風のささやき

地団駄を共に説き伏せ十七夜

秋田で過ごした時のこと

直前までの喧嘩の余韻がまだ残っていたのか
一人の子供が眠る前になって
アイスクリームを食べたいと
駄々をこね始めました

しっこく泣き叫んで騒がしい限りです
仕方がないので抱き上げて
注意をそらそうと違う話題の話をし
最後に外に連れ出しました

外はちょうど十七夜の
綺麗なお月さま

その下で話をしていたら
子供も大分落ち着いたようで
最後は機嫌も良くなりました

まるで十七夜の月が
一緒に子供に語りかけてくれたようで
家の中に入る間際に
ありがとうと一言お礼を告げました