団栗のあっけらかんが道の上
とある大きな公園の横を歩いていました 約束に少し遅れそうだったので 急いでいたのですが 足元に突然団栗が現れて 思わず足を止めてしまいました そうして先の方に目をやると 沢山の団栗が無造作に転がっていました その団栗を眺めながら 僕だけが勿体ないなとか 子供に持って行こうかなとか そんなことを考えていたのですが 団栗自身には そんな自分自身を 勿体ないと思うような気持ちは さらさらない様で そこに落っこちていることにも そのまま朽ちて行くことにも無頓着に ただ秋の陽ざしに温もる今を 楽しんでいるように見えました