活動日誌


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12月1日 秋写真について

恒例の、「季節写真」の撮影ご苦労様でした。

今回のテーマは「秋」でしたが、秋は撮影対象が沢山あるので、どれを撮ろうかと迷ったことと思います。
でも、皆さん一様に、秋と言えば「紅葉」等の「色」で季節感を表現できると考えられたようで、カラフルな写真が多数あり、いずれも良い感じの写真でしたので選択に苦労しました。

では、これまた恒例の、私の好き勝手な感想と評価を書いてみます。

えみさんの秋写真

えみさんの写真は、太陽光の使い方が非常に巧いと思います。
青空と雲と、透けて見える桜の紅葉の赤が、さわやかな秋を感じさせます。
夕方の絹雲は、薄く柔らかく、かき混ぜると青空に溶け込んでいくようです。
小春日和のような昼間の公園の写真は、イチョウの葉の向こうにある自転車に不思議な存在感があり、午後の黄色の日差しと相まって、人の暖かさを、見事に表現していると思います。
総合評価は100点です。

F家の皆さんの秋写真

赤い柿実の上に、さりげなく置かれたカエデの葉っぱは、どことなく寂しそうですし、日向ぼっこをしている猫も、日のあたる時を惜しんでいるようで、物悲しい秋ですね。
一つだけ残った黄色い枯れ葉は、いずれ風に運ばれて旅立っていくのでしょうが、もう少しだけそこに留まっていて欲しいと、思わず願ってしまいました。
お寺のイチョウの木は、黄色く色付くのが遅かったようで、やや黄色が薄いのが残念です。でも、遠くの工場の塔との対比が面白いです。
表現がユニークでとっても良いと思いますが、猫さんの写真のピントが手ぶれで甘いので、総合評価は90点です。

たつや副会長の秋写真

和歌山城の紅葉溪(もみじだに)へ出向いての撮影とのことで、紅葉を対象とした写真ですが、「総天然色」(遠い昔にカラー映画のことをそう呼んでいた)に圧倒されました。
いずれの写真も、意図したことが、構図に素直に出ていると思います。
紅葉の写真を見ていると、赤色を表現する言葉の少なさに気がつきました。「赤くてきれい」としか言えないことがもどかしいです。
私は、石垣の横の落ち葉が積もる小道の写真が、これから進んでいく道を指し示しているようで、とても好きです。
総合評価は、もちろん100点です。

としこさんの秋写真

晩秋の「和歌の浦」を撮った写真ですが、トワエ・モアが歌っていた「誰もいない海」が口ずさみたくなる写真です。
大勢の若者が夏を楽しんでいた砂浜に、「♪今は もう秋 誰もいない海...♪」、ポツンと置かれた荷物が人の気配を感じさせるだけで、後は、風景が、静かに季節の移ろいの中に溶け込んでいます。
組み写真にして初めて味の出る渋い写真ですね。
総合評価は、もう少し光が欲しいと思うので90点です。

鉄工所の親方さんの秋写真

イチョウの葉の「黄色」、桜の葉の「橙色」、楓の「赤色」が、お見事です。
滑り台やジャングルジムの遊具が、さりげなく写っているのは、昔、かなり写真に凝っていた証かな。さすがだと思います。遊具の存在が写真を引き締めています。
昔の腕前、今でも健在ですね。100満点です。

私(masakazu)の秋写真

「コスモス」「南天」「はぜ」の写真です。
色を強く出したかったので、良く晴れた昼間の光の下で撮りました。
(さらにデジタル暗室処理で色を濃くしたことは、ナイショです)

えみさんが私の写真を評価してくれましたので、以下に書きます。

赤南天の葉の一枚一枚のグラデーションが、今にも風に揺られて踊り出しそうな、そんなワクワクした気分にさせられます。きっと紅葉はダンスをしながら落ち葉になっていくんですね。
それと同じ様な雰囲気なのが、青空の舞台で真っ赤に揺れるハゼの葉達。光と影とバランスが私にはステンドグラスのように見えます。山際に居てもその姿ははっきりと目に映ります。
コスモスの一人舞台は会長ならではの作品ですね。精一杯花弁を広げて光に向かって、風景写真が多い今回の作品群の中で、一際目をひく存在感が私は好きです。
もちろん会長作品も優しさ溢れる100点満点です☆



次回は「冬写真」です。
秋と違って、冬は表現が難しそうですね。知恵を絞って傑作を撮って下さい。


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