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− ミコノス島旅行記−

ギリシャの美しい島々の風を 写真・水彩画・旅行記でお楽しみください。
エーゲ海の風をお尋ねいただき有難うございます。


What's new *** NEW!2000年11月26日最新更進日 ***

backpaker.JPG [1]ミコノス島に到着

9月26日。(旅5日目)
  船がミコノス島に着くと、乗船口はたくさんの 人と車で溢れた。重い荷物をしょいながら燐として歩 く女性のバックパッカーの姿は、女の私でもほれぼれする。
 ミコノス島は真っ白いおもちゃ箱のように本当にきれいだった。
 宿さがしか…。と、ぼ〜っと歩いていると、いつのまにかホテルの客引きに囲まれていた。 みんな自分の宿の外観と部屋の写真を、レストランのメニューのようなものに張り、私に見せてきた。 この客引きの宿は以外に安く私は人のよさそうなおばあさんの宿にきめた。
 おばあさんは英語が上手だった。「5泊するので、まけてほしい。」と言うと1泊 2300円にしてくれた。 部屋はシャワー、トイレ付き、窓から海が見えます。朝食付きでこの値段はラッキー!? 宿まで車に乗せられた。この客引きの人たちは、毎日、漁師のように港に来ては、旅人たちをつりあげ 欲張らず適当なところで家に帰るような生活をずっとつづけていくのだろう。 町のにぎやかさは遠のき、いったい何処を走っているのかよくわからなかった。
格好いい女性のバックパッカー  

9月26日。(旅5日目)
 宿は離れの別荘のようなアパートメントだった。部屋は全部で3つあった。1階にはキッチン付きの部屋も あったが、私が案内されたのは、ベッドが2つあるシャワー&トイレ付きの部屋だった。
 おばあさんは、私のパスポートを預かると、英語で「5日目の朝9時 にここにくるので、宿代の精算をします。」 と言い、電気のスイッチの説明をして何処かへ消えて行った。
 ベランダのある窓からはかなり斜めのアングルで海がかすかに見えた。きっと隣の部屋からは正面に海が 見えるに違いないと思ったが「一番安い部屋」といったので我慢しよう。ミコノス・タウン内のホテルは 後でいろいろ聞いてみたが、港の近くはけっこう高かった。タウンの脇道にはいってみると安宿もあった がみな満室か閉まっていた。
 私はしばらくの間、海を見ていた。 午後4時をまわって陽が傾きかけていた。部屋がきまってホッとした私は、ベッドに横になったが、 シーツは潮風の湿気がひどかった。
mikonos1.JPG**
  ミコノスの宿/1泊 2300円

mikonos2.JPG** 9月26日。(旅5日目)
 10帖ほどの部屋にはベッドの上に素朴な絵が1枚、飾ってあった。 カントリー調に揃えられている家具は、鏡台とローチェスト、洋服ダンスが並んでいる。シャワー&トイレ は白を基調に小さな花柄のタイルでナチュラルで明るい作りでまとまっていた。
 私は近所を散策することにした。部屋の近くに小さな食料品店があった気がした。夕食をここで調達し てみよう。
 店があったので中に入ると、酒屋だった。私は、ヨーグルト、ハム、チーズ、ビール、ギリシャのワイ ンを買って部屋に戻った。
 私はこの部屋がとても気に入った。2階だったのでベランダにいても安心できたし、静か。おまけにベ ッドを移動すれば憧れだった寝ながらにして海が見れた。老後はこんな風にすごせればいいな。などと 思ったりした。
 私は4日間を この部屋で何もしないで、ゴロゴロ過ごす毎日に憧れた。結局、朝になるとうずうずし て外出していた。
 着替えをほとんど持ってこなかったので、さっそく洗濯にとりかかる。ビニールの中に洗剤をいれて、 洗濯物を入れてもみ洗い。ゆすいでベランダに干した。
 シーズン中のギリシャに雨はほとんど降らない。10月に入ると雨は、夜だけ地上を湿らせていく日が 増えていく。私は2度、洗濯しなおすはめになった。
宿の部屋  

9月26日。(旅5日目)
 結局、朝食の場所に指定されていたホテルの受付におばあさんの姿は無く、朝食はとれな かった。
 私は現在地がよく分からなかったがミコノスタウンを探しに外に出た。途中、白い馬がいた。とてもき れいだ。馬まで白いなんて、ミコノスの人は本当に白が好きなんだなとおもった。
 10分程歩くと、何やら、にぎやかになってきた。レンタルバイク屋さんはツーリストで一杯だ。 みんなほこりの舞う道路をバイクで走っていく。
 島の交通網であるバスが、到着する南のバス停にやっと出た。10分、ただただまっすぐ歩くだけ だった。地図で宿を確認すると、タウンの地図からは、はみだしていた。アレ?地図におばあさん が指差したところよりえらい遠いじゃん。どうゆうこと?いやいやあんなに親切そうな人がダマした りするはずないよな…。 多分、老眼で細かい地図がきっと見えなかったんだ。そうだ、老眼とゆうことを忘れていた。まっ、 タウンからは歩いて帰れる距離だったのでいいか。値段的にも相場だよな。

つづく

mikonos2.JPG***
  ミコノスタウンへの道(白い馬がいた)


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 (2000年11月08日〜)

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