OB仲間の鳥見のたより

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鳥見のたより(2006年10月〜12月)

[12/16〜18 冬の九州探鳥] 大場、高野T
大場さんと2人で九州を福岡、佐賀、鹿児島へと縦断して、 60種ほど観察できました。 ツクシガモやミヤコドリ,クロツラヘラサギ,ヘラサギ,カササギ,ズグロカモメなど、 九州らしい鳥たちを見て廻りました。
出水でも、マナ、ナベ、クロ、カナダとナベクロを含め、今年渡ってきて いる全種類の鶴を確認でき、虹を背に飛ぶ鶴の姿などを堪能できました。

[12/7-16 中国出張ついでの鳥見] 真柳
10日間ほど中国(北京、秦皇島、広州)出張に行ってきました。 北京は市内の公園のみ、秦皇島は北戴河にも寄れず。
広州では1日が空いたので華南植物園へ。ここで憧れのサンジャクを初見! 他にカラアカハラ, ニシウグイスManchurian Bush Warbler(中国の2005年CheckListに従う)も初見です。
(中国各地で観察した鳥) 
カノコバト,バンケン,カワセミ,アカゲラ,ハクセキレイ,ビンズイ, コウラウン,シロガシラ,タカサゴモズ, シキチョウ,トラツグミ,カラアカハラ,クロウタドリ,マミチャジナイ, ニシウグイス,オナガサイホウチョウ,カラフトムシクイ,キマユムシクイ, シジュウカラ,エンビタイヨウチョウ,メジロ,コイカル,スズメ, サンジャク,オナガ,カササギ,カケス,ハシブトガラス, 番外ドバト 

[タニシの『奮闘記』ネパール編その3]
今年もまた「日本語能力試験」受験者の特別講座の手伝いに、ネパールへ10月26日〜12月7日の間行ってきました。
ネパール鳥類保護協会の探鳥会に誘われるなど、カトマンズ郊外や市内のバグマティ川 などで探鳥した結果などを、[タニシの奮闘記/ネパール編その3]に掲載しました。

[皇居お堀便り] 井上H
今年はウソの当たり年の様で 先月皇居東御苑で♂♀のペアに会いました。
12/7、馬場先濠、日比谷濠で"ミニミニ探鳥会"を行い、ミコアイサ♀、 ホシハジロ♂が顔を出しました。
武道館の裏手の"牛が淵"が今年は賑やかで キンクロ,ヒドリ,ハシビロ, カルガモ,マガモ,コガモ,ヨシガモ,オカヨシガモ(綺麗な♂),バン, オオバン,カイツブリ,コサギ,アオサギ,ユリカモメ,セグロカモメと  皇居で見られる冬場の水鳥の殆どが 顔を出しています。

[12/7 ウソです] 小高
石神井公園内の史跡でウソ3羽(♂1,♀2)を見ました。 5〜6年前に1羽出て以来です。他にシロハラ1羽を目撃(今季初)、シメ らしい声も聞きました。
先週オオタカ1羽(♀成鳥?)が30羽程のカラスに追いまわされていました。 今月はこれで37種になりました。

[11/26 エリマキシギ] (大場)
少しでもシギチを覚えようと、葛西臨海公園と谷津干潟に行きました。 識別できたのは全部で35種、内シギ4種、チドリ2種、カモ10種。
エリマキシギを初めて観察し、写真をセンターの人に見てもらい 確認しました。
ミサゴが大きな魚を取って杭の上で食べ、またモズの水浴びを初めてみました。

[11/25 舞岡公園] (上野)
天気も良かったので家から近い舞岡公園へ行ってきました。 谷戸が保存され、周囲の丘に遊歩道が整備されていて、特に冬場は 神奈川県の都市部としては格好の探鳥地です。
今日はだめでしたがヤマシギが出るので、カメラマンが多いのが玉に瑕。
2時間ほどでカワセミ、ジョウビタキ、エナガ、カシラダカ、ウソ、カケス など23種を観察しました。

[クロツラヘラサギ]
(11/24,近辻♂♀) 加茂湖の鳥たちを観察したあと、好天に誘われ、普段通行しない 湖岸沿いに車を乗り入れました。 カキ筏上に白い中形の鳥を見つけ、プロミナを向けましたが、なかなか 背眠をといてくれません。運よく舟の立てた波に筏が揺れ、頭を上げ翼を 半開きにしてバランスをとった瞬間、目先と黒色の嘴、初列風切羽外縁の 黒色帯で、クロツラヘラサギの若鳥と判明。
昨日シベリアジュリンを目撃していたので年間182種目。 今日もオオモズ、マナヅル、ナベヅル、鉄砲打ちから逃れたキジ♂等も健在 でした。
[オオモズで180種達成]
(11/18、近辻) 絶好の探鳥日和、国仲平野を中心に鳥見を行い、 コホオアカの小群を見つけました。午に家に帰ると、鳥仲間からの 緊急コール。お陰でオオモズを観察。悲願の大台を達成しました。
ほかにマガン75羽、オオヒシクイ3羽の雁群、コハクチョウ(成2,幼2)の家族群、 マナヅル(成1),ナベヅル(成1)の鶴コンビなど。
[佐渡にナベヅルも]
(11/13、近辻) 金北山の頂きには初冠雪。国仲平野の寒い朝。
3年余の弧鶴生活を送ってきたマナヅルの側に寄り添うように ナベヅル成鳥が1羽。仲間を得て、喜びのあまりか"ツルの舞" まで披露するマナヅルに感動。
また国府川の皆川大橋付近で久しぶりにヤマセミを目撃しました。

[苫小牧航路]
11/11-12にバードライフのR氏とフェリーで苫小牧を往復し、海鳥を見てきました。 行きは八戸から苫小牧、帰りは苫小牧から大洗のルートを選びました。
朝、八戸港を出港、天候は雨。外洋へ出るとミツユビカモメとトウゾクカモメ類が次々に現れました。
写真:ミナミオナガミズナギドリ(上)とトウゾクカモメ
更にコ&クロアシアホウドリ、オオ&ハイイロ&ミナミオナガミズナギドリ、ウミスズメの群など海鳥14種を観察しました。
そして出港後約2時間、青森県の北部沖でアホウドリの若鳥が近くを飛びました。 その後も海鳥は切れ目なく出続け、上記の他フルマカモメ多数とウトウが20羽ほど、 ウミガラス1羽など。面白かったのは、小鳥類が何度も船の周りにやって来 たことで、キジバト、タヒバリ、ツグミ、シロハラ、シメ、ムクドリなどが、し ばらく船の周りを飛び、やがていつの間にか居なくなります。たまたま渡りのルート上に船が来たので近付いたものなのでしょうか。
帰路は同じ日の夜、大洗へ向けて出港。  翌12日朝から観察開始。 昨日と変って天候は回復しましたが風は相当強く、鳥はあまり種類が出ず、コアホウドリ、クロアシアホウドリ、オオミズナギドリとカモメ類だけで、それも船が大きいためか近くを飛んでくれません。帰路は少々期待外れでした。(上野)

[皇居お堀便り-1]
10月後半よりカモ類が到着し始めました。
10/18 馬場先濠にキンクロハジロの小群。
10/25 馬場先濠にハシビロガモ(含エクリプス),乾濠にヨシガモ♂♀計5羽。
11/1 平川濠に待望のオシドリの群れ。
11/4 皇居を一周したところ各濠全体で キンクロ約200、ハシビロ100以上 
ヒドリガモは 牛ヶ淵、桜田濠で100程 ヨシガモは牛ヶ淵と乾濠で5〜6羽
久しぶりのホシハジロが 牛ヶ淵に4〜5羽 桜田濠に10羽程。 平川濠のオシドリは♂7,♀(エクリプス?)1。 例年より早目の登場のマガモのペアが牛ヶ淵と桜田門のそばで。 その他カルガモ、カイツブリ、カワウ、アオサギ、オオバン、バンと なかなか 快調な出足のようです。
11/30より来年3月中旬迄、毎木曜日12:15-45馬場先濠の角(郵船ビル前)で"丸の内さえずり館"主催"お昼休みのミニミニバードウォッチング"を行います。(井上)

[佐渡最北端鳥見調査]
11/5に鷲崎で小生初めてキマユホオジロを見ました。
草地から飛び出し、林縁の竹薮に止まった瞬間“ウヒャー、キマユダ!”
秋季出現は佐渡では初。年間175種目となり、180種の目標に残り5種になりました。 皆さまからの鳥見パワーをいただきたいものです。(11/7,近辻)

[11/3-5 軽井沢] 上野N
3連休を利用して高校時代の友人たちと軽井沢へ行きました。 4日には佐久の東電調整池に行きヤマセミとカモ類を狙い、5日の帰りに倉渕ダムへ回ってタカを狙いました。
冬鳥は軽井沢ではジョウビタキとマヒワとツグミ程度、ほかにマミチャジナイ1羽。 佐久の調整池のカモ類は数がまだ少なく、それでもヤマセミが出て満足。
倉渕ではついにクマタカを観察!到着後30分ほどで比較的近くに現れてくれました。 駐車場から眺める紅葉もなかなか見事でした。

[11/3 八ヶ岳山麓の冬鳥] 高野T
2週間前に続き、冬支度に八蝗山荘に行きました。 冬鳥の数も増え、ベニマシコ、マヒワ、ウソ、ツグミ、ジョウビタキなどが揃い、マミチャジナイも前回より増えているようでした。
ウソは4羽が山荘の庭の木の芽を啄ばんでいましたが、数年前この時期に山荘前で落鳥していたアカウソは混じっていませんでした。

[10/28,29 週末、佐渡の平野と山の鳥を観察] 近辻H
10月28日(土)晴天・国仲平野で早朝から3時間(42種)
 カイツブリ,カワウ,ダイサギ,アオサギ,マガン56,(オオ)ヒシクイ1,オオハクチョ ウ1,(マ+カル+コ)ガモ,(ホシ+キンクロ)ハジロ,カワアイサ,ミサゴ,トビ, ノスリ,チョウゲンボウ,キジ,マナヅル,ダイゼン,タゲリ,キジバト,カワセミ, ヒバリ,(ハク+セグロ)セキレイ,ムネアカタヒバリ,タヒバリ,ヒヨドリ,モズ, ジョウビタキ,ウグイス,シジュウカラ,ホオジロ,ホオアカ,カワラヒワ,シメ, スズメ,ムクドリ,(コクマル1+ミヤマ500+ハシボソ)ガラス
10月29日(日)晴天  小佐渡山中(清水平周辺:旧トキ保護センター所在地)(31種)
カイツブリ,オシドリ,マガモ,コガモ,ハチクマ,トビ,オオタカ,キジ,キジバト、 オオアカゲラ,セグロセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ルリビタキ,ジョウビタキ, シロハラ,ツグミ,ウグイス,(ヒ+ヤマ+シジュウ)カラ,メジロ,ホオジロ, アオジ,クロジ,アトリ,マヒワ,ベニマシコ,イカル,カケス,ハシブトガラス

[10/22 佐渡の深山鴉+ワン(黒丸鴉)] 近辻H
午前“加茂湖”午後“国仲平野”をカー探鳥しました。
国仲平野で電線の260羽位のミヤマガラス群中にコクマルガラスが1羽混入。
雁鴨白鳥類は11種。マガン32、コハクチョウ1、マ+カル+コ+ヒドリ+オナガ+ハシビロガモ、ホシ+キンクロハジロ、スズガモ。
国仲平野でのタカは5種。ミサゴ.トビ.ノスリ.ハヤブサ.コチョウゲンボウ。
マガンを見たあと、近くからクルル..のツルの一声。川沿いにマナヅルの頭部がのぞきました。いつもマガンとマナヅル、つかず離れずといった感じです。「マ」の字つながりなんでしょうか?両種の餌と安全性の問題なのでしょうけど。
ツバメ3羽まだ佐渡の上空を飛んでいます
[10/23 ヒシクイも出現] 近辻
国仲平野32羽のマガン群にヒシクイが1羽仲間入り。 ミヤマガラスは一日で倍増し500羽ほどの一団となり、昨日同様 1羽のコクマルガラスも。

[10/22 八ヶ岳山麓] 高野T
明け方、八蝗山荘で次第に明るくなる空を見上げながら鳥の声に耳を傾けました。 今の時期限られた鳥しか鳴かないだろうと思っていましたが予想外に多くの鳥が鳴いてくれました。
私にとってこの秋初めてのジョウビタキとマミチャジナイ、ほかにアオゲラ、 アカゲラ、ヒヨドリ、キセキレイ、モズ、エナガ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ、 カケス、ブト+ボソガラスなど。ホオジロは盛んに囀っていました。

[10/21 上高地] 高野T&S
好天に恵まれた上高地を大正池から河童橋まで紅葉の盛りの中、奥穂や焼岳を 見ながら散策しました。多くの鳥が既に下界に降りたようで、カモはマガモばかりで オシドリは妙に人馴れした雌が1羽大正池に居ただけでした。
ルリビタキ、ウグイス、ミソサザイ、カケスは少数がまだ残っていましたが、あとは 地付きと思われるコガラ、キクイタ、ゴジュウカラなどと、田代池からの自然歩道で 今回もキバシリに会えました。
ほかに、同行した弟が20羽ほどのマヒワの群れを見たそうです。
帰りに車で通った乗鞍高原や白樺峠も、紅葉で全山真黄色でした。()

[10/21 箱根のソウシチョウ] 上野N
箱根の明神ヶ岳に登ってきました。山の上は霧がかかり景色は何も見ず、 鳥も山の普通種が13種出ただけ。
 ただ、明神ヶ岳の山頂付近から矢倉沢峠にかけての樹林の中にソウシチョウが沢 山居ました。 この時期にクロツグミのような声で囀っており、地鳴きはかなり太 い、強い声で「ジェツ、ジェツ」という声でした。
ブッシュの中で何枚もシャッターを切ったのですが、ジッとしていないのでほとんど がピンボケでした。上写真は色は出ていますが、何処にもピントが合っておりません。 ソウシチョウはクロツグミの囀り風ですが、この他にイカルの声に似た囀りがしており、 こちらはガビチョウだろうと思いますが、これもソウシチョウなのかも知れません。  これまで箱根で変った囀りを聞くと全てガビチョウにしておりましたが、その 中にはソウシチョウの場合もあったのでしょう。

**佐渡の鳥便り** 近辻
[深山鴉もきました]
10/18、佐渡は小春日和"インディアンサマー"の日々が続いています。 ミヤマガラスも日本海を渡ってきました。10/18に200羽くらいと50羽ほどの 2群をみましたが、コクマルガラスは含まれていませんでした。
[コハクチョウ]
知人から「白い大きな鳥が2羽」という連絡に、現場に急行。 期待したとおりコハクチョウでした。起立、背眠、伏臥。リラックスポーズ。佐渡で見る白鳥類には、いつも野性味を感じています。年間170種目のメモリアルバードになりました。

[佐渡の雁シリーズ3弾リポート] 10/13:近辻♂♀
[佐渡:憩雁(けいガン)]
10/18 国仲平野の農道にあのマナヅルがいました。目を転じると、近くの耕地 に28羽のマガンの群。立ち姿、頭をかくもの、餌をとるもの、伏臥、背眠 ..、ガン達の憩いの風景です。マナヅルと旧交を温めているのでしょうか?
[佐渡の孤雁]
10/17の夜明け前、佐渡の最北端・弾崎に到着。連日の好天のためか、 渡来する鳥影は薄く、シメ、アトリがパラパラと飛翔する程度。  帰路立寄った鷲崎耕地の刈り取り後の田に1羽のマガン成鳥がいました。 朝日を浴びて“クヮンクヮン”とひそやかなつぶやき。"孤雁"。
[佐渡:初雁]
10/13 外食をすませ、帰路は国仲平野「探鳥ルート」にしたところ、来てたのですね・・・初雁!
新米コシヒカリの落穂を食していました。刈り取り後の稲田にマガン幼鳥が2羽 "クルルー"のマナヅル(3夏越した)の声が流れてきた時、すっとガン首を上げ 飛び立ちました。双眼鏡で追うと、真野湾方向から飛来した本体(18羽)に合流。 夕陽を浴びて畔草で採餌するマナヅルの上空をカギになりサオになって寄ぎ ります。

[10/8〜9 伊良湖岬-2] 高野T
前週の仲間達との鳥見行に続き、の2日間、野鳥の会支部の担当で再び 伊良湖岬、汐川へ行きました。
一日目は悪天候の後の快晴でしたが強風で歩くのもママならない状態でした。 しかし、ハチクマなどが風に吹かれて低いところを飛んでくれたり、風当たりが 弱い場所ではオオタカやサシバが落ち着いて木に止まっていたので、難しい幼鳥 の比較等も出来たのが収穫でした。
翌10/9朝は未明まで吹き荒れた風も収まり、快晴の空を早くからサシバやハチクマなど が三々五々渡り始め、ヒヨドリやカケスも多く渡っていました。
風が残っているため上昇気流が出来にくいのか、大きなタカ柱は出来ず、比較的低 空を数羽づつ渡っていき、それも10時過ぎには少なくなりました。
汐川もムナグロやハマシギが少しと、エクリプスのオナガ、ハシビロ、ヒドリなど のカモ類が少々で、寂しいものでした。
写真:低く飛ぶサシバ若(ph:10/8、高野)

[10/8 大磯/高麗山] 上野N
快晴の下、上空をサシバが5羽、ノスリが5羽、多分ハチクマが1羽(ちょっと遠すぎ )が渡って行きました。他に地付きのミサゴ・トビ・オオタカが出たのでワシタカ6種でした。
小鳥では50羽ほどのカケスの群が移動中、山中ではキビタキ・エゾビタキ・コサメビ タキ、この付近では珍しいアカゲラ・ヒガラが出ました。
また、近くの照ヶ崎へ通うアオバトが幾つかの群に分かれて暫くの間に50羽ほど(アオバトは照ヶ崎を往復するのもいるので同じ個体の重複の可能性があります)で、合わせて29種を観察しました。 気持ちの良い一日でした。

[三宝寺池の秋の渡り] 真柳
10月8日朝の三宝寺池は高い青空です。
通過鳥=アマツバメ1、キビタキ♀1、サメビタキ1
冬鳥=オナガガモ1 

[アサギマダラの渡り]
またまた蝶の話題です。
鳥と同様に渡りをすることで知られるアサギマダラは、伊良湖や白樺峠でタカと一緒に飛んでいるのをよく見かけます。
9/30に行った伊良湖岬の先端近くでも、数頭の蝶がヒヨドリバナにとまって吸蜜していて、そのうちの1頭にマーキングされていました。
帰宅後その記号を頼りに「アサギネット」というweb頁で調べ、岬から北に20kmほどの幡豆町三ヶ根山で3日前にマーキングされたことが分かりました。
この情報をweb頁で見て、早速伊良湖岬に行った方も居たそうで、私が翌週再び同じ場所に行くと、4人ほどがネットと白タオルを手に歩いていました。(高野)

[9/29夜-10/1 伊良湖岬]
小高,上野,割田,大場,高野の5名で、伊良湖岬にタカの渡りを見に行きました。 これは速報で、OB探鳥行の頁にも掲載。
前後の天候が思わしくなかったせいか、全般にタカの渡りは低調で、汐川のシギチもホオロク,オオソリ,ソリ,クサシギ,ダイゼンなどがパラパラいただけでした。
タカは、特にサシバがほとんど飛ばず、30日の10時頃になってやっと1羽か2羽飛び始めたものの、午後2時までに20羽も飛びませんでした。 それでもハチクマやハヤブサ、ミサゴ、オオタカ若などが比較的低空で飛んでくれ、タカはトビを含め10種観察でき、またカケスやコムクドリの群れや、マーク付きのアサギマダラなどを観察でき、それなりに渡りの季節という実感は味わえました。
左:並んで飛ぶハチクマ(9/30,高野)

[9/30-10/1 佐渡] 真柳
近辻さんと二人で佐渡を走り回ってきました。
岬の先端で待っていますと、やっとたどり着いた小鳥たちの群れが、ひとしきり騒ぎながら飛び回った後、林に潜り込んで行きます。アマツバメとイワツバメの群舞、コイカルの群れ、予想もしていなかったサンショウクイなど、秋の渡りを満喫しました。
近辻さんは、最近佐渡に居つき始めたアカゲラを確認できてニッコリ。 ムクドリやエンベリザの未確認種も幾つか残りましたが、52種を確認できました。(真柳)
カイツブリ,オオミズナギドリ,カワ+ウミウ,ダイ+コ+アオサギ,マ+カル+コ+オナガガモ,ミサゴ,トビ,オオタカ,ツミ,ハイタカ,ノスリ,ハヤブサ,マナヅル,オオセグロカモメ,ウミネコ,キジバト,アマツバメ,カワセミ,アカゲラ,ヒバリ,ツバメ,イワツバメ,キ+ハク+セグロセキレイ,サンショウクイ,ヒヨドリ,モズ,ノビタキ,イソヒヨドリ,ウグイス,オオルリ,エゾビタキ,ヒガラ,ヤマガラ,シジュウカラ,メジロ,ホオジロ,カワラヒワ,コイカル,イカル,スズメ,ムクドリ,カケス,ハシボソ+ハシブトガラス(以上52種、真柳)

鳥見のたより(2006年7月〜9月)

[9/3 我が家での探蝶記] 高野T
最近増えているという南方系の蝶、ツマグロヒョウモンを中野区の我が家で観察しました。 昨日雄が隣家の庭を飛んでいるのを見て驚いたのですが、今日は1m足らずの幅の我が庭 から飛立った雌を見、更に近くの路上では蛹化前らしい幼虫まで観察しました。
悪臭と毒で鳥が嫌うカバマダラに雌は偽態しているとされますが、東京の鳥はカバマダラ なんて知らない筈。虫を喰う鳥が少ないのとヒートアイランド現象の亜熱帯化で増えている のでしょう。
気をつけて見ると、街中でも結構樺色の蝶の姿を見かけますからここは立派な生息地に なっているようです。隣家のご夫婦は昨年も庭で見たと言っていましたが、食草のスミレ をプランターで沢山栽培しているので、ここで繁殖もしているのかも。 ということで、今回は探鳥でなく探蝶の報告でした。
ツマグロヒョウモンは2、3年前から小平の我が家の周辺で普通に見かけます。 昔のキタテハのようですがキタテハは今は殆ど見かけません。 我が家の鉢植えのパンジーにも3匹幼虫がいたようですが 家内にあえなく処分され、あとの祭りでした。(9/11,奥村)

[小櫃川河口]
残暑の中、小櫃川河口周辺を歩いてきました。 渡りの最盛期とあって、お目当てのシギ・チを十分楽しむことができました。 でも、今日の目玉は、ソアリング中のチョウゲンボウにダイブ攻撃を何度か試みるツミ、という珍しい光景でしょうか。 また、既に稲の刈り取りが始まっており、コンバインの後ろをチュウサギがうろうろしていました。 巌根駅7:15->小櫃川河口->14:00巌根駅
カワウ,ゴイ+ダイ+チュウ+コ+アオサギ,カルガモ,ミサゴ,トビ,ツミ,チョウゲンボウ,コチ+シロチ+メダイチドリ,ムナグロ,ダイゼン,キョウジョシギ,トウネン,ウズラ+エリマキ+アオアシ+タカブ+キアシ+イソ+ソリハシ+ホウロク+チュウシャクシギ,ウミネコ,アジサシ,コアジサシ,キジバト,ヒバリ,ツバメ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,ウグイス,オオヨシキリ,セッカ,シジュウカラ,ホオジロ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ハシボソ+ハシブトガラス 以上45種(8/27,真柳)

[8/19 多摩川河口] 上野N
多摩川河口へ一人で暑い中行きました。8/6の例のウズラシギは見つかりませんでしたが、 シギ・チ12種(コ+シロ+メダイチドリ・トウネン・アカ+アオ+キアシシギ・イソ+ソリハシ+オオソリハシ+セイタカシギ・ツバメチドリ)を観察した他、全部で32種を記録。 前回と変ったのは数百羽居たコアジサシが50羽程度に減ったこと。少しずつ季節が動いているのでしょう。

[8/13 多摩川河口] 大場
再び多摩川河口に行き、残念ながら例のウズラシギは出ませんでしたが、 ヒバリシギの若鳥3羽と、ツバメチドリを見ることができました。

[8/6 コシジロウズラシギ] 上野N、大場
神奈川支部の探鳥会で多摩川河口へ行き、珍鳥ヒメウズラシギが1羽来ているとのことで、 幸いにも見ることが出来ましたが、その後の調べで、これはさらに珍しい日本初記録の コシジロウズラシギだったそうです。

[8/6 レンカク] 大場
野鳥の会支部の多摩川河口探鳥会に参加したあと、教えて頂いた茨城県稲敷市に単独で 行きレンカクを見てきました。
異常ともいえる大きな足で、正に名前の通り蓮の葉の上を上手に 歩いていました。

[8/5-6 谷川岳] 真柳)
梅雨明けは夏山合宿というのが、同好会現役時代の夏でした。 現役時代通った谷川連峰に行ってまいりました。心ひそかな目的はイワヒバリ。 残念ながらイワヒバリは飛び去る後ろ姿を1回のみ、ちょっと残念。 それでもアマツバメの群舞を見ながらの尾根歩きは、久しぶりに楽しいものでした。
 16:05天神平4:20>谷川岳>茂倉岳>15:10土樽駅
ホトトギス,アマツバメ,オオアカ+コゲラ,イワツバメ,ハクセキレイ,モズ,イワヒバリ,カヤクグリ,ウグイス,メボソ+センダイムシクイ,コ+ヒ+シジュウカラ,ホオジロ,ウソ,カケス 以上18種

[7月29日−30日 八丈島] 上野N、大場、真柳、他2
往復とも船で八丈島へ行きました。 やや海上で風が強かったのですが、梅雨もあけ好天に恵まれました。
時節柄航路の鳥は、多数のオオミズナギドリ以外は、アナドリとヒレアシシギ2種が少々、 収穫は船のすぐ近くに出たクロコシジロウミツバメ1羽でした。
島内の鳥は見ごたえがあり、伊豆七島の特産種・特産亜種はウチヤマセンニュウ以外はすべて観察できました。 特に(タネ)コマドリは雄雌,幼鳥が次々に現れ、(オーストン)ヤマガラも親と幼鳥、カラスバトも幾つもペアを見ました。(上野)

[佐渡島鳥だより:7/18]
本日の観察報告です。国仲平野でハジロクロハラアジサシ(若鳥)を見ました。 近くに来るトビを威嚇し警戒音を出しながら、3人の鳥見の頭上を何度も飛来 しました。デジスコ使用が一人、ほか2人は双眼鏡のみ。川の水面をすくうよう にして小魚を捕まえているのも観察できました。
年間160種目のメモリアルバードです。佐渡180種の分厚い壁 を、後半で突破できるかも・・・と、このアジサシがアシストしてくれそうな予感! 上野センパイの「180種いけるよ」のダブルアシストで!!
加茂湖にてマガモ♀が2羽のひな(親鳥の三分の一ほどの体長)を連れて 遊泳しているのを観察しました。島内での初繁殖記録と考えられます。
湖畔の別場所ではカンムリカイツブリ1羽を3日間連続で目撃。 6月中には2羽の存在(ペア風)を観察、1羽が水草を咥えたディス プレイをしていました。ひょっとすると湖岸のアシ原で、もう1羽が 抱卵中ではないか・・と期待しているところです。
マナヅル、元気に滞在中。3度目の越夏を迎えています。緑一色の水田の中のツル。 なかなかの情景。初夏の佐渡の鳥風景をお便りします。(7/18、近辻)

[7/16 シロハラクイナ] 大場
さいたま市の荒川の葦原でシロハラクイナを 見ることが出来ました。近くの葦の中で営巣中のようですが、雛が 生まれている様子は有りませんでした。沖縄では見られませでしたが こんな所で見ることが出来感激です。
同じ場所にオオヨシキリの幼鳥が多数居ました。その足で北本市 まで行き、アオバズクも見れました。

[7/6-10 沖縄・ヤンバル]
同期の旅行会で沖縄の北部地方に行きました。台風3号の北上でタニシさんの案内で伊平屋島という計画は取りやめましたが、嵐の間は美ら海水族館などで過ごし、雨風で行動が制限されることはあまりありませんでした。
時期が遅かったためかヤンバルクイナには会えませんでしたが、アカヒゲやアカショウビン、サンショウクイ、そして一部の人はノグチゲラも。漫湖では思いがけずクロツラヘラサギが1羽。(7/11,高野)

鳥見のたより(2006年4月〜6月)
[6/18三浦半島・二子山] 大場N
野鳥の会神奈川支部の二子山の定例探鳥会に初めて参加しました。 天気予報が良くなかったせいか人数は12名。生憎10時頃より 小雨模様となり鳥の出は少なく全体で25種、自分として見れたのは 20種でした。それでも、サンコウチョウの番い、オオルリ(左)、ホトトギス、 ヤマガラの若鳥、メジロの親子等を楽しむことが出来ました。

[6/17 北印旛沼] 真柳
梅雨の晴れ間を狙って北印旛沼へ。一通りの夏の沼地の連中に会うことができました。一番にぎやかだったのが オオヨシキリ。ヨシゴイもあちこちで飛び回っていました。キジの雄が2羽 にらみ合ったり威嚇しあっている姿が珍しい見もの。
セキレイが1羽電線に。どこから見ても文句無しのセグロセキレイ。ところが、たった一声鳴いた声が、チチン。しばらく粘りましたが、鳴かずに去ってしまいました。
一応セグロセキレイとしてリストには載せましたが。
印旛沼の長門川落ち口にはサンカノゴイ狙いのバズーカが14台。良い迂回路 がありませんので、やむなくこの喧騒スポットを突き抜けました。
JR安食駅6:50>北印旛沼>13:50京成公津の杜駅
カイツブリ,カワウ,(サンカノ+ヨシ)ゴイ,ダイ+チュウ+コ+アオ)サギ,カルガモ,トビ,キジ,バン,オオバン,コチドリ,コアジサシ,キジバト,カッコウ,ホトトギス,コゲラ,ヒバリ,ツバメ,(ハク+セグロ)セキレイ,ヒヨドリ,モズ,ウグイス,オオヨシキリ,セッカ,メジロ,ホオジロ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,オナガ,(ハシボソ+ハシブト)ガラス:36種

[6/17 夏の戸隠高原] 上野N
先週の週末にバードライフ・アジアの関係者と久しぶりに夏の戸隠高原に行きました。
45種出て、コルリ、ノジコ、クロジ、カッコウ、ホトトギスなどの夏の高原の鳥、キビタキ、キバシリなどの森林の鳥の姿が見られたほか、姿は見られませんでしたがアカショウビンの声を聞きました。また、こんな遅い時期にマヒワの群(7−8羽)を見ました。

[鳥便りでなく烏便り!]
WBCでの八咫烏の活躍期待の昨今、カラスねたで・・・。 先日ハシボソガラスが”蟻浴(ぎよく)”をしているのに出くわしました。 5月下旬の晴天の日に千葉県流山市の江戸川堤防上で、1羽のハシボソガラスが腹這いになって羽根をワサワサとやっていました。
最初は日光浴かと思いましたが、よくよく見るとコンクリート敷石の隙間のアリの巣の上で、アリを体に登らせ羽根にまぶしていました。
これはカラス類が行う蟻浴という行動で、体についたハムシをアリに退治させたり、アリの蟻酸で防虫したりするためだそうです。アリの種類はごく普通種のクロヤマアリでした。
10年近く前に岩手県でハシボソ、東京都でハシブトのを観察していますので、私はこれで3回目の蟻浴の観察となります。
以上、烏山に在住の大塚でした。

[6/3-4 秩父丸山] (真柳)
6/3の土曜の夜秩父へ向かい、6/4の朝の夜明けのコーラスを楽しみました。
天気予報は曇りで雨には遭いませんでしたが、夜明けは濃霧の中。"平地の曇りは山の霧" を忘れていました。
いつもながら30分ほどしか続きませんが、個々の識別不可能な程の一斉コーラスを楽しむ ことができました。
芦ヶ久保駅0:00>丸山県民の森(880m)>9:35芦ヶ久保駅
トビ,(キジ+アオ)バト,ツツドリ,ホトトギス,オオコノハズク,ヨタカ,コゲラ,ツバメ,キセキレイ,ヒヨドリ,(トラ+クロ)ツグミ,ガビチョウ,ヤブサメ,ウグイス,(メボソ+センダイ)ムシクイ,キクイタダキ,キビタキ,オオルリ,エナガ,(ヒ+ヤマ+シジュウ)カラ,メジロ,ホオジロ,カワラヒワ,イカル,スズメ,カケス,ハシブトガラス 以上32種
メボソムシクイはジジロです。上記中これだけが通過鳥と思われます。
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(注)ジジロジジロと鳴くのは、サハリンなどで繁殖する、通常コメボソムシクイと呼ばれる亜種で、 何故か他の夏鳥より遅く6月に日本列島を北上します。→(現在は独立種とされています)

[丹沢のホトトギスの託卵など] 高野(凱)
5月20〜21日に野鳥の会の探鳥会で、もう20年以上担当を続けている丹沢札掛 へ行ってきました。今回は杜鵑類4種がよく観察できました。
ヤビツ峠の近くの高原状の場所で、カッコウとホトトギスが木にとまってよく鳴いてました。しばらく鳴き続けていたホトトギスの近くから、もう1羽が飛び出し、それを小型の鳥が追っていきました。するとオスも鳴くのをやめて飛び去りました。おそらくウグイスの巣に託卵したところだったのでしょう。
ツツドリは例年通りあちこちで鳴いていて、飛んでいるところを見られましたし、ジュウイチは姿こそ見られなかったものの、夜間観察の間ずっと上空を鳴きながら飛び続け、更に翌朝も同じ場所で鳴いていました。おそらく毎日1卵ずつあちこちの巣に託卵していくのでしょうが、「自分で育てられないのも結構大変ね」と同情の声が女性陣からあがりました。
参加者の中には、ヤブサメ(藪雨)がすぐ近くで鳴いているのに、どうしても聞こえないという方が複数居ました。私自身も最近は、毎年春にヤブサメの声を聞くとまだ大丈夫とホッとしますが、年齢を重ねると高い音が聞こえ難くなり、8KHzあまりのヤブサメの声がまず聞こえなくなるようです。
8KHzというと、22KHzまでのCDには収録できますが、3.4KHzまでの電話では伝送できない周波数です。普段の生活には支障ないとはいえ、やはり聞こえなくなると寂しいでしょうね。
日曜の午後早い時間に秦野まで戻った時に、参加者の携帯に谷津干潟にヤマショウビンとの情報が入りました。さすがにその足で見に行こうという人は居ませんでしたが。 (高野)

[ミゾゴイ、ブッポウソウ、サンコウチョウ] 上野N
5月20日と21日の2日間、連日出かけ、3種の珍しい鳥を見ました。
ミゾゴイとブッポウソウは東京の秋川渓谷です。ミゾゴイは日本を主たる繁殖地とする夏鳥ですが最近は数が減っており、滅多に見られません。ブッポウソウは東京で知られている繁殖地はここだけだそうです。
サンコウチョウ(左)は家の近所の逗子の二子山です。ここには毎年数羽が繁殖しています。 二子山は標高200m程度ですが、オオルリやキビタキも繁殖する私の気に入りの場所です。

[4/30〜5/6 天売島] 大場
7日間、天売島で井上、石川両氏にお世話になり、同一行動で探鳥させて頂きました。 また後半は86年卒で札幌在住の鈴木幸夫君一家も一緒でした。
天候は4/30を除き大変寒く、最高気温も7〜9度で風も強い為、常に真冬の服装でした。 余り恵まれた天候では有りませんでした。例年に比べ季節変化が遅く、オオルリ やキビタキなどは見られませんでした。ところが今年は渡り鳥の当たり年で大変 種類が多いとの事でした。実際、私が観察出来た鳥は73種類、 じっくり観察出来しにも拘らず識別できない鳥が4種類あり、収穫の多い探鳥旅行でした。
[天売島での観察種]カンムリカイツブリ(夏羽)、アカアシチョウゲンボウ、 オジロワシ、オオジシギ、セイタカシギ、ウトウ、ウミガラス、ヒレンジャク、 ノゴマ、コマドリ、ノビタキ、マミチャジナイ、キマユムシクイ、 マミジロキビタキ、シロハラホオジロ、キマユホオジロ、シマアオジ、 シベリアアオジ(亜種)、コホオアカ、ベニヒワ、オオマシコ、ギンムクドリ他

[5/5〜7 飛島] 上野
山形県の飛島に行って参りました。 天候に恵まれず、5日は フェリーが欠航して酒田に足止め、7日は早朝から雨と最悪でしたが、鳥の方はオオ マシコ(上)、ベニヒワ、コホオアカ、ヒメコウテンシ、キマユホオジロ(中)、シロハラホオジロ、キマユムシクイ、マヒワ(下)などが出てまずまずでした。  もう2日早く島に入っていればヤマザキヒタキが出たそうですが、正味10時間程度の滞在と悪天候にしては70種以上観察できたので上等でしょう。 

[5/1 陣馬山] 奥村
陣馬山の麓(栃谷)に行ってきました。 道を間違え1時間半もロスしたため 登るのを諦めたのですが、それが幸いして ホオジロ・イカリソウ・ウスバシロチョウなど 春の喜びいっぱいの生きもの達を デジカメでキャッチできました。

[5/4、秩父三峰] 真柳
夏鳥の渡来状況を確かめに秩父三峰を歩いてきました。 種数・個体数ともに本格的な渡来は遅れているようです。 コルリの good view が収穫でした。
5/4 大輪BS.8:25->ロープウェイ->霧藻ヶ峰(H1523m)>15:00太陽寺入口BS.
ノスリ、ツツドリ、イワツバメ、コマドリ、コルリ、ソウシチョウ、ヤブサメ、ウグイス、エゾムシクイ、センダイムシクイ、オオルリ、など26種

[5/3、矢倉岳] 上野
小田原の矢倉岳(870m)に登ってきました。秋はタカの渡りで県内で は有名な所です。天気が最高で、気持ちの良いハイキングが楽しめました。  オオルリとイカルが近くで見られました。明日から3日間飛島に行きます。 ノスリ,ヒメアマツバメ,アオゲラ,ツバメ,オオルリ,キビタキ, ヤブサメ,イカル,ガビチョウなど24種 (上野)

[都市部での春の渡り] 真柳
5/1の6:15am頃、愛犬の散歩で広町の森(鎌倉市)の近くを通ったところ、センダイムシクイが囀っていました。ここは鳥の密度は決して高くありませんが、冬場はノスリが出たり、フクロウが繁殖したりしています。6月中下旬には蛍も舞います。昨年の今頃は、メボソムシクイのさえずりを聞きました。 (園部)
4/29の9:00頃、いつもたいした鳥の居ない中野区の哲学堂公園で、センダイムシクイが囀っていました。上空をカラスが舞っているので落ち着かず、姿は飛び移るシルエットだけでしたが。(高野)
4/29,新緑の三宝寺池]でアカハラ、キビタキ、オオルリの囀りの中、聞きなれない囀りが。密生した樹冠の中をちらちらする影を追いかけると・・・キクイタダキでした。

[5/1 小櫃川河口]、真柳
シギチを求めて小櫃川河口周辺を歩いてきました。 風が強く、三脚を押さえても視野が激しく動き、幾つか怪しい奴もいましたがあきらめました。 それでも胸が赤くなっていたり、腹が黒くなっていたりと美しい繁殖羽を楽しむことができました。嘴の黒いダイサギもいましたが、まだ目先は緑がかった程度でした。
巌根駅7:20->小櫃川河口->14:10袖ヶ浦駅
48種:カワウ、(ダイ+チュウ+コ+アオ)サギ、(カル+コ+オカヨシ+スズ)ガモ、トビ、チョウゲンボウ、キジ、バン、(コ+シロ+メダイ)チドリ、ダイゼン、トウネン、(キョウジョ+ハマ+キアシ+イソ+オオソリハシ+ダイシャク+ホウロク+チュウシャク)シギ、(ユリ+セグロ+オオセグロ)カモメ、コアジサシ、キジバト、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ツグミ、ウグイス、オオヨシキリ、セッカ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソ+ブトガラス 

ツミ
[4/29 練馬でツミの幼鳥?] 加藤H
練馬区の城北公園近くの屋敷林脇の電柱に止まっているのを見つけました。 喉に縦線があるので幼鳥、目がやや赤く見えるので♂と考えました。
今朝5/1は、自転車で30分の光が丘に行って来ました。 昨日はコマドリ、オオルリがいたそうですが、今日は空振りで、 キビタキが大きな声で囀っていました。

[4/30 初夏の湯河原] 上野(尚)
湯河原温泉の後方にある小さな山、南郷山から城山を歩いて来ました。出た鳥は:アオゲラ・イソヒヨドリ・アカハラ・センダイムシクイ・ヤマガラ・カケスなど(24種)+ガビチョウと、当たり前の鳥だけでしたが、オオルリやキビタキが綺麗でしたし、この付近でミソサザイが出たのも初めてでした。ツツドリなども居るかと思いましたが出ませんでした。
いずれにせよ、天売島に行っている石川・井上両氏のアカアシチョウゲンボウとは大 違いです。

[佐渡でヘラサギ]
4/29、両津港からの帰りに貝喰川河口でヘラサギに遭遇。
4/30、10:30am、国仲平野、藤津川右岸の田植え前の水田に飛来。
近藤(健)氏の情報によると、かなり移動性が高い由。ある水田ではマナヅルとのツーショットも見られたとのこと。カメラにおさめようとしたが、マナヅルは農家にとっては敵(畦をこわす)なのでトラクターで追われたらしいです。
貝喰川河口で小生が認識した直後に国仲平野に移動したものと推察されます。
写真つきのメール送れなくて残念ですが、ヘラサギを落着いて見られる佐渡の環境はちょっと自慢できます。 (5/1、近辻)

[佐渡でのバンディング]
 4月の22,23日、家から車で1時間位の佐渡最北端の弾埼(はじきざき)で バンディング調査に参加し、オオジシギなど14種をキャッチ&リリースしました。
弾埼は通過鳥や北帰行の鳥たちの出発地で、この季節、旅立ち前の鳥 たちが集結するところです。今回、ヤツガシラ1、ヒメコウテンシ5、 ギンムクドリ1(実は小生寝坊して見られず)などの、レアバードも 出現しました。
親戚の7歳の沙織もシジュウカラやジョウビタキ、アオジ、ウグイスなどを 左手の人差し指と中指で頭部を軽く抑え、薬指と小指で足を抑える方法 を聞き熱心にやっていまし た。
 天候などの気象条件の影響を受けるので、日により時間によって、 鳥影の濃淡が顕著です。鳥の渡りのダイナミズムの一端にふれ、充実の二日間でした。
同地で49種を野外観察しました。
本日も早起きしてギンムクのリベンジに出かけましたが、残念でした。 コムクドリが見られ、ツグミがいっぱいいて、ミヤマガラスも14羽ほど残っていました。   (4/25、近辻)

[台湾、東京、根室・・・]、高田♂♀
今日、根室に帰ってきました。根室は、雪、でした。 台湾も寒かったけど、ここは本当に、寒い・・・・
江ノ島の水族館、鎌倉の八幡宮、上野動物園、おまけに、綱島の鶴見川で オガワコマドリとツリスガラをふやして・・・
忙しかったけど、楽しい休日でした。 明日から、厳しい現実に戻ります。
(4/24)

[4/12-15 台湾中・南部探鳥行] 高野(凱)
昨年春に続き、叶内拓哉氏や高田勝君のグループに便乗して、4/12から4日間台湾に行ってきました。 今年は天候が不順で、連日雨に見舞われましたが、バスを降りて歩いている時はほとんど雨は止ん でいたのでそれなりに観察はできました。でも暗いので写真はあまり撮れませんでした。
それでも阿里山のキンバネホイビーやカンムリチメドリ、ミミジロチメドリなどのチメドリ類や、 タカサゴマシコやウチダウソなどのアトリ類、そして台南でのほぼ夏羽になったレンカクなどの 鳥を楽しむことができました。

3.キナバタンガン河(560Kmの大河)
森林開発で狭い河岸林に動物たちが出てきた結果かもしれませんが、今回の旅でもっとも多くの動物が見られました。主に船上からのウオッチングでした。
(1)哺乳類:ボルネオゾウ(別名コビトゾウ。約40頭の群れのの中に30cmほどの牙のオスも2頭)、オランウータン(河岸の高木に5頭)、テングザル(家族6組、3〜10頭、ナイトサファリでも)、カニクイザル、ブタオザル、ミューラーテナガザル(声)、ジャワジャコウネコ。
[3/19- ボルネオ行き] 小高
3月19日から10日間、ボルネオへ行ってきました。一般向けの観光旅行でしたが、 結構ワイルドな旅でした。下記は主な訪問地
1.グヌン・ムル国立公園
多数ある鍾乳洞のうちのデイアケイブに数百万頭と言われるプリタカオヒキコウモリ始め12〜3種のコウモリが棲息していて、夕方長い列でうねるように飛び出していく列の中へコウモリダカが飛び込みハンティングを繰り返していました。周囲のジャングルや川にも鳥・昆虫類が多く自然豊かな一帯。
シルバーリーフモンキー・オランウータン・テングザル
2.キナバル国立公園
キナバル山を中心とした山岳公園で、高原で涼しいせいか、花期を過ぎていたラフレシアが咲いていました。
オレンジハナドリの鮮やかな羽色が印象的でした。
(2)鳥類:チャイロカッコウハヤブサ、カンムリワシ、シロハラウミワシ、シロガシラトビ、トビ、カササギサイチョウ、シワコブサイチョウ、コウハシショウビン、ルリカワセミ、ミツユビカワセミ、ナンヨウショウビン、アジアヘビウ、クビワヒロハシ、マレーウオミミズク、タカサゴクロサギなど。
(3)爬虫類:イリエワニ、アミメニシキヘビ、マングローブヘビ、ミズオオトカゲ、トビトカゲ等7種
4.ラブックベイ・テングザル保護区
マングローブ林200Haの保護区で、朝夕餌を撒き、現在3群63頭が集まり、建物の中から観察出来ます。餌は果物と、製法極秘のクッキーだそうです。
5.セピロックオランウータンリハビリセンター
サンダカン市郊外にある4294Haの、オランウータンの孤児を野生復帰させる為の施設で、私が行ったときは13頭が餌場に出てきました。 (4/7,小高)

[4/5 不忍池のコスズガモと矢ガモ]
前回情報を頂いた時に、寒い中を鼻水すすりながら4回も通いましたが会えずじまい でした。皆さんが昼休みに行って見ているのにと、ずっと落ち込んでいました。 谷口さんの情報をいただき、今日はいいお天気だったので、お花見がてらでかけてみた ところ、今日はしっかりと見ることができました。感謝感激です。
私一人が興奮しているのに、周りの人は全く無関心。カメラは桜の花に向いていま す。
矢鴨
同じ所に、痛々しい「矢がも」が佇んでいました。
不忍池にはまだ、マガモ、カルガモ、コガモ、ハシビロガモ、ヨシガモ、キンクロハ ジロ、オナガガモ、ヒドリガモ、ホシハジロ、コスズガモ、などのカモ類がいまし た。

[不忍池のコスズガモ]
タニシお兄様が恋焦がれていた不忍池の「コスズガモ」、 まだいるそうです!!!!  昨日午後、ホビーズワールドのY氏が弁天堂の近くでヨシガモも一緒に観たとのこと!わぉ♪
まだの方、再挑戦されてみてはいかがでしょう?(4/4、谷口♀)

鳥見のたより(2006年1月〜3月)
[3/28 井の頭公園] 高野(凱)
吉祥寺に行く用があったので、デジカメをポケットに忍ばせて桜が満開の 井の頭公園に寄ってみました。
オナガガモの数はめっきり減り、ホシハジロの姿も見えませんでしたが、 ハシビロガモやキンクロハジロはまだかなり残っていて、桜の花の下では 2羽のバンが追いかけっこをしていました。
春もいよいよ本番ですね。

[3/25 横隈山(秩父)] 真柳
ここのところ、海や沼ばかりでしたので、久しぶりに秩父の低山を歩いてきました。 梅の香りが一杯の中、誰にも会わない静かな歩きが楽しめました。
どの鳥も精一杯の囀り。一番大きな囀りがガビチョウだったのはちょっと残念です。 殆どが2羽で行動しているのが春到来を感じさせます。既に尾の曲がったエナガもいました。 ツバメは、私にとっては今シーズン初認でした。
野上駅0630>横隈山>1500皆野駅
トビ、ノスリ、キジ、イカルチドリ、キジバト、アオバト、コゲラ、ヒバリ、ツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ミソサザイ、ジョウビタキ、ツグミ、ガビチョウ、ウグイス、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、ウソ、スズメ、ムクドリ、カケス、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 以上34種
------------------------------------------------
(追伸)エナガは壺型の巣で抱卵します。狭い巣内ですので、あの長い尾が曲がってしまいます。抱卵を続ける間に曲がった尾がまっすぐ戻らなくなってしまいます。 従いまして、「尾の曲がったエナガ」は、「既に抱卵中のエナガ」ということです。 ちなみに、オナガは皿型の巣ですので尾は曲がりません。

長都沼
[3/24 北海道・長都沼] 大場
札幌出張の帰りを少し遅らせて数時間だけ 長都沼(おさつぬま)に行ってみました。沼に居る雁は殆どヒシクイで、マガンは 周囲の畑に居ました。 何かのきっかけで空を真っ黒にするほど一斉に飛び立った 雁の群れを見ましたが暫く写真撮影を忘れるほど凄く、探鳥は実に楽しいです。

[3/18〜21 八戸から北海道へ] 上野(尚)
八戸から苫小牧へのフェリーを利用した北海道の鳥見に、 バードライフのイギリス本部から出向しているRichard Grimmettと2人で 行ってきました。 この4日間の北海道は雪と強風で最悪でしたが、幸いに も苫小牧付近だけは比較的安定していました。
往路のフェリーではエトロフウミスズメの大群(最大500羽、その他100〜200 の群を幾つか)のほか、コウミスズメを合計100以上、ハシブトウミガラス100 以上、ウミガラス4、冬羽のツノメドリ2、ウミスズメ、カモメ類などが出ま した。しかし、5月ごろとは違って種類は多くはありませんでした(アホウドリ類、 ミズナギドリ類、トウゾクカモメ類はゼロ)。
帰路のフェリーは、強風とWBC日本・キューバ戦のために、あまり収穫はあり ませんでした。
陸上の2日間は、苫小牧周辺の北大演習林、鵡川河口、長都沼、ウトナイ湖 などを訪れ、オオワシ成鳥やオジロワシも出てまずまずでした。 4日間の合計で64種でした。

[3/21 群馬・倉渕のクマタカ] 割田
21日に倉渕ダム予定地で観察会がありました。イヌワシは出ませんでしたが、クマタカ2羽 の飛翔が都合5回見られ、そのうち3回は高度低くほぼ真上を飛んでくれました。
しつこく擬似攻撃をしかけるノスリとの空中戦も、近いだけに迫力満点でした。

[3/18-20 沖縄で探鳥]
沖縄出張のついでに、漫湖、喜如嘉、ヤンバルと探鳥してきました。
18日は、未明から漫湖に行き、いきなり初めて見るシロガシラに出会い幾分ホットしました。 他は強風と満潮で何も見られず、車で2時間余りの喜如嘉に移動。
喜如嘉では、リュウキュツバメ・セッカ・サシバ・アオアシシギ・イソシギを、 間断的に降り出した雨の中、殆ど車の中からの探鳥でした。
その後少し北にあるやんばる野生生物保護センターで教えてもらい、 比地キャンプ地の上流を歩き、2〜3mの至近距離でアカヒゲに出会いました。 動くと逃げそうなので、観察に徹しました。
19日(日)は未明から一時間半ほど、ノグチゲラのポイントという場所に行きました。 ドラミングの音と、アオゲラとは少し違うピュウーイというような鳴き声を数度 聞きましたが、残念ながら姿は見れず。
朝食後、ヤンバルクイナを求めて安田や普久川ダム、大国林道に行きましたが、 土地の人の話では、最近この辺りでヤンバルクイナを見た情報は無いと言われました。 この間見られためぼしい鳥はサンショウクイ程度。
その後再度喜如嘉に行き、今度は車を降りてイグサの田圃の中を じっくり歩いてみました。そこで、バン・タマシギ(縁もある大きな眼が印象的)、 イソヒヨドリ、アマサギを見ました。
漫湖に4時半ごろ戻り、水鳥センターで情報を聞いたところ、クロツラヘラサギ はまだ3羽残っているとの事で、マングローブの切れ目の所で食事中の2羽を 見ることが出来ました。 その後マングローブの根元辺りを丁寧に観察しましたが、シロハラクイナは駄目 でした。
初日は雨、二日目は強風の条件下、私にしては上出来だったです。
それなりに満足した楽しい旅でした。初めての鳥が8種で合計199種になりました。

[3/21 奥松島でアメリカヒドリ] 奥村
3月20日に奥松島に行きました。
仙石線で野蒜駅下車、暴風警報で強風の中を鳴瀬川河口へ。
激しく波立つ水面でウミアイサ♂とホオジロガモが迎えてくれる。 川沿いに海へ。オカヨシガモが多く、他はウミウとカモメ類。
河口の波消しブロックで休むカモがヒドリガモにしては頭が白い。 横を向いた時に目の後ろに美しい緑の帯が見えアメリカヒドリ♂♀と解り感動。
海岸沿いに宮戸島へ行き、松島湾へ出ようとするも強風で進めず、元の道を野蒜駅へ。暴風は最大31m、仙石線は不通。3時間遅れの列車で何とか仙台に戻る。
他にヒドリガモ、ハシビロガモ、マガモ、カルガモ、カイツブリなど。

[3/17 浮間公園のアカハジロ] 加藤H
♂♀各1がキンクロとホシハジロ20羽程の群れに混じり浮いていました。
先月20日に情報をいただき、23日に観に行ったのですが、この時(14時頃)は発見できず、もうどこかに飛び去ったものと思いあきらめていました。 ところが昨日、秋が瀬での話で「昨日は浮間でアカハジロの♂を写真に撮りました」と言うではないか?!12時頃だったそうです。
「こりゃいかん」と早速、本日再度行ってみたわけです。17時くらいになってしまいましたが、折しも西に傾いた日を気持ちよさそうに受け、しきりに羽づくろいをしているところ。地味なカモですが、風向きの関係で北を向くことが多い中、うまく西を向いたときの胸の赤褐色が深く重い紅色に映えた時は感動しました。

[3/12 横浜でヒレンジャク] 大場
富岡総合公園で3羽見てきました。 まだ居てくれるのか心配だったのですが、上野さんからのメールを 頼りに階段を上がりきった公園の所で見れました。 非常に奇麗な個体でした。 昭和40年、就職した年に神戸の独身寮の窓からキレンジャクを見たことがありましたが、 ヒレンジャクは初めてです。

[3/4 春弥生名残冬禽] 真柳
外題もどきは「はるはさんがつ なごりのふゆどり」と読んで下さい。
というわけで、久しぶりに三陸海岸を歩いてきました。 汗ばむほどのうららかな日に、普段見られないコクガン、海鴨などを堪能しました。 見られれば、と思っていたアビ類、ウミスズメ類は全敗。シギチも0種でしたが、普段見られない連中を中心に53種でした。今回は山や丘陵には入らず、海岸・川岸だけですので、三陸の鳥影の濃さを再認識した次第です。
 大谷海岸駅0720>御伊勢崎>陸前階上駅>1215陸前小泉駅>津谷川>1600本吉駅
カイツブリ,ハジロ+ミミ+アカエリ+カンムリカイツブリ,ウミ+ヒメウ,ダイ+コ+アオサギ,コクガン,マ+カル+コ+ヨシ+オカヨシ+ヒドリガモ,ホシ+キンクロハジロ,クロ+シノリ+ホオジロガモ,ウミ+カワアイサ,トビ,キジ,オオバン,セグロ+オオセグロカモメ,ウミネコ,キジバト,ヤマ+カワセミ,コゲラ,ハク+セグロセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ジョウビタキ,イソヒヨドリ,ツグミ,ウグイス,キクイタダキ,シジュウカラ,ホオジロ,アオジ,カワラヒワ,ベニマシコ,スズメ,ムクドリ,カケス,ハシボソ+ハシブトガラス.以上53種

小川駒
[3/2 オガワコマドリ] 井上H
お堀端探鳥会の帰りに 皆に勧められて綱島に行って来ました。
3時過ぎに現地に到着しましたが、この日の登場は4時から30分間でした。
日が暮れ始め寒くなった川岸で20〜30人程の人達の見守る中で 健気に見せ場を 作ってくれている様でした。
彼のサービス精神には感謝しましたが、取り囲んでいる人々はオガワコマドリ だけが"鳥"、"生き物"と考えているかの様で 周囲に姿を見せているムクドリ, キジバト,ハクセキレイ、川に浮かんぶカルガモ,カイツブリ、岸辺で喧嘩を しているカワウとハシブトガラス、葦原で何かを狙っている大きなクロネコには 全く無関心の様子でした。
お昼の"ミニ探鳥会"では通りすがりの方達に「カラスが小枝をくわえています。 巣作りが始まったのです。スズメがペアを組んでいます。 オス、メスの表情をプロミナーで見てみましょう。カモ達が羽繕いをして...」 等とお話をしていたのに 専門家になると こんなになってしまうのかと  違和感を感じてしまいました。

[3/25-27 根室探鳥] 大場 氷結した風連湖上に車で乗りつけて見た1500羽(高田さん観察)程のオオワシとオジロワシの大群は、 実に素晴らしい眺めでした。 その他、多数のコオリガモ・シノリガモなど三日間で40種観察することが出来ました。
一方、ベニヒワ・ユキホオジロ等の小鳥やチシマウガラスは今年は見掛けないそうです。シマフクロウも見れませんでした。
冬の北海道ならではの鳥をもう少し多く見たかったので少し心残りですが、高田さんのガイドのお蔭で冬の道東を堪能する事が出来ました。 (2/27大場)

[2/27 東村山の八国山] 奥村
先々週、東村山の八国山にミヤマホオジロが今年も来ていないかと出かけましたが、空振りでした。出会った人に聞いてみましたが今年は来ていないようです。
ルリビタキを餌付けして撮っている人がいたので、隣で一歩下がって撮らせてもらいました。

[上海の鳥] 真柳
上海へ2週間の出張中、1日だけ自由な時間があり、上海動物園と上海植物園で探鳥ました。 当日は生憎、雪が降りしきり、傘を差しながらの探鳥でしたので、結果は下記の26種に止まりました。 初見種はありませんでしたが、コイカルの60を超える群は日本では見られないものでした。
私は欲張って、動物園と植物園の両方を回りましたが、どちらか一方ということであれば、動物園だけ でも十分かと思います。植物園は樹齢がまだ若く、シンガポール植物園のように多くの鳥を支えるに 至っていません。とは申しましても鳥影を見かけない上海市内では、共青森林公園と並ぶ貴重な探鳥 スポットであることには変わりませんが。 なお、冬季動物園へ行かれる方は、ガンカモについては初列風切の有無を良くご確認下さい。さもないと、アカツクシガモ、サカツラガン等を出してしまいます。呵々。(2/25)
カイツブリ,ゴイサギ,コサギ,マガモ,コガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,イソシギ,キジバト,カノコバト,ハクセキレイ,シロガシラ,ルリビタキ,クロウタドリ,シロハラ,ツグミ,ダルマエナガ,カラフトムシクイ,エナガ,シジュウカラ,アトリ.コイカル,スズメ,オナガ

[2/22 皇居周辺の鳥] 井上H
毎週木曜 昼時(12:15-45)の馬場先濠での探鳥会を続けています。 常連のカワアイサ♂1は姿を消しましたが ミコアイサは♂1♀2で お客様を喜ばせて呉れています。ハシビロ、カル、キンクロ、カワウ、 カイツブリ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ハクセキレイ他普通の鳥達が 何気なく顔を見せてくれます。最近はオオタカが ほぼ毎回出現しています。 (今日は出なかったのですが 日比谷濠には一面に 白い羽毛が浮かんでいました。 カモメかハトが襲われたのでしょう)
昨日 北の丸公園で キセキレイが姿を見せました。本年初認です。  蝋梅は盛りを過ぎましたが 紅、白梅ともに咲き出し 寒桜、冬桜、十月桜も揃い "もう春ですネ"の感じです。

[2/11-12 出雲地方に鳥見]
バードライフの関係で出雲地方に鳥見に行って参りました。
高円宮妃殿下にご参加いただき、現地では出雲大社の宮司ご一家にご案内いた だきました。宮司はご自身が熱心なバードウオッチャ−でバードライフのスポンサーでもあります。他に大宰府天満宮、四国の金毘羅様の宮司ご夫妻や、欧米からも6人が加わり、そのうちの一人はインフルエンザの特効薬「タミフル」で受けに入っているスイス・ロシュ社のオーナー(現在80歳ですが12歳の時からBWをしていたとのこと)や英国で所有している牧場内だけで200種を見たという方々が参加した珍しい探鳥旅行でした。 
鳥は全部で48種で、ナベヅルが1羽だけコハクチョウの群に混じっていたのが不思議でした。他にはマガンが千羽ほどと、ツクシガモ3羽などでした。  (2/14 上野)

[佐渡の探鳥] 近辻K
2/6の探鳥は5種類のカイツブリ類がでました。
カンムリリ・アカエリ・ミミ・ハジロ・カイツブリと。特にミミカイツブリは50羽位いました。 他はアビとコチョウゲンボが今年初めてでした。(近辻♂♀)
毎日、探鳥に出かけています。昨日はクロサギ、今日はオオバンと 地味でいい鳥に出会っています。
カンムリカイツブリ・カイツブリ・マガン・ヒシクイ・マガモ・カルガモ・ハシビロガモ・コガモ・ヨシガモ・オナガガモ・ヒドリガモ・ホシハジロ・ホオジロガモ・スズガモ・シノリガモ・ミコアイサ・ウミアイサ・カワイサくらいなら毎日見られます。
(1/30 近辻♂♀)

[1/29 三浦半島の鳥] 真柳
三浦半島南部を歩いてきました。風もなく、暖かな日差しを楽しみました。
(コース)油壺7:10==>小網代==>黒崎の鼻==>小松ヶ池==>三浦海岸14:15
(観察リスト)ミミカイツブリ、カンムリカイツブリ、ウミウ、コサギ、アオサギ、マガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ミサゴ、トビ、ノスリ、コジュケイ、イソシギ、ユリカモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ウミネコ、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、アカハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 以上40種

[1/18 皇居周辺の鳥] 井上H
馬場先濠と日比谷濠には毎週木曜日の昼に通りがかりの方を対象に「お昼休みのミニミニ野鳥ウオッチング」 を開催して居ります。 毎回 野鳥の専門家も加わり 解説などをしてくれます。  小生もボランティアで なるべく毎回行くようにして居ります。
先週(1/12)は 日比谷濠でミコアイサ♂1♀3、馬場先濠に カワアイサ♂1(3年ほど連続で来ている様で 人を少しも恐れず標準レンズでも充分アップ撮影が出来る程です)
お濠には 常連の キンクロ、ハシビロガモ、カルガモ、ユリカモメ、セグロカモメ、コサギ、アオサギ、ゴイサギ(ホシゴイ)、そして 皇居の上で オオタカが カラスに追いかけられていました。
年末に皇居を一周した際には 例年オシドリが集合する平川濠には♂1♀3が陸上で いるだけでしたが 半蔵濠にはオスを中心に30羽ほど集まっていました。
乾濠には ヨシガモ、ヒドリガモ 北の丸公園裏の牛ヶ淵には オカヨシガモ、そ の他 マガモ、コガモは小群で移動しているようで、大手濠にホシハジロが1羽いました。 ノスリ(幼鳥で  カラスにいじめられていました)
カワセミ なども顔を出しますが 今年は ジョウビタキ、シメなど冬の小鳥類が未だ来ておりません。
お濠の近くにいらしたら新有楽町ビルの1階にある「丸の内さえずり館」にも 是非お立ち寄り下 さい。小生も月曜日を中心に 顔を出して居ります。(1/18井上H)

[1/18 佐渡のコクガンほか] 近辻
先日、ガンカモ類の一斉調査の折、佐藤先生一群に出会いました。その第一声が 「今日は面白い事があった。ハンターがマガモを打ち落としたが、バカ犬が獲物を 見つける前にノスリに見つかり、そこにトビもきてにぎやかに宴会をしているところ に出くわした。残した頭の部分を持って帰りたかったが若い人たちに止められて あきらめた。それにしても、あほなハンター」とカンラカンラと愉快そうに笑っていました。

[1/17 不忍池のコスズガモ] 大場
カメラと双眼鏡を持って会社に行き、昼休みを長めにして不忍池へ行ってきました。 ボート乗り場と対岸の間に見付けました。逆光でしたが近くに来たので大きく撮れました。
キンクロハジロの群に混ざっていましたが、岸から5−6mほどの近さの所に居たのですぐ分かりました。 背中の白斑がなかなか綺麗で、カメラを持っていれば良い写真が撮れたところでした。(1/17上野)

[1/17 善福寺池の小白鳥] 谷口♀
コハクチョウ、昨日10:50、声がするので高司が店から外へ出てみると東の空に向かって 鳴きながら飛んでいたそうです。
「さすがコハクチョウ、井草八幡に表敬訪問してから旅立ったか!」とか高司が誉めて たにもかかわらず、何と!午後には善福寺池に戻っていたそうです。あららら。 やっぱり居ついちゃうんだろうか。  (1/17谷口R)
善福寺公園のコハクチョウは、とんでもない餌やりモードに突入していて、パン一斤投げのあとは、カレーパン・マックの売れ残りバーガーおむすびと…まるで廃棄食品の「不法投棄」のようと連日パトロール中の西村支部長から目撃のたびに怒りのお電話。
「餌を求めて…」という報道ですぐ「餌をあげなきゃ!」と思うのでしょうが…この春、汚泥が溜まって 善福寺池が死の池にならなければ良いと願うばかり。 (1/16谷口R)

[1/11 石神井公園のオジロビタキ] 石川たにし
きのう石神井公園に行って3時間ほど粘ったのですが残念〜。
今日また行ってきました。お天気も良く、暖かでオジロビタキも浮かれて出てきました。 誰かがえさ(ミルウォーム)を撒いているようです。
勢いに乗ってボート池の反対側でカラムクドリも見てしまいました。
さらに余勢をかって、善福寺に足をのばし、コハクチョウを見てきました。

[谷口りつこさんからの鳥情報]
1)コハクチョウ : 成鳥5羽、幼鳥1羽 善福寺公園
 1月6日の夕方から来ているとのことで、テレビのニュースでも報道されたそうです。
2)カワアイサ・ミコアイサ : 皇居、馬場外堀
3)オジロビタキ : 石神井公園
  (1/9上野受)

[1/9 石神井公園] 真柳
朝、石神井公園を一回りしてきました。
タシギ=水辺観察園。しばらく羽繕いをした後、休息に入りました。
ヤマシギ=公園近くの林。歩いていたら足元から飛び出しました。
[今朝のバズーカ隊]
ロニヨンの西の柿の木=カラムク狙い。6門。
記念庭園と池との間の丘の上の広場=ヒタキ狙いでしょうね、多分。4門。
水辺観察園=カワセミ狙いではなかったようです。3門。
ヒタキは私も見たかったのですが、バズーカに恐れをなしてパスしました。 タイで散々見たし。
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