風のささやき

雪の朝赤き車の誇らしげ

朝から雪がちらついていました

僕は歯医者の予約を入れていたので
セーターやらをたくさん着こんで
家を出ました

ドアの外に出ると
外気が肌に少し痛く感じられます

僕は道を歩き
とある交差点で立ち止まりました

雪で白っぽい景色の中
僕の目の前を一台の赤い車が横切りました

急に飛び込んできた
雪と鮮やかなコントラストをなすその色は
僕の眠気を覚ますような新鮮な感じで

その車自信も
自分が今日の主役だとでも言うように
誇らしげに横切っていきました