漢字コンソールと jman

2000.08.06

 UNIX で 日本語を使うには通常は X Window を使うのだが、ここでは コンソール画面に漢字を 表示する方法を紹介する。ここでは漢字コンソールとマニュアルシステムの日本語版 jman をインストールする。

パッケージ

 root でログインして /stand/sysinstall で設定メニューを呼び出す。 設定メニューから 「Configure」→「Packages」を選択する。 メディアとして CD/DVD を選び、ジャンルは japanese を選択する。 以下の3つのパッケージを選択して インストールする。

ja-kon2-16dot-0.3
ja-man-1.1J_0.5
ja-man-doc-5.0

環境変数

 漢字コンソールはそのままでも動作するが、jman は 環境変数を設定しないと、 日本語表示をしないただの man である。 なお、root の環境変数は変更しない。 なぜなら環境変数を変えるとツールによってはうまく動作しない場合があり、 root で作業するとき支障がでる可能性があるためである。 設定する環境変数は以下の2つである。


PAGER jless
LANG ja_JP.eucJP

LANG の設定として ja_JP.EUC というのもある。 これは旧い規格であるが、互換性のためこちらも受け付けるツールが多いようである。

shell がcsh の場合は .cshrc を編集する。 PAGER を more から jless に変更して LANG の設定を追加する。 以下の二行が関係する行である。

setenv PAGER jless
setenv LANG ja_JP.eucJP

.cshrc の編集が終わったら、いったんログオフして再度ログインする。

実行

kon と入力して 漢字コンソールを起動する。フォントが変わるのが判る。

jman jman と入力すると漢字で解説が表示される。 スペースで改ページ、q で終了である。

less の詳しい使用方法については、jman less として調べてください。

漢字コンソールからは exit で抜けます。


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