活動日誌


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10月6日 中秋の名月を見よう

先日から天気予報を見ると、紀伊半島の南遠くを台風が通る影響で、10月6日の予報は「曇り」とのこと。
でも、雲があっても隙間から月が顔を出してくれるのではと、淡い期待を抱いて「中秋の名月観望会」は、絶対開催しようと心に決めていました。

ずっと前、掲示板に観望会に参加したいと書いていた「りえ」さんを、何度も観望会に誘いながら、その度に天気が悪かったり、その他のもろもろの事情があったり、いずれの観望会もあえなく中止となって、りえさんには申し訳ない状態だったので、今回は月の観望は無理でも、会員との顔合わせだけでも実現させようと、たつや副会長、えみさん、私、共に同じ強い思いを持って今日を待っていました。

当日、早めに、りえさんに観望会開催のメールを送り、参加しますとの返事をもらったので、会員に20時30分集合のメールを送りました。

皆の強い思いは天に通じたようで、前日の天気予報を覆して午前中は曇り、北風が強く厚い雲は駆け足で南に流れて行きます。昼頃には雲が切れ始め、夕方になると雲間から満月も時々顔を見せるようになりました。
夕方外に出ていたけいこさんと出会って、「晴れてきたね」と言葉を交わし観望会への期待に胸を膨らませました。

夕食後、犬との散歩もそこそこに、自宅前の集合場所を整理して皆の座れる場所を作り、空模様を見ながら、突然の雨でも気にならないお手軽な天体望遠鏡を設置しました。
相変わらず空を覆った雲が、北から南へ追い立てられるように流れて行きます。

時々気まぐれに顔を出す満月に焦点を合わせ、まぶしい宝石のような明るさと、薄墨を流したような雲の悪戯を十分に堪能して、一度家に入り、宮内の双眼鏡も持ち出し、久しぶりに夜風に当てました。(双眼鏡で見る月の立体感は格別の感があります)
再び時間が早かったので家に入りました。

中秋の名月と雲

「こんばんは」と、えみさんの声がしました。
先日から再版制作に取りかかっていた、オリジナル音楽CDを仕上げて持って来てくれました。りえさんへの土産にする予定でしたので、これで一安心。
外に出てみると、すでに、かなこさんが望遠鏡を覗いて歓声を上げていました。月の美しさにではなく、足元をバクに舐められて、くすぐったさと冷たさによるものでした。

突然私の携帯が鳴りました。りえさんからの連絡でした。どうやら集合場所近くまで来て迷っている様子でしたので、行動力のあるえみさんが案内役をかって出て、脱兎のごとくりえさんのもとに走っていきました。
同じ頃に、けいこさんも来てくれました。

車を駐車し、降りて来たりえさんとは初対面でしたが、何度かメールを交わしていたので、すでに仲間意識が出来上がっていて、普通に接することが出来ました。

ちさこさん、ともこさん、ひろこさん、としこさんも集まって来て、お茶とお菓子を用意し、「中秋の名月観望会」は始まりました。
でも、一人足りません。肝心な会の仕切り役、たつや副会長が用事で来れなくなったことは、非常に残念でした。

今日の主賓のりえさんに、雲から顔を出すタイミングで、望遠鏡と双眼鏡で月を十分に堪能してもらい、恒例の喫茶店「オリオン」を開店しました。
話題の中心には、もちろん、りえさんがいました。

中秋の名月観望会の様子中秋の名月観望会の様子2

私は、りえさんの掲示板の書き込みやメールのやり取りの中で、当初、もし未成年の女性だったらどうしようと不安に思っていたことを素直に話しました。
えみさんも、文体から推定した、りえさんのプロファイル(中2が高2の子では?)を公表して、笑いを誘っていました。

りえさんは、高校生の時に天文部に所属していて、星の大好きな少女だったそうです。
今も星好きは変わらず、いつか自分で天体写真を撮ってみたいとも思っているとのことでした。

で、慌ててデジタル一眼を用意し、満月を撮影することにしました。
天体の撮影は久しぶりのことで、三脚を据えてカメラをセット、撮影をマニュアルに変えて、レリーズを付けて、ズームを最大(135mm)で、ISOを100に落とす。
シャッター速度は判らないので、1/30.....1/200 と何枚も撮ってみて、海が映っている1/200に決める。
一枚撮って、りえさんに見てもらい、撮影の雰囲気を感じてもらいました。

しかし、私の老眼ではピントが甘いので、視力の良いえみさんと撮影を交代。
雲の合間を狙って、数枚撮ってもらいました。

中秋の名月emi

楽しい時間はいつの間にか過ぎて、時計を見ると22時、そろそろ終了しようと思っていた頃、たつや副会長から、もうすぐ帰って来れそうとの連絡が入ったので、しばらく待つことにしました。
しかし、その後の連絡が取れなくなったので、りえさんに同好会一番の芸人を紹介出来ないことは心残りでしたが、「中秋の名月観望会」を終わることにしました。

次回の観望会は「ふたご座流星群」の極大日を予定しています。
天気が良くて、たくさん流星が流れたら最高なんですが...。

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