風のささやき

Shimbo氏友と楽しからずる。いつかアメリカへ

Shimbo氏のもとに、ゴルフ仲間からメールが届いた。この悪い仲間はShimbo氏米国滞在中、一緒にプレーした友人。もっとも二人とも回数を重ねた割にはうまくならず、ご自慢の道具も宝の持ち腐れ。豚に真珠と言う言葉がピッタリの二人だ。「ゴルフは体に悪いからね。人間あんな不自然に体をねじるなんて、”ありえない”」とここのところしばらくブームのフレーズを使って憎たらしい顔をするShimbo氏であった。

 さて、そのメールの中身を見ると米国に滞在中、いろいろと教えてもらった友人が仕事で日本に来るとのこと。ゴルフ仲間の家で、ホームパーティーをやらないかとの誘いだった。「友遠方より来る。楽しからずや。」と、すぐにその誘いに応じたShimbo氏であった。

 当日の土曜日はゴルフ仲間の家に16:00に集合ということで、ゆっくり起きればいいなと思ったというShimbo氏。しかしゆっくりと起き過ぎて布団から出たのが13:30をゆうに超え、結局は遅刻をしたという。「いや、ほら、八王子は都心と比べて時差があるから。なんたって日付変更線を越えてなければいけないからね」と子供でもわかる嘘を平気な顔で述べたShimbo氏。皆を唖然とさせたという。

 久しぶりに会う友人は期待にたがわず昔のままだった。早々にお気に入りのマックのパソコンを取り出すと最新のデータを入力しだし、「はい、Shimbo氏の今の課の名前と役職を教えて」その言葉に素直に答えるShimbo氏。まるで生徒と先生のようだ。それもそのはず。友人とは言っても技術者の彼は某S電機の半導体の技術職。年齢もだいぶ上。学校では、数字アレルギーのShimbo氏に統計等の数字系を教えてくれた先生だ。その当時Shimbo氏もマックを利用していたが、これもこの先生の指導によるものだったという。

 すっかりと昔に戻ったように感じたShimbo氏。お酒をあまり飲めない友人たちを尻目に、一人杯を傾けて、「楽しからずや、楽しからずや」とご機嫌だったという。

 結局、終電ぎりぎりで家に帰ったと言うShimbo氏。少し飲み足りないとビールを片手にハーブたちに語りかけていたという。「どうだい、おまえらも春が来て楽しからずってる? 俺なんか楽しからずを満喫した一日だったね。お前らもまあ、目一杯楽しからずれ。楽しからずることこそ人生さ」
 まだ、芽を出したての優しいハーブたちはShimbo氏に答えたという。「Shimbo氏もいつかアメリカにいって友達を楽しからずらせなければね」

今週のおまけ

Shimbo氏! こちらも楽しからずってるよ!