曜変天目茶碗(稲葉天目)

2022年11月25日


君、知るや知らずや曜変天目。

この曜変天目茶碗、支那の南宋時代に作られ、世界に三つしか現存していなくて、しかも三つとも日本にあるというきわめて貴重で珍しい大名物の茶碗です。当然ながら三つとも国宝指定。詳しくはリンク先をお読みあれ。

実は筆者、その昔、まだ東京でカイロプラクティックの修行に励んでいた頃、この茶碗のことを新聞の記事か何かで知り、収蔵されている岩崎家の静嘉堂文庫美術館(世田谷区岡本)に行って実物を鑑賞したことがある。光線の加減で微妙に変化する幻想的な模様に魅せられてしまった。

その静嘉堂文庫美術館が2022年10月に、東京世田谷から丸の内の明治生命館一階に移転したという記事が、雑誌「サライ」(小学館)2022年11月号に掲載されていた。

そして収蔵品の例として、数点の作物が写真とともに紹介されていて、表題の茶碗も真っ先に掲載されていました。とくご覧あれ。筆者にとっては実に四十数年ぶりの「再会」となりました。

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出典;静嘉堂文庫美術館


ついでながら、他の二点も掲載しておきます。

大徳寺龍光院の曜変天目
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出典:大徳寺龍光院


藤田美術館(大阪)の曜変天目
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出典:藤田美術館(大阪)

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