風のささやき

AB型トライアングルにShimbo氏苦戦。B型王国の形成を早急に。

 先日、課の人たちとの、飲み会に参加したShimbo氏。暑いさかりビールがおいしい時期、飲み過ぎには気をつけなければと、心に決めてでかけたとのこと。比較的狭い座敷に肩寄せ合い、お互いを思いやり、傷をなめあいながら座っていると、最初の乾杯のビールがでてきた。「アー、喉が渇いた」と、そのビールを一口飲んだ瞬間、「これは発泡酒では?」Shimbo氏の頭に疑惑がよぎり、表情が一瞬険しくなったという。その顔は、仕事では見せたこともないぐらい、真剣で険しい表情だったと、まわりで見ていた人たちは口を合わせる。もっともお酒が入ると、そこはShimbo氏。その後、ビールをピッチャーで何度も頼み、「やっぱり夏はビールだよね」とうかれていたという。

 宴も進み、みんな程よく酔い始めたころ、その驚きの発言が出た。それはM氏の「AB型天才説」。某M氏は高校まで自分の血液型を知らなかったのだという。それが高校になり、初めて自分をAB型だと知り、心の底から安心したのだという。すなわち、まわりのレベルが低すぎて、自分の天才が理解されないことに気づいたというのだ。
 これには仰天したShimbo氏。なぜなら天才は「B型にしか存在しない」というのがShimbo氏の生まれてから信じ続けてきた説であり、それに異論を唱える人間がいるとは思いもよらなかったからだ。「AB型天才説はいわゆる天動説だね」とShimbo氏。「真実は一つで、B型天才説が地動説なのさ」。

 しかしそんな「B型天才説」を唱えるShimbo氏を無き者にしようとする計画が密かに進行していることが、このとき初めて明らかになった。なんと、職場の3人がAB型であり、Shimbo氏を囲むようにトライアングルが形成されていたのだ。
「これは危険だ。」とShimbo氏は直感したと言う。あたかもバミューダトライアングルのようで、命の危機さえ感じたというShimbo氏。早速次の日の朝、人事部門にかけあい、「B型の人を2~3人送り込んでくれ」と無理な依頼をしていたという。

 早くB型王国を築かなければというShimbo氏のあせりの色は濃く、ハーブたちにも「早く血液検査を受けろ」と凄んでいるという。そのうちB型のハーブたちを机の上に飾り、精神安定剤代わりにするのだろう。

今週のおまけ

あんた、血液型何型?