九酔渓―小さな滝―


[Fall in kyusuikei] [Fall in kyusuikei]
[Fall in kyusuikei]

九酔渓をドライブしていると、道路脇に小さな滝が次々と現 れてくることに気付く。各所から湧き出た水を源とするもの で、傾斜に従っておっとりと下って行ったら、不意に九酔渓の 断崖絶壁に出会ったものであろう。砕け散りながら涼やかにフ リーフォールの乱舞を繰り広げているようだ。

もともとこれらの小さな滝は特別な固有名称を持たなかった ように思う。しかし、近年観光業者が思い思いに命名を行った ようで、今ではそれぞれの小滝の側に名称を記した看板が建っ ている。

その内の一つ、桂茶屋の裏の小滝は「天狗の滝」と命名さ れ、小さな滝壷の脇には大きな朱色の下駄が置かれていた。看 板の説明によると、この鉄製の下駄は実寸大であるそうだが、 どうやって寸法を測ったのであろうか?また、滝壷には小銭を 投げ込まないようにとの注書きは、環境保護への配慮なのだろ う。


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