活動日誌


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11月12/13日 おうし座流星群(北群)観測

今年のおうし座流星群は活発で、出現数は他の有名な流星群には遠く及びませんが、比較的に明るい流星(火球)が多く、私も運良く数個の明るい流星を見ています。

先日の8日18時45分頃に、偶然に見た流星は、とても印象的なものでした。
その流星は出現高度が低く、遠くの和泉山脈のすぐ上をほぼ水平に流れたのですが、ロケットのように光の尾を引いてゆっくり流れる様子に、一瞬我を忘れて消えていった先を見つめて固まっていました。
翌日、火球ネットワークの掲示板を書き込みを見て、その流星が関東方面の上空を通過したものと分かったときは、二度目の驚きと感動が体を駆け巡りました。

で、その興奮状態を保ったまま、えみさんにメールで、その流星のことを報告をしたところ、私の興奮状態がえみさんにも伝染したみたいで、是非とも流星が見たいとの熱い思いの返事が返って来ました。
その時の話の流れから、おうし座流星群の北群の極大が12日なので、その日に皆で流星観測をすることが決まりました。

その当日、12日は絶好の観測日和で、夜空には雲一つ無く透明度も高く、半月の月明かりも邪魔に感じない状態でした。

日課の夕食後の犬との散歩を終え、防寒対策を整え、20時頃から一人で空を見上げていましたが、流星は全く流れません。今日はダメかなと弱気になって部屋に戻り、ネット上の流星の電波観測を見てみました。電波観測では流星の明るさは全く分かりませんが、10分間に3個程は流れている様子でした。

気を取り直して再び外に出てみると、たつや副会長とえみさんが家の前で待っていました。
しばらくして、ちさこさんが薄着でやって来ましたが、翌日の用事にさしつかえるとのことで早々に帰りました。
風が強くなって一段と寒さが増してきたので、風が弱い場所を探してあちこち移動してみましたが、結局は、我が家の庭先が一番風が避けられるようで、ここに椅子を並べて腰を落ち着けることにしました。

それから、三人で話をしながら夜空をずっと見ていましたが、全く流星は出現しません。その内に話の方に夢中になって、空を見る方がおろそかになって来ました。
話題は、先日作った音楽CD「ほしぞら」の曲や、現在進行中の音楽CD「道」に入れる曲のことでした。
えみさんはiPodに入れてあるオリジナル曲を聴きながら、今出来上がっている曲は、「ほしぞら」に入っている曲よりも格段に進歩していると、感慨深い様子で語っていました。

思えば昨年のこと、ペルセウス流星群観測後に感想として書いてもらった、えみさんの詩がとても素晴らしく、それに習って、皆に詩を書いてもらい此処に掲載しました。その皆の詩が基になってオリジナル曲が作られ「ほしぞら」が出来上がったのですから、流星観測は、同好会と音楽グループ「星好」の原点と言えるでしょう。

時計を見ると、いつの間にか23時45分でした。相変わらず流星は、見える場所を流れてくれません。
たとえ今回は流星が見られなくても、熱く語り合い、皆の気持ちが一つになれたことで充分だと自分に言い聞かせ「そろそろ終わりにしましょうか」と声をかけました。

それからさらに30分、名残惜しく夜空を眺めていましたが、次回の獅子座流星群の観測予定を決めて、今日の観測会を終わることにしました。
帰り際、たつや副会長が、この時間なら獅子座が東から上がって来いるのではないかと、東側が開けている近くの公園へ向かったので、一緒に公園まで行きました。

東の空には双子座の下の方に土星が輝いていましたが、獅子座はまだ上がって来ていませんでした。
視線を北に向けると、タイミング良くカシオペアの東側を流星が流れました。おうし座流星群の流星で、明るさは1等級程でした。
えみさんも見た様子で喜んでいましたが、たつや副会長は見逃した様子で残念がっていました。
数分後、たつや副会長とえみさんが「流れた」と同時に声を上げました。天頂付近から東へ流れたようで、これも間違いなくおうし座流星群の流星でした。

今日の流星観測は、粘り勝ちだなと思い、時計を見ると24時半を回って日付が変わっていました。


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11月4/5日 おうし座流星群(南群)観測

金曜日の夜は、皆で星見茶話会を楽しむことが定例化していたのですが、この日は、としこさんが運動用にと購入したフラフープが皆を引きつけて、星を見る方へは気持ちが向かなかったようでした。
接近中の火星も、大気の状態が思わしくなく、望遠鏡で見ると水中の火星を覗いているような感じで、全くダメでした。

定例会を終えて、パソコンに向かい、何気なく流星情報を見ると「おうし座流星群」が活発とのこと。ここ数日は悪天候で全く流星観測が出来ていなかったので、慌てて用意を整え、一人外に飛び出しました。

観測場所に着いて時計を見ると24時30分でした。天頂には昴が瞬いていて、その少し西には-2等級の明るい火星が橙色に輝いていました。
今日は昼間暖かったため、大気中の水分が多くて空の透明度が低く、天頂付近で最微光星は3等級程度でした。

いつもの様にiPodから聞こえてくるお好みの音楽に浸りながら、寝そべって夜空を見ていると、自分が宇宙と一体化していくような不思議な感覚がしてきます。流星は見られなくても、その感覚を味わえるだけで幸せなことです。

ボーッと天頂付近を見ていると、突然、明るい流星が流れました。
深夜で近所迷惑なので、忍者のよう隠密行動中だったのですが、思わず「オオー」と声を上げてしまいました。
昴と火星の間を北に向かって、列車が進むようにゆっくりと、力強く流れていきました。
明るさも色も火星と同じような感じでした。

その後、2個の散在流星を見ましたが、残念ながら雲が広がってきたので、久しぶりの流星観測を終えました。
終了時刻は1時でしたので、30分程見ていたことになります。

10月末から、「おうし座流星群」の火球が出現していたので、密かに期待していたのですが、準火球クラスとはいえ明るい流星が見られたので大満足でした。


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