風のささやき

七夕や願い幾年忘れおり

家に帰るとテーブルの上に
七夕の短冊が置かれていました

一人は野球選手になりたいという
子供らしい願い
もう一人は一枚の短冊に家族の元気と

もう一枚には
くじけずに頑張りたいとの意気込みが書かれていて
思わず笑ってしまいました
何を見て思いついたのでしょうか

そんな自由な子供たちとは違い
星に祈るほどの願いを
何年も持ち合わせていない自分を思いました

願い事が無いわけではないのですが
星が叶えてくれる訳ではないと
そんな冷めた心持でいる気がして
我ながらつまらない大人だなと
思ってしまいます