ユーザー登録

2000.08.04

インストールした直後はユーザーは root だけである。 これではなにかと不便なので、常用するユーザーアカウントを作成する。

設定メニューからの登録

root でログイン後、 /stand/sysinstall と入力するとインストール時に使用したのと、 同じ設定メニューが立ち上がる。この設定メニューで各種の設定を行う。

ユーザー登録画面は「Configure」→「User Mangment」→「User」選択することに よって開くことができる。

この画面で ユーザーID と パスワードは必須項目である。 この画面には 使用する shell を指定する場所がある。デフォルトでは /bin/sh であるが、 私は /bin/csh に変更した。各 shell の違いなどは全く判らないのだが、とりあえず root の shell と同じものを指定することにした。

スクリプトによる登録

設定メニューを使わない場合は、adduser と入力してユーザーを作成する。会話形式で設定 項目を順番に尋ねてくるので、必要な項目を入力する。ユーザーID 以外はデフォルトの ままでよく、そのまま enter を押すことが多い。あと shell を尋ねられたとき、 sh 以外の shell を使う場合は shell を指定する必要がある。

ユーザー削除

ユーザーを削除するには rmuser と入力する。 削除したい ユーザーID を尋ねてくるので、入力する。その後いくつか質問してくるので、 それに答える。大概は Enter でよい筈である。

スーバーユーザー

 ユーザーの中でも root と同じ権限を持つユーザーをスーパーユーザーと呼ぶ。 FreeBSD では wheel グループに属するユーザーがスーパーユーザーになる。

 グループに登録するには /etc/group ファイルを編集する。 最初から使えるエディタとしては、ee と vi があるが、初心者は ee の方が解りやすいだろう。
ファイルを開くと

wheel:*:0:root

という行があるので、これにユーザーを追加する。例えば user1 を追加する場合。

wheel:*:0:root,user1 というように変更する。

 スーパーユーザーはログインした当初は普通の権限であるが su コマンドを入力することによりスーバーユーザーモードに移行する。 この時、プロンプトが root と同じになるので、モードの変更が判る。 一般ユーザーモードに戻るには exit を入力する。


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