風のささやき

子が我の背丈超すなり春の夢

週末の朝はいつもよりも
だらだらと寝てしまいます

窓の外が明るくなり
もうそろそろ起きだす時間だと思いつつも
目を開けることなく
布団の中に潜り込む
そんなわずかな贅沢は
週末の楽しみです

そんな僅かな時間のまどろみに
夢を見ました
まだまだ小さな我が子の一人が
自分の背丈を優に超えて
驚いている夢です

確かに子供が大きくなる速さには驚くばかり
いずれ自分の背丈が
抜かれるであることを
知らぬ間に予期しているのでしょう

目を覚まして思わず
横に眠る小さな子供の顔を眺めていました