風のささやき

雪は降る子らにこれから何を語らむ

夜
子供たちの泣き声に起きて
オシメを取り替えたりミルクをあげたりと
世話をしていました

一人はお腹が一杯になると
スヤスヤと眠り始めたのですが
もう一人は薄明かりの中で
目を開いています

眠れないのかなと
僕はしばらく添い寝をしながら
たわいもないことを語りかけていました

外は静かに降っている雪
僕はこれからこの子たちに
何を話してあげられるのだろうと
そんな考えが胸をよぎりました