活動日誌


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2月13日 冬のよく晴れた日はカノープスを見よう

今日は、朝から雲一つない晴天で、冬特有の真っ青な青空がどこまでも広がっていた。

前日の凍える冬から、春に一気にジャンプしたような柔らかな気温にさそわれて、近所の山に春の散策に出かけたが、お目当ての梅は蕾のままで、少しだけ膨らんだ蕾の先端から薄赤の花びららしき部分がのぞいていた。

夜になっても、いつもなら北風に乗って気まぐれに通り過ぎる冬雲が、全く姿を見せず、犬の散歩時には、南の空に冬の大三角が残り少ない冬を表すかのように、少し西に傾きながら輝いていた。

散歩を終えて自宅に戻りテレビを見たが、今回の冬のオリンピックでは、気まぐれな勝利の女神は日本選手には寄り付かないようで、頑張っているがゆえに可哀想でスッチを切り、カメラを持って外に出た。

今夜の撮影対象は、南天低くに密やかに輝くカノープスで、約一年ぶりの撮影となる。
いつもの撮影場所は道路脇のため、引っ切り無しに通る車のライトが邪魔をするので、少し場所を変えて、川横の水面すれすれにある花壇に降りた。降りてみると、思っていたよりも視線が下がって、カノープスが遠くの建物の陰に隠れてしまうので、さらに移動して適当な場所を探した。

久しぶりのマニュアル設定での撮影だったので、絞りのセット方法を忘れていて、自宅にマニュアルを見に帰る等のドタバタがあったが、20時40分頃から撮影を開始した。カメラの撮影位置を固定し、5分間隔で撮影することで、カノープスの軌跡を追いかける予定だった。

が、数コマ撮影後、液晶にて画像を拡大して確認してみると、何やらピントが甘い。私の視力が以前と変わってしまっているようで、ファインダーのピント補正が上手くいっていない。困った。
と、さらなる不運が訪れた。
ずっとイヤホーンから流れていた歌が突然止まった。確かめるとiPodの表示が固まっている。どこを触っても反応が無く、強制的にリセットしてみるが、リセット不可。
思えばiPod購入後約1年、これまで幾度となく落下させ、そのたびに大事に扱うように大いに反省したが、今夜も階段で落として、iPodは悲鳴を上げながら数段階段を転げ落ちた。これが命取りだったのか。
慌ててカメラを片付け、自宅に帰った。

落ち着いて考えてみた。
iPodのリセットキーを間違えている可能性もある。Appleのサイトで調べてみた。
やはり間違えていた。
「メニュー」と「選択」ホタンを同時に押して無事リセット成功。
iPodは何事も無かったかのように音楽を吐き出した。私の方も「ほっと」ため息を吐いた。

次は、カメラのファインダーのピント補正をすることにした。
とりあえず、視力が抜群に良いえみさんに救援メールを発信した。
ほどなくえみさんが駆けつけて来てくれた。たつや副会長も遅れてやって来た。

エプロン姿のえみさんは「チョコレートを作っていたところで...」と、急いでいる様子。
すぐにカメラを三脚に載せ、えみさんの目で遠くの景色にピントを合わせてもらい、私の目でピントが合うようにピント補正ダイヤルを回す。
極めて簡単にピント補正は終わった。
そして、再度撮影ポイントに戻って沈みかけているカノープスを撮影して、ピントが合っていることを確認した。

その後、えみさんは早々に帰り、夜が更けるまで、たつや副会長とのギター談議に花を咲かせた。

カノープス



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