風のささやき

冬空や紙飛行機の自由かな

ある冬の晴れた日
冬の冷気に磨かれた空は
塵ひとつない澄んだ青さをたたえていました 
その空に向かって
どこか形のいびつな真っ白な紙飛行機が
小さな子供の手から放たれて
舞い上がりました

子供の応援を受けているからでしょうか
紙飛行機は長いことを空を泳ぎ
自分だけの空間の自由さを
満喫しているようにも見えました