6 終わりに

オルガさんともお別れ
フレガット号を下船する前、
オルガさんと写真を撮りました。
オルガさんありがとう!
オルガさんともお別れ
 今回の調査で私は、先祖林蔵が間宮海峡を訪れて以来188年振りに間宮海峡を訪問する事ができました。第二次世界大戦後、東西二つの世界の確立によって樺太は最も近く、最も遠い国となりました。時代の流れは急速に変化し、私たちは隣国ロシアとの新しい関係を築く時代、友好の時代を迎えました。今回の調査は、日本とロシアの友好の第一歩として行われた画期的な民間交流です。
 この調査を企画実施して頂いた稚内間宮林蔵顕彰会会長田上俊三氏他、稚内間宮林蔵顕彰会の皆さん、並びに調査団事務局長として大変ご苦労頂いた岡谷繁道稚内日露親善協会会長(稚内市議会議員)に心よりお礼申し上げます。また、シューピンサハリン州郷土博物館副館長、通訳をして頂いたワレリー氏、ゾーヤさんを初めとするルポロボ村の人々に深くお礼申し上げます。そのほかフレガット号の乗員の皆さん、稚内市の皆さん、新聞社各社の皆さんには、大変お世話になりました。ありがとうございました。
 これを機に、より活発な日ロ、特にサハリンとの経済交流が始まる事を心より希望したいと思います。そして、近いうちに再びサハリンを訪れ、今回不十分であった調査を行うとともに、お世話になった皆さんと再会したいと思っております。

平成8年8月

間 宮 正 孝



参考文献

※印の間宮林蔵の報告書は、間宮林蔵記念館に複製されているものを参考にしました。


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