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上級編4(マル秘パターン)

たいていのベースラインは、今までの説明、特に
「コードの細分・変換」と、
「次のコードの頭の音に進む音」
で説明がつきます。

ここでは、今までの説明では出てこなかった例をあげておきます。

5度上昇進行のとき

CEFF#
これはみんな知ってるよね

4度上昇進行のとき

CF#GG♭
これ、かっこいいですよね

同じコードが続くとき

CC#DD♭CDGD
(G音は下のGです)
これぞベースラインの不思議というライン。でもよく使われます。

その他の補足説明

例えば、G7のときの(D−C−B−G)というベースラインは、
Dm7−G7に細分したと考えるとよいでしょう。

次のコードの頭の音に進む音として「隣の音」の他に、
4度下(5度上)の音でもよい。(4度上昇はコード進行の基本ですから)

同じコードが続くとき、そのコードの5度上(4度下)のコードにとどまっていてもよい。
例えば「C−C−C−C」は「C−G7−G7−C」
最後にCに戻らないまま次のコードに進む場合もある。
「C−G7−G7−G7」

同じコードが続くとき、4度下(5度上)ではなく4度上のコードへの細分もある。
例えば「C−C−C−C」は「C−F−C−C」。

コードの変わり目を1拍先や後にずらす場合がある。

最後にずるいやり方を1つ。
テキトーなラインをひいていて、
次にコードが変わる2拍前になったら、
次のコードのルート音の1全音上から半音下降する。
こうするととりあえず「あっている」ように聞こえる。
ひいている途中でわからなくなったときにもオススメ。


最後まで見て下さってありがとうございます。
MIDIデータ、楽譜のイメージデータを入れてみました。
お役に立つでしょうか?
(1997.5.29更新)
誰かいっしょにベースライン・ソフト作りしませんか?

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