風のささやき

あきらめる術見当たらず夏の果

立秋を迎えて
少し秋らしい空の色が広がっていました

また一つの季節が足早に去ろうとするのに
僕の心には様々な思いが
諦めつかぬままに燻っています

その火種を消し去ってしまう術を
探り当てることもできず
呟きを続ける胸を抱えて
ただ立ち尽くすばかりです