたようだ。

 ゴールデンウイークが終った今も「ゴールデンの二年越の裏切りは許せない」と事あるごとにこぼすShimbo氏。「いつも水をくれるといいながら、くれない裏切りに比べたら対したことはないさ」というのがハーブたちの一致した意見だ。

今週のおまけ

愛なんて所詮、砂上の楼閣さ、Shimbo氏!