蜘蛛の巣や主の代わりの三日の月
お酒を飲んで夜遅くの帰路でした 人も少なくなったホームで 電車が来るのを待っていました 手持ち無沙汰で 辺りを眺めていたら 破れかけた蜘蛛の巣が目に止まりました 良く見ると大分前から 捨てられた状態なのでしょう 蜘蛛の姿もなく そこに捕まる間抜けな虫もおらず ただ三日月だけが捕らえられていました #2006 秋に (Haiku) Spider silk is spun, Fragile moon, host not seen, Autumn stillness pervades.