対マスターリング戦

前置き対地獄の君主戦対マスターリング戦対ジェノサイドハート戦対真の首領戦対ディーヴァ戦対オルロワージュ戦対グレートモンド戦

 ・対マスターリング戦の方針
 マスターリング戦は、1人だと、7体のラスボスの中で最も苦労する(と思う)。
 ご存じの通り、マスターリング戦はまずマスターリングの他に、9種類のモンスターのうち
4体がマスターリングのおともとして現れる。キャラが1人のときは、敵の頭数が多いことほど怖い
ことはなく、連携をくらうと簡単にやられる。しかも、回避するうまい方法もない。
 しかし、だからといって数を減らそうとしても、敵はすぐに補充されてしまうのでうまく
いかない。
 そこで、やはり全体にダメージを与えるということを考えて、まずは二刀烈風剣でザコを蹴散らす
(二刀烈風剣のところを雲身払車剣にするのもあるが、この技は消費WPの割に攻撃力が低すぎ
て使う気になれない。ただ、単に烈風剣にするのは非常に有力。盾回避が期待できるからで、
あるいはこちらのほうがいいかもしれない。超風があれば、それがベストかも。あと、随分後に
気づいたのだが、深海の輝石と妖魔の具足装備でメイルシュトロームを使うという手もあるかも。
でもユニコーンなど水無効の敵もいるからダメか。リバースグラビティでは弱いと思う)。
その前に妖魔化〜活力のルーン〜勝利のルーンを使うのはいうまでもない。また、連携で大ダメージ
を受けた場合は、もちろん回復させる。あまりギリギリまで持ちこたえると危険。
 ただ気をつけたいのが、おとも9体をすべて倒してしまうと、マスターリング本体が、
レヴォリューション9を使ってくるということ。これは結構、厄介だ。よって、おともは1体残して
おく。あとは本体に逆風の太刀を叩き込むのみ(防御力が高いのでダメージは小さい)。
 この戦いは、運にかなり左右されるので、連携をくらってやられても、運が悪いと思うしかない
場合もある。

 今回は、あっという間にやられた実戦と、標準的だった実戦の2つを紹介しようと
思います。ただ、後者は行動順が、敵の中の順番は記録していたのですがアセルスとの
組み合わせを書き損ねたので、すべてアセルス先制の形で書かせていただきます。

 なお、この戦いでは、技及び術のメイン(「前置き」参照)の解放のルーン、ダーク
スフィアをはずし、二刀烈風剣、凝視見切り、デスグリップ見切りをつけた。
 また2戦目ではさらに、喪神無想、逆風の太刀に代えて、体当たり見切り、
無月散水を投入した(負けたのでいろいろ工夫した)。



※注意点など
この戦いでは、おとものモンスターが多く出るので、名前を省略します。
「キマイラ…キマ」、「グレムリン…グレ」、「タイタニア…タイ」、「ティディ…ティ」
「マリーチ…マリ」、「ユニコーン…ユニ」、「ライダーゴースト…ライ」、「リッチ…リッ」
「リビングアーマー…リビ」そして、マスターリングは省略しません。
連携は、太字にします。 表記は、各ターンで、上から行動順です。
【備考】
活力のルーンでの回復値  162
毒のダメージ  83
また、活力のルーンと毒が両方かかっている場合は、
活力のルーンの回復→毒のダメージ、というようになる。

・実戦解説編1
※最初のおともはリッチ、リビングアーマー、ライダーゴースト、
 ユニコーン

<1ターン目(999)>
アセルス…妖魔の剣(妖魔化)→マスターリング  1092
ユニ…角  ミス
マスターリング…
ライダーゴースト…
 衝撃波超音波  318
リッ…デスグリップ  LP−1
リビ…マヒ凝視  ミス

<2ターン目(681)>
アセルス…活力のルーン
リッ…デスグリップ  LP−1
マスターリング…
ライダーゴースト…
リビングアーマー…
 衝撃波超毒撃  768


まで、2ターンにてマスターリング
の勝ち

 マスターリング戦。1人で戦う場合の最強ボスではない
かと思われるが、出てくるおともによっても難易度は
変わってくる。このメンバーは…なんともいえない。
 最初、まずは妖魔化。何をされようがこれは絶対である。
 敵は、容赦なく攻撃をしかけてきた。ユニコーンの角
(バスナではない)はミスだったが、次に、いきなり
連携がきてしまった。「衝撃波超音波」。通常は超音
波など無効化できるが、連携なのでくらってしまう。
立ち上がりから不安を感じさせる。デスグリップも嫌な
ところだ。

 2ターン目、定跡どおり活力のルーンを使う。しかし、
これは危険だった。
 敵は、リッチのデスグリップの後、なんと3連携をやって
きた。「衝撃波超毒撃」と、先ほどとあまり変わらないが、
やはり3連携は強烈である。昔のスト2でいえば、ジャンプ
強キック(めくり)〜強パンチ(アッパー:キャンセル)〜昇竜
拳、といったところ。既にアッパー昇竜拳をくらった後なので
耐えられなかった。

 かくして、完敗。敗因は、運の悪さ。




・実戦解説編2
※最初のおともはリビングアーマー、タイタニア、キマイラ、
 ユニコーン

<1ターン目(999)>
アセルス…妖魔の剣(妖魔化)→マスターリング  1091
キマ…キック  131
マスターリング…振動波  無効
ユニ…角  盾でガード
リビ…サイコアーマー→キマ
タイ…吸血  盾でガード

<2ターン目(868)>
アセルス…活力のルーン
マスターリング…アシスト→キマ
キマ…キック  154
タイ…巻きつき  26
ユニ…角  盾でガード
リビ…マヒ凝視  見切りにより回避

<3ターン目(850)>
アセルス…勝利のルーン
マスターリング…
キマイラ…
衝撃波キック  487
リビ…サイコアーマー→タイ
タイ…吸血  ミス
ユニ…突進  見切りにより回避

※敵パーティーがタイタニア、ティディ、ユニコーン、
 リビングアーマー、ユニコーンに

<4ターン目(515)>
アセルス…マジカルヒール  +765
グレ…グレムリンタッチ  盾でガード
ティディ…
リビングアーマー…
だまし毒撃  448、スタン
タイタニア…
ユニコーン…
巻きつき突進  528

<5ターン目(185)>
アセルス…最高傷薬  +990
ティ…ねこだまし  ミス
グレ…グレムリンタッチ  51
リビ…サイコアーマー→ティ
タイ…吸血  盾でガード
ユニ…突進  盾でガード

<6ターン目(999)>
アセルス…二刀烈風剣  平均約3500
ユニ…角  盾でガード
グレ…ねこだまし  ミス
ティ…針  ディフレクト
タイ…巻きつき  ディフレクト
リビ…マヒ凝視  見切りにより回避

※ここで敵パーティーに、リビングアーマー、タイタニア
 に代わってキマイラ、マリーチが入る

<7ターン目(999)>
アセルス…二刀烈風剣  平均約3500
    グレムリンを倒す
キマ…キック  ディフレクト
ユニ…突進  見切りにより回避
マリ…魅了凝視  見切りにより回避
ティ…ねこだまし  ミス

※敵パーティーがリビングアーマー、ライダーゴースト、
 ティディ、ユニコーン、タイタニアになる

<8ターン目(999)>
アセルス…二刀烈風剣  平均約3500
    ティディ、ユニコーン、タイタニア倒す
ライ…ゴーストタッチ  ミス
リビ…突進  見切りにより回避

※敵パーティーがリッチ、キマイラ、リビングアーマー、
 マリーチ、ライダーゴーストになる

<9ターン目(999)>
アセルス…二刀烈風剣  平均約3500
    リビングアーマー、ライダーゴースト倒す
キマ…スクリーム  無効
リッ…死人ゴケ  毒、バーサーカー
マリ…死の凝視  無効

※マスターリング加わる

<10ターン目(916、毒。バーサーカーは治る)>
アセルス…二刀烈風剣  平均約3500
    マリーチ、リッチ倒す
マスターリング…
キマイラ…
衝撃波スクリーム  489

<11ターン目(506、毒)>
アセルス…マジカルヒール  +765、毒治る
キマイラ…キック  138
マスターリング…タイタスウェイヴ  無効

<12ターン目(999)>
アセルス…無月散水→マスターリング  2538
キマイラ…キック  ミス
マスターリング…衝撃波  8
         衝撃波  12
         サイコアーマー→キマイラ

<13ターン目(999)>
アセルス…無月散水→マスターリング  2537
マスターリング…ララバイ  無効
キマイラ…スクリーム  無効
マスターリング…振動波  無効

<14ターン目(999)>
アセルス…無月散水→マスターリング  2523
キマイラ…スクリーム  無効
マスターリング…振動波  無効
         アシスト→キマイラ
         サイコアーマー→マスターリング

<15ターン目(999)>
アセルス…無月散水→マスターリング  2226
キマイラ…スクリーム  無効
マスターリング…ララバイ  無効
         タイタスウェイヴ  無効

<16ターン目(999)>
アセルス…無月散水→マスターリング  2275
キマイラ…スクリーム  無効
マスターリング…サイコアーマー→マスターリング
         衝撃波  盾でガード
         タイタスウェイヴ  無効

<17ターン目(999)>
アセルス…無月散水→マスターリング  2018
マスターリング…ララバイ  無効
キマイラ…キック  120
マスターリング…タイタスウェイヴ  無効

<18ターン目(999)>
アセルス…無月散水→マスターリング  2195
キマイラ…高温ガス  0
マスターリング…スポイル  ミス
         衝撃波  0
         サイコアーマー→マスターリング

<19ターン目(999)>
アセルス…無月散水→マスターリング  1965
マスターリング…
キマイラ…
衝撃波スクリーム  521
マスターリング…ララバイ  無効

<20ターン目(640)>
アセルス…無月散水→マスターリング  2121
キマイラ…キック  ミス
マスターリング…サイコアーマー→キマイラ
         アシスト→マスターリング
         衝撃波  16

<21ターン目(802)>
アセルス…無月散水→マスターリング  2251
マスターリング…ララバイ  無効
キマイラ…キック  盾でガード
マスターリング…タイタスウェイヴ  無効

<22ターン目(964)>
アセルス…無月散水→マスターリング  2229
マスターリング…サイコアーマー→マスターリング
キマイラ…高温ガス  盾でガード
マスターリング…衝撃波  8
         衝撃波  15

<23ターン目(999)>
アセルス…無月散水→マスターリング  2062

まで、23ターンで、アセルスの勝ち

 先ほどは苦杯をなめたが、流石に連続で負けるわけには
いかない。装備技術も一新し、雪辱を図る。

 それでも、最初のターンの妖魔化は絶対に変えない。
聖剣伝説2(3もだが)に「妖魔のヤリ」という武器が
あった。懐かしい響きだ。
 敵の攻撃は、キックだけくらった。しかし、マスター
リング戦で最も有力な攻撃がこのキックといっても、決して
言い過ぎではない。今後の展開を見れば分かるが、単独で
くらうダメージの多くはこのキックなのである。

 2ターン目はもちろん活力のルーン。最も使える術だ。
 キマイラのキック。結構強力だ。そしてタイタニアの
巻きつき。これは弱い。タイタニアの攻撃はかなり弱い
(一説には、上級妖魔に対する下級妖魔の攻撃は弱くなる、
らしいのだが、よく分からない)。ゆえに最後に残したい
敵ナンバー1であるが、HPも低いのですぐ死ぬから残し
にくい。

 勝利のルーンも長期戦になればなるほど効果を発揮する。
印術は本当に、私好みの術が多い。マイナーだが矮人のルーン
も好き(金獅子に効くことがある)。
 …と、暢気なことをいっていたら連携が来た! その名も
「衝撃波キック」。ただ技の名前をつなげただけの名前で、
あまり面白みがないが、やはり強力である。関係ないが、
連携といえばやはり「三蝕」が印象深い。主にデュラハン戦
で出る。もちろん一撃である(もっとも単に時間蝕でも一撃
であるが…)。

 まだ攻撃していないが、ここで敵は一部交代してきた。

 連携を受けたばかりで、HPは515。次に連携が来たら
やられる可能性が高い。ここは回復させるところだろう。
 すると、敵は、なんと2連携を連続で繰り出してきた!
正直言って、ここでは観念した。必勝の心構えで望んだ戦い、
負ければ相当の屈辱…となるところだったが、HPが23だけ
残った。際どかった…。「助からないと思っても、助かって
いる」これは私の好きな言葉(といってもあまり知られていない
言葉だが)なのだが、言い得て妙である。

 ここは、回復させる一手。しかし、禍福はあざなえる縄の如しと
いうか、最高傷薬でかえって磐石になった感がある。一気にこら
れなければ、相当粘れるということでもある。
 とはいえ、まだ一度も攻撃していない。防戦一方では勝てない
としたものだ。しかし幸いにも、このターンの敵の攻撃は、
盾ガード2回もあって、ほぼ受け切った。連携さえ来なければ、
敵の攻撃は恐るるに足らないのだ。

 ここで漸く反撃の機会が回ってきた。二刀烈風剣をぶちかま
す。やはり冒頭にも書いたように、全体的に攻撃していかないと
ジリ貧になる。ただ、盾ガードができないので怖いところではある。
 しかし、ユニコーンの角を盾ガードした? 記録によると
そうなっているが…。記録ミスだったか。ともあれ、このターン
の敵の攻撃も、完璧に受け切った。ディフレクト、凝視見切り
も、よく働いている。

 ここで敵パーティーが交代したのだが、マスターリングが
出てこなかった。なんかやる気がそがれるが…。

 こちらはとにかく方針一貫、二刀烈風剣を使いつづけるのみ。
ここでグレムリンを倒した。連携の可能性が減るのが大きい。
 このターンもダメージを全く受けなかった。見切りが発動する
のは、嬉しい。苦労して集めた甲斐があったというものだ。
見切りの習得は、結構大変なものである。閃光見切りなどは、
自然に覚えてしまうものだが、リドル見切りなどは、覚えようと
しないとなかなか覚えられるものではない。しかも、そういう
ものは、あまり役に立たないのである。
 そういえば、サガフロ2では見切り技は無かった。細かい
ところだが、このあたりもサガフロ2が人気のないゆえんか。

 アセルスは二刀烈風剣を使う。やはり全体攻撃の中で最も
効率がいいのはこの技ではなかろうか。冒頭で書いたが、雲身
払車剣は効率が悪すぎる。有力なのは他に、単に烈風剣か、
あれば超風、ヴァーミリオンサンズくらいに限られる。
 ともあれ、ティディ以下3体を葬った。いよいよ好調である。

 まだマスターリングは姿を現さない。こちらは隠行、保護の
ルーンを封印しているというのに。情けないラスボスだな。

 こちらが1人で相手が5体、こういう状況で全体攻撃を使い、
敵を倒していくのは、何かこう一騎当千という気がして、とても
気持ちがいい。ともあれ、これでザコは残り3体だ。
 しかし、リッチの死人ゴケが効いてしまう。結構レアな技で
あるが、実は成功率が高い技だ。毒はともかく、バーサーカー
というのは、気持ちの悪いところ。

 ここでマスターリングが、7ターンぶりに出てきた。

 5回目の二刀烈風剣で、マリーチ、リッチにも引導を渡した。
これでおともは残すはキマイラのみ。
 毒が残ってはいるが、ここでは大勢決した、と思った。
 しかし、連携は忘れた頃にやって来る。「衝撃波スクリーム」
が来た。489ダメージ。思わぬ反撃だったが…。

 ここでHP506、攻め合いもあるところだが、毒もあるし手堅く
回復させる。どんな戦いでも、やはり守りは大切。守りきれば負け
ることはない。野球でも、よしんば100点取ったとしても、101点取ら
れれば負けるが、0点に抑えれば最悪でも引き分けにはできる。

 ここからはいよいよ、マスターリングに攻撃を集中させる。キマ
イラは倒さない。マスターリングが1体になってから使うレヴォ
リューション9は、威力はさほどでもないが画面効果が長い。
 しかし無月散水の威力は低い。多段攻撃系は、かたい敵には効果
的ではないのかもしれない。しかも、この技は目に悪い。ポケモン
事件前のソフトだから光るエフェクトはもともと多いのである。

 次も、アセルスは無月散水を使う。この辺りは紛れがないところ
で、連携さえこなければ楽。もっともこれは全般でいえるが。
 敵はスクリーム、ララバイ、タイタスウェイブと使ってきたが、
これはいずれも音波攻撃。精霊銀の腕輪のおかげで全く何ともない。
まさに「柳に風」という感じだ。

 この14ターン目も、スクリーム、振動波と、音波攻撃しかして
こなかった。敵が2体だけになってからは、多分半分以上の攻撃は
無効になっている。しかし、音波耐性がないと相当強力な攻撃で
あろう。やはり精霊銀の腕輪は役に立つ。私としては、全身鎧と
精霊銀のピアスの組み合わせは「味消し」で、やはり冥帝の鎧と
精霊銀の腕輪、マジックハット、強化服というのがお気に入り。

 しかし前のターンでマスターリングはサイコアーマーを使って
きたので、無月散水のダメージが如実に減った。局面は長期戦の
様相を呈してきた。
 それにしてもこのターンもノーダメージ。タイタスウェイヴは、
連携に組み込まれると超強力で、以前「マヒウェイブ」で1049
ダメージを受けてやられたことがある。

 こちらは、無月散水しか手段がないのだが、ダメージが少ない
ので非効率的である。残り技ポイントも気になってくる。
 すると、マスターリングはさらにサイコアーマーを使い、徹底
防戦の構え。因に、サイコアーマーは能力値アップ系なので重ね
がけは有効だが、勝利のルーンや盾は攻撃力・防御力そのものを
上げるもので、重ねがけは無効ということになっている。

 やはりダメージは小さい。もっとも、敵の攻撃は怖くないので、
まあ負けることはない、と思うところだ。
 このターンは、キマイラのキックが来た。何ターン振りのダメージ
だろうか。しかも、これは活力のルーンの範囲内。

 実はこのターンの時点で残りWPは62。無月散水を使用できる
のは、あと6回。別に尽きても通常攻撃で十分渡り合えるが、さらに
長期戦になる。敵には連携があるのでできればその前に決めたい。
 そんなことを考えていたら、マスターリングは更にサイコアーマー
を使ってきた。徹底した粘り戦術で、これは精神的に参る。この辺り
はコンピュータのくせに、嫌なところを的確に衝いてくるものだ。

 こちらはとにかく速攻で決めに出るしかないのである。ダメージは
相当減ったが、無月散水。
 すると…なんと連携が来た。衝撃波スクリームで521。これが
あるから決して油断できない。もっとも、タイタスウェイヴの連携
ではなかっただけ、命拾いしたという意味もある。ただ、この程度
でも、連発してきたらひとたまりもない。敵の底力を見た思いだ。

 HP640。ここは、回復が妥当。しかし、この時はその気になれ
なかった。残りWPが少ないこともあったが、ここで回復は、やや
退嬰的という感じがした。本当は退嬰的くらいでいいのだが、
早く決着をつけたいという気持ちが勝った。
 勿論、連携が来てもある程度は耐えられる、という成算はあった。
果たして、連携は来ず、ダメージは衝撃波のみ。

 サイコアーマーの効力は時間と共に減衰する。無月散水のダメー
ジもだんだん回復してきた。気掛りなのはWPが残り少ないこと
だが、それは尽きてから考えればよい。気分は「攻撃あるのみ型」
(FC版DQ3の公式ガイドブック参照)だ。
 敵は相変わらず、大した攻撃をしてこない。

 ここでは残りWPは22。経験的には、WPが尽きる頃に倒せる
から、そろそろとは思っていたが、このターンで倒すこと能わず。
 しかし、相手の攻撃は弱い。キマイラを残したのは、まずまず
だったようだ。一見安全なリビングアーマーだと、前述の「マヒ
ウェイブ」等をくらうこともある。やはり連携があまり来ないのが
何よりだ。

 そして、23ターン目。これで無月散水は最後。これで倒せないと
また長引くので嫌なところ…だったが、何とかこの一撃で倒すことが
できた。

 この戦いは、連携でかなり危険になったこともあったが、その後の
敵の拙攻に助けられた。おともを蹴散らした後は、安泰であった。
ただ、無月散水は得策ではなかった。    (q.e.d.)(←意味無し)