活動日誌


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10月27日 バーストで増光した「ホームズ彗星」を見た

10月25日のアストロアーツのニュースで、10月23日に「ホームズ彗星」が大バーストを起こし、25日には、2等級まで急激に増光した事を知りました。久々の天文のイベントに心躍りました。

しかし、南海上に停滞する前線の雲で、雨と曇りの日が2日続き、晴れる日を心待ちにしていました。
全国の天文ファンの心が通じたかのように、突然南海上に発生した台風が、日本の南海上を駆け抜け、27日夜ついに晴れをもたらしてくれました。

19時過ぎに老犬との散歩に出て、真っ先に彗星の位置付近を見てみました。
ちょうど東には、満月が煌々と輝いていましたが、強い北風のため、空が澄んでいて、3等級の恒星くらいまで楽に見えていました。
彗星の位置は、前もって記憶しておいたので、ペルセウス座のα星の近くに見えているはずと思い、目をこらしてみるとそれらしき星(彗星)が見えました。
恒星のように瞬いていないので、それが彗星だろうと推定しながら、犬との散歩を終えました。

自宅に帰り、再度、彗星の位置を示した画像を見て、双眼鏡を片手に急いで外に出ました。
すると、F家の皆さんが、満月を見に出てきていましたので、さっそくホームズ彗星の増光のことを教え、肉眼で見てもらいました。
ほぼ皆さんが肉眼で見る事が出来ました。私の推定では、ペルセのα星と比較して3等級以上で2等級以下の明るさがあったと思います。

続いて、双眼鏡で見てみました。双眼鏡の倍率は7倍ですが、肉眼よりはるかに明るく見えるので、彗星の核と回りに広がるコマとが円盤状に見えました。

F家の友人さんがいらしたので、双眼鏡を渡して、一番に見てもらいました。
双眼鏡で星を見るのは初めてとのことで、まず沢山の星が見えている事に驚かれていました。
それで彗星の位置を説明して、そちらの方を見てもらいました。双眼鏡で見る感覚に慣れていないので、なかなか彗星を視野に入れるのに苦労していましたが、しばらくして円盤状の彗星を見つけ、感激していました。
ついでに、満月も見てもらいました。「こんなに模様があるなんて...」と、しばらく見入っていました。

F家の皆さんも、次々に双眼鏡で彗星を見ていました。

しばらくして、人工衛星が通過していくのが見えました。友人さんに、あれが人工衛生ですと説明し、ゆっくりとした動きを見ていましたが、太陽光の届かない影に入って見えなくなりました。

この時期で、この時間なら、アンドロメダの星雲と、昴が見えてるはずと思い、アンドロメダの星雲を探すと天頂付近で、見るには首が痛いので、昴を探しました。

昴は、満月の東(下)側に見えていました。
またもや最初に友人さんに見てもらいました。再び、歌に出てくる昴で、今も新し星が生まれている場所です、と説明しました
友人さんは、私の乗っている車もスバルですと言って、周りの笑いを誘い、スバル車の星のマークの意味を理解出来たと喜んでいました。

そうこうして、21時を過ぎ、楽しい臨時観測会を終わりました。


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