風のささやき

雨濡らす落葉つもりや足を取る

出勤途中のこと
いつもの道を歩いていたのですが
前夜から降り続く雨で水たまりだらけ
それを避けながら歩いていました

ちょうど街路樹の銀杏が
葉を落として
葉が重なり積もっている所も多く

水たまりを避けてそこに足を置いたら
思わず足を取られて滑りそうになりました

まるでバナナの皮を踏んだ時のような滑り具合でした
何とか踏みとどまったのですが
転んでいたらコートやスーツが
びしょぬれになる所でした

濡れた落葉恐るべしでした

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